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 「昇進は無理ナツ!」(ナッツ)

 イケメンお兄さん(ただし中身は謎生物)絶望から立ち直るの巻。
 ◇

 もう、ここ全話、スポットが当たる仲間キャラが皆心に何かを抱えている所を、のぞみの言葉で解き放たれてドリームパワー(あるいは仲間パワー)に開眼するというお話が続いているんですが、それは最後のメイン仲間キャラたるナッツにまで一貫されてました。見よ、この構成美。

 具体的にナッツが抱えていたのは罪悪感。ナイトメア社のピンキーに扮して侵入しちゃおう作戦に騙されてしまって、パルミエ王国の門を開けてしまったために、パルミエ王国崩壊に繋がってしまったことを抱え込んでしまっていたがゆえの、人間(謎生物?)不信。

 ゆえに、今話序盤では人を信用しないナッツがとことん描かれて、何、今年のマスコット2匹目は感じ悪い系?状態だったわけですが、バトルパート突入時に明かされるこの理由により感じ悪いくんから一気に救うべき対象に逆転。ここぞ出番とばかりに、今話までプリキュア4人の心にエネルギーを補填してきたのぞみさんパワーが炸裂します。例によって、該当キャラが心に抱えてるものを一撃で取り払う、そのキャラがもっとも飢餓感をもって欲していた言葉をのぞみさんが口にします。

 「ナッツのせいじゃない!ナッツはちっとも悪くない!」(ドリームさん)

 この一撃で、ここまで他のプリキュアさんに重要感が補填されてきたモード同様、自分を肯定してくれる存在に巡り会えて、ナッツくんの心も浄化モードに。この後のドリームさんとギリンマさんの論戦は見応え十分です。

 「騙される方が悪いんだよ」(ギリンマさん)

 「騙す方が悪いに決まってるじゃない!」(ドリームさん)

 もう、今話のナイトメア社描写で、カワリーノさんが変装してブンビーさんを監視していたように(ピンキーに扮してナッツを騙したのとかけているものと思われる)、ナイトメア社では、目的のための出世競争の中では、騙し騙されが当たり前なんですね。そんな悪い意味で現実に埋没してしまってる大人を風刺しているナイトメア社を相手に炸裂する、ドリームさんの至極純粋な、「騙すのは悪いこと」という子供の正論。夢見る子供VS現実に埋没した大人。カッコいい。

 そして、人間不信に陥っていたナッツに、だけどのぞみの言葉で解放されかかってるナッツにかけられる、

 「ナッツの夢は何?」(ドリームさん)

 今作の是たる、ドリームパワーに開眼。ココの夢とナッツの夢は同じと語られ、「私達が協力するわ」とプリキュア5の皆さんからのご支持も受け、仲間パワーにも開眼。作中の二大是のパワーが揃った所で、昇進がどうこうと言っているギリンマさんに向かって、覚醒したナッツの一言、

 「昇進は無理ナツ!」(ナッツ)

 熱いー!

 目的は昇進という、現実に埋没した大人にガツンと突きつけられる、子供からの否定の言葉。今回カワリーノさんとブンビーさんの会話の場面で、無印〜MaxHeartの「闇」、S☆Sの「滅び」に続く今作の敵サイドのパワーは「絶望」であることが明らかにされましたが、今のところウチの感想では引き続き「夢」VS「現実」の対立で捉えていきます。まあ「夢」に燃える時に「希望」が生まれ、「現実」に埋没した時に「絶望」にかられるので、あんまり間違ってないでしょう。

 まあ結局、味方サイドの力も敵サイドの力も相互補完的に落ち着く従来のプリキュアシリーズの文法上、今回も最終的には夢と現実は相互補完的……という所に落ち着くんだとは思うんですけど、とりあえず今話の段階では、夢見る子供達がガツンと現実に埋没した大人に否定を突きつけるというのが見ていて心地よいです。

