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 「生徒会長水無月かれん、そしてその親友秋元こまち、スポーツ万能の夏木りん、売り出し中のアイドル春日野うらら、学校内でも有名な四人と無名の夢原のぞみが何故急接近したか!」(増子美香)

 今回は、ちょっぴり深いテーマとか、青春時代の情感がこもった人間関係の機微とか、そういうのが一切なく、本当娯楽コメディ一編だったという感じ。
 ◇

 引用した箇所の台詞から、他の4人に比べて特に目立ったスペックの高さが見て取れないのぞみを浮き彫りにし、また5人でお茶してるシーンで「リーダー」という言葉でいいようにコントロールされてストローを取りにいかされるのぞみ(地味に、こまちさんも止めに入らない辺りが面白かった)を描いておいてのぞみの株を増子美香さん目線(視聴者目線とシンクロ)で下げておいて、そこから終盤にやっぱりのぞみがリーダーだった!的にのぞみの株の逆転劇が決まる感じのカタルシスを狙ったお話なのかと思いきや、そんなことはなく、のぞみ、一般視聴者的にスペック低さ認定受けたままです(もちろん、気合い入れて見てる大きなお友達は、序盤6話の一人一人がプリキュアになる過程において、そこから抽象されるのぞみの隠れたスペックに気付いている)。のぞみ、「ボーイフレンドはいないんですけど、尊敬してる人はいます!」のフリから、

 「夢原のぞみさんです!」(春日野うらら)

 と言ってくれるうららの存在だけが今の所たよりです。周囲ののぞみ株評価をよそに、うららだけはのぞみ株一点買い。あー、のぞうら大好き。営業スマイル設定が結構生きていて、のぞみさんの前だけは素の笑顔を見せてるうららというのがいい。

 ついでに今週のうららポイント↓

「エヘ」

 もう!営業スマイルしてる場合じゃないでしょ!と夏木さんの突っ込み。

「いちごパフェの大盛りー」

 答えなくていいって!と夏木さんの突っ込み。

 全体的に、のぞうらボケ倒しコンビを前に、夏木さんの負担が大変なことになってます。夏木さんと水無月先輩、仲悪いけれど、ふたり協力しないと、突っ込みきれないというチーム上の大問題が。前話はりんとかれんの共通項が浮き彫りにされる所で締められてましたが、もう一つ付け加えるなら、二人の共通項はボケ倒しの他のメンバーに突っ込みを入れる共同体ということです。前回、うららがりんとかれんの反目を調整してる説を書いてみましたが、ここでも浮上。そう、うららはボケてみせることで、突っ込み係のりんとかれんの協調体制を構築しようとしているのでしたっ!

 ……と、エイプリルフールだから適当に書いてる話は置いておいて、今話は無印プリキュアにもあった、あわや正体バレイベントというお話。

 いままでのシリーズでは、「うやむや空間」と、「目撃した人は気絶して記憶が曖昧に」の黄金コンボで事なきを得てきたわけですが、さすがに今年は違います。なんと、目撃者である増子美香さんが記憶を保ったまま帰還という超展開

 一体、どんな必殺技でここからこの正体バレを無かったことにするのか!?と刮目して視聴していた所、なんと、「変身前と変身後で別人だと思ってる」、「そんなことどうでもいいくらいにイケメンお兄さん(ナッツ)の方に興味が沸いてきた」という必殺技どころか、超必殺技で突破することに。これは熱い。大人の思考なうららが営業スマイルを浮かべながら鈍器で頭を殴打して記憶を消去する案を提案するとか、無駄にミステリとかも読み込んでそうなこまちさんが鈍器で頭を殴打して記憶を消去する案を提案するとか、大局のために小を殺す知性を備えてそうなかれんさんが鈍器で頭を殴打して記憶を消去する案を提案するとか、そんな予想ばかりが僕の頭をかけめぐってましたが、予想の上を行く超必殺技が炸裂しました。あー、プリキュア5は面白いなー。

 ◇

 それにしても、増子さんのキャラの立ちっぷりが光ってました。一度きりのゲストキャラにしておくのは惜しいです。レギュラーの脇キャラ化希望です。水無月先輩の歯切れの悪さを容赦なく突いてた辺りが面白かった。

 ◇

 地味に、のぞみという主人公に明示的なリーダー的資質をまだ描かないのは、物語トータルでのタメの段階と解釈。公式サイトにも「他のメンバーに支えられながらプリキュアのリーダーとなっていく。」とあるので、漸進的な物語を通して真のリーダーとなっていく様が成長譚として描かれるのだと思います。来年の1月には、とりあえず皿とストローを取ってくるのがリーダーの仕事ではないということには気付いて欲しい所。

 ◇

 そして、次回「腹ぺこナッツを救え!」が超楽しみ。公式サイトの次回予告より、↓

「おみせにおきゃくさんがこなくて、おかねがなく、ふつかかんなにもたべてなかったからなんだって。」

 やべー、だから、ナッツハウスは経営的にヤバ気とあれほど大人視聴者が突っ込んでいたのに。

 今作のテーマは「夢と現実」。こんな所で現実を突きつけます。個性重視とゆとりと自分らしさが持ち上げられる昨今、「会社止めて雑貨屋さんを始めます!」的な価値観を持ち上げる機運も高まってますが、自営業なめんな!売れなければ、ご飯も食べられず!ですよ。

 そんな世知辛い現実を前に、夢見る乙女のドリームチームがどんな策でビジネスという大人の現実に立ち向かっていくのか、超楽しみ。やっぱり、うららがアイドルブログを作って集客するしか!

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