2007年11月11日
Yes!プリキュア5/感想/第39話「恐怖!デスパライア現る」
今回のラスボスのデスパライア様掘り下げ話、僕的に100点。ドリーム連呼で怖いモノ無しの今年のプリキュア軍団に対して、カウンターの思想をしっかりと身に纏った最高のラスボスでした。
「いつか必ず終わりが来る」という事実を、子供番組向けにココとのぞみの異種族恋愛の方を前に出して描いてたけど、それはオブラートに包んでいるんであって、本当は作品として「死」について言及してるのはドリームコレットを使ってのデスパライア様の願いが「不老不死」だったこと及び老化する手の描写から明らか。
ドリーム連呼して突き進める、いつか自分が死ぬなんて考えもよぎらない子ども達には分からない、人間はやがて死ぬという事実。完全に「夢見る子ども」VS「現実に摩耗した大人」という構図で突き進んできたプリキュア5ですが、主人公サイドの「子ども」に対する「大人」側のラスボスの行動原理が「死」を意識してるがゆえというのがカッコいい。
今回、Aパートはココのぞ、かれミル、ナツこまを中心に、「蜜月」が演出的にも描かれていたんですが、Aパートラストのデスパライア様登場と共に、そんな「蜜月」もいつか必ず終わりが来る、全ては「つかの間」に過ぎないと転覆。それどころか、人間関係、恋愛的な蜜月云々以前に、生きてること自体どうせ死んでしまうという点で必ず終わりがくるんだと、ストレートに子どもに伝えては夜も眠れなくなる事実がBパートでは描かれます。
「くだらぬ。一時の感情など何の価値も無い。全ては消え去り、絶望だけが残るのだ」(デスパライア様)
どうせ死んでしまうんだから、残るのは絶望だけ。「一時の感情」ってココのぞの方にフォーカスしてボカして言ってるけど、そもそも「一時の生」さえ意味なんかないんじゃないか?というテーゼを体現してるのがデスパライア様。ラスボスとして最高です。
そして、そこからデスパライア様を反駁するココの叫びが二重の意味で熱かった。
「そんなことない!とりとめのない会話。一緒に見た景色。全て、かけがえのない大切なモノなんだ!」(ココ)
例えのぞみと別れる日が来るとしても(に包みながら、例えいづれ死んでしまうとしても)、一時、つかの間には価値があると言い切るココ。そう思えるくらいの過程をのぞみと過ごしてきたというバックボーンがあるから出てくる(ココのぞ名場面回想挿入上手かったですね)、いわゆる「ダイの大冒険」ラストのポップのお母さんの「人間は誰でもいつかは死ぬ…だから…みんな一生懸命生きるのよ」に通じる「閃光のように」生きるな思想。
そんな単純な今作内のメッセージに一つは感動しながら、二つめとして、このメッセージは無印プリキュアから受けつがれてきた「今を大事に生きる」というプリキュアイズムをしっかりと継承している点。やっぱり、プリキュア5もプリキュアだった。
「明日は明日の風吹く マジ意味わかんない 今しか出来ない宿題 ガンバらなくっちゃ!」
の無印主題歌にも表されているように、死生観までは踏み込まなかったにしても、なぎさも将来の不安に対して、「今を大事に生きる」という今回のココと同じ解答を導き出していました。
白を綺麗に出したいなら、背景の黒をしっかりと描くこと、生の輝きを表現したいなら背後にある死をしっかりと描写すること、実存の尊さをあぶり出したいなら、背後の構造の無機質さをしっかりと描くこと、その理屈で、「希望」を持つことの尊さを説いてる今作で、今回のデスパライア様の「絶望」に関する掘り下げは見事でした。
あー、でもこう主題となるテーマを絡めて伏線を張りつつ描いてしまった以上、よっぽどの逆転がおきない限り最後はお別れエンドなんだろうなぁ(そうじゃないと、今回のやがて終わるとしても「今」という主題が生きない)。「おジャ魔女どれみ」も結局ハナちゃんとはお別れエンドだったからなぁ。王族との異種族恋愛は、やっぱり成就が難しいよ。
今回は真面目に感動していました。ココのぞ、ナツこま、かれミルときて、相手がいない者同士としてりんさんとうららがペアにされてたのになんか笑ったとか、ツボに入った部分の感想は控えておきます。
◇
デスパライア様に対しても敬語だったうららは
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明日仕事をサボってプリキュア5の映画を見に行くSunithaです。
デスパライア様にはねとばされたココが、いつもならケダモノに戻る所を踏みとどまって人間の姿でシャウトする姿に、思わずぐっと来てしまいました!ココ、恰好いいじゃん!みたいな。まあ、その後再度はねとばされた時は戻ってましたけど。(ドクロ)
>「死」について言及
デスパライア様の描写は良かったですね。「死」が怖くて「不老不死」が欲しいのに、そもそも「不老不死」になって何がしたいの?そもそもどうして「不老不死」になりたいと思ったの?という問いを繰り返すと、デスパライア様もどこかで「夢」や「願い」に挫折してしまった事が分かってしまって、ついついデスパライア様に感情移入。
気付けば来週で40話ですけど、ピンキーが55匹なので、55話までやろう!けって〜い!みたいな話の分かる偉い人がいる事を期待しております。
一瞬変身するんじゃ?と思うくらいカッコいいココ視点だったせいかのぞみちゃんが可愛く全体的に作画もよくよくできたお話でした。乙女的視点ならナッツかのぞみちゃんで揺れている?とか思う人いるのかなとか。では〜。りんうらは自分も実は同じ事思ったりも。
しかも抜き打ちです。その上に現場主任のいない隙を突いてです。
一年間のプロジェクトで、今ごろ視察って遅きに失した感もありますが、現場の手の抜き方がバレるから、あんまりやってほしくないもんです。必要なガス抜きや労力温存を手抜きと判断されちゃ堪りません。
でも現場のストレス要因も知ってもらわないと、進行上必要な上申も通せません。
プリキュアサイドを社屋に招待したことがありますけど、あの直後に表敬訪問しておいても良かったんじゃあ。あの時期が最後のチャンスだったと思います(笑)。
社長様には実体があって、どうやら仮面らしい、合体必殺技も一応効く、というのが判りました。
それは、こういう情報を与えたくなくて引きこもってるのは解るけど、もうガチで向き合うことを要求される局面に入ってるので、「社長、ご決断を!」とブラッディさんあたりに言ってもらいたい。
□□□□□
なぎさ「ここで倒れるわけにはいかないの!いろんなことがあったんだもん!」
ほのか「でも、乗り越えてきたのよ!」
なぎさ「だから、あんたなんかに」
ほのか「今、ここで、あなたなんかに!」
「負けるわけにはいかないのーっ!」
(プリキュアMaxHeart最終話)
□□□□□
MH最終話の音楽 キタ━(゚∀゚)━!!!!!
光と闇の調和とか自然讃歌とか夢追い物語とか、テーマは色々あったけれど、根っこにある「少女の友情」ってのは無印からYesに至るまでずーっと変わってないんだなぁと。懐かしい音楽に重なってこれまでのプリキュアシリーズが思い出された燃えエピソードでした。
デスパライア様も登場されて、物語もいよいよ佳境。夢の始まりと夢の終わり。それをどのように描いてくるのか、かーなーりー楽しみですよー。
Sunithaさんが有給を使ってプリキュア5映画を見に行く勇者であることは、プリキュア界隈では有名な事実です(笑)。
デスパライア様は矛盾してるんですよね。本当に絶望が全てだと思ってるなら不老不死を求めて生にすがる必要がないわけで。さらりと、デスパライア様側の色んなことが掘り下げられたイイ話だったと思います。
>TSさん
不老不死と絶望は繋がらなくていいんだと思いますよ。Sunithaさんのレスに書いたような矛盾を抱えてるのがデスパライア様なんだと思うんで。今までのラスボスに比べて、人間味があるラスボスだなと思いました。
今回のココはカッコ良かったですね。バトル能力はなくても、メンタルの面で、乙女視点からちゃんとヒーローヒーローしてました。
ひと味違う、現場のたたき上げっぽいブラッディさん辺りが役回りとしてカッコいいですね