 ◇

 昇進志向を否定されたギリンマさんはあっけなく夢見る乙女達に撃退され、締めはナッツの人間体お披露目パートへ。イケメンお兄さんに夏木さんがちょっと傾きかけてますが、正体が謎生物だと知ってる以上、乙女心はかなり微妙。そして、心がさっぱりしたナッツお兄さんは張り切って、一夜にして廃倉庫を、雑貨屋さんにリニューアルしてしまいました。「昇進は無理ナツ!」と、Eクワドラント(従業員)ワーカーのギリンマさんに否定を叩きつけた以上、自分はSクワドラント(自営業)ワーカーとして、この世界で自活していくつもりの様です。こんな、人里離れた倉庫群に雑貨屋を開くという、マーケティングセンスのかけらもない自営業店の出発に、投資してくれ!と言われたら、僕だったら全力で断りますが、そこは夢見る子供達。今から彼らのドリームを奪うことは無いのです。

 ラストは、

 「そういえば、お前もここに住めるよう、部屋を用意してやったが、どうする?」(ナッツ)

 と、今話冒頭でのぞみの部屋に居候してるがゆえに、若い乙女と青年男性が同じ部屋で寝泊まりなんて!!的にPTA的によろしくなかった所が健全に解消されて決着。若いイケメン男性が同じ屋根の下で……!と、ある種のお姉さん方のハートを不健全に燃え上がらせた所で次回へ。「ココ×ナッツ」。「こまかれ」に続く、ウチのブログの人気キーワードです。プリキュア5、今年はイケるぜ。YES!

◇今週のこまかれ

 ミントさんとアクアさんで、仲良くダブルキックを披露。息が合ってます。一方で、トカゲを媒介にコミュニケーションをはかろうとするこまちさんにかれんさんはちょっと引き気味と、息が合ってない側面も。前から書いてるけど、この二人、仲がいいんだか悪いんだか、仲良しこよし度が視聴者的にまだまだ微妙。

 どうでもいいですが、水無月先輩のうちは倉庫なんかも運営している以上、ご両親は音楽家というだけではなく、豊富な資金を運用して何らかの事業も運営しているBクワドラント(ビジネスオーナー)のご家庭の模様。自分が不在でも回るビジネスを所有して不労所得のポートフォリオを構築し、自分達は演奏旅行。実に羨ましい生き方です。倉庫に大量のクマさんのぬいぐるみが放置してあった以上、クマさん事業は破綻したようですが、だ、大丈夫だよね。仮面ライダーカブトの時のディスカビル家みたいに、後半で水無月家が実は仮面富豪だったことが発覚。水無月先輩みすぼらしい服装にチェンジ、そこで「現実」を見せるとか、そんな展開じゃないよね?

◇今週のうらら

 相変わらず、はじけるの大好きとばかりにレモネードフラッシュの多段道攻撃を披露。変身バンクも5人同時モードになり、必殺技バンクも数人に縮小傾向といえど、ここは譲れません。とにかくはじけたいの私!

 相変わらず多段道のワリには大してきかず、とどめは大好きのぞみさんにおまかせでしたが、それでも満足。営業スマイルの仮面を外した時くらい、結果は問わず、必殺技で思いっきりはじけたい!

 こうして、ドリームさんのコワイナー撃破率のレコードは更新されていくのでした。

 ◇

 変身バンク5人同時ヴァージョンは、『おジャ魔女』を見ていた視聴者にとっては大して驚かない事態。そのうち、ふたりヴァージョンのバンクとかも出てくるよ、きっと。あとは、せっかくだから、二つ名名乗りあげの部分のバンクも、5人同時ヴァージョン見せて欲しいかな。『おジャ魔女』では、「プリティーウィッチーどれみっチー」の部分の名乗りあげ?の部分が、5人時だと端から順に名乗り上げながらポーズを取って揃っていく特殊バンクになってたんだよん。

 ◇

 次回サブタイ「相性最悪?りんとかれん」。やべー次回も超楽しみ。大人げないかれん先輩に期待だ!

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