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 「うち、恋とか好きとかよーわからんのや。子どもなんかな?」(佐倉蜜柑)

 恋愛模様、棗→蜜柑←流架……だけど棗と流架は親友で……という所まで描かれて、いよいよ当事者の蜜柑が恋愛感情に目覚め始めるさわりが描かれ始めましたよ。
 ◇

 「蜜柑」

 とついに棗から名前で呼ばれたその一言で、顔の紅潮とドキドキが押さえられなくなる蜜柑ちゃんです。ようやく、ようやく、このニブい娘が何かを感じ始めましたよ。

 されど、この恋愛模様で、一番すばらしいのは、棗と流架の両方の気持ちを知っている&蜜柑の親友というポジションに蛍が配置されてることでしょう。この蛍がね、スペック高すぎ。棗と流架のどちらかを後押しするでもなく、二人の関係がまだ蜜柑を取り合うほどには成熟してないのを見抜いてるようなポジションなんですよ。かつ、親友の蜜柑自身もまだ恋に無自覚なのも考慮して、3人のバランサーになってる感じ。だから、まだ棗と流架の友情を危険にさらしてまで蜜柑の恋愛を先に進めることは無いと考えてるふしがあるんだよね。それゆえに、ラストダンスの相手として、自ら蜜柑を指名して、結果として棗も流架も吹き出して、まだ友情が壊れないで済んでるという。前回のラストの照明を落とすプレーも似たような意図からだし、本当、すごい娘ですよ、今井蛍。ほ……蛍の方も実は本気指名で、百合含む蜜柑をめぐるゴールデントライアングル展開を示唆……とかではないよね?べ、別に見てみたいとか思ってないんだからね!

 ◇

◇今週のピコポイント

・翼先輩・美咲先輩のカプはデフォ

 まだ恋人未満説も僕の中であったのですが、昨年のラストダンスのパートナーだったことが判明。あんまりイチャイチャしてない、こういうクールな関係が、子ども視聴者から見ると本当お兄さんお姉さん的でカッコよく見えるのかもだ。

・恋愛劇の背後で伏線乱舞仕込み

 ざっと上げただけで、「鳴海先生が、蜜柑に手紙を渡すという行為で、アリスの反体制側から一歩行動を踏み出した」、「それに対する、アリスの体制側として、三校長なる存在を提示」、「神野先生のカエルも何かの伏線ギミックのような気がする」などなど。
 この辺りは、残り話数からしてもアニメ版で全部は回収されないんだろうな。原作が進んでから(できれば完結してから)の第2シリーズを希望いたします。

 ◇

 この恋愛模様の中で、やはりスミレはギャグ要因。というかアレだね。真面目に語ると、スミレは恋愛劇に組み込まれるために配置されたキャラじゃなくて、「アリスと普通の人との境界」の方のテーマを語るために配置されたキャラなんだよね。スミレが序盤で見せたアリスとしての特権意識と、棗救済エピソードで見せたその分のアリスとしての責任と矜持、この辺りがラスト近辺で、もう一度使われてくると予想いたしますよ。

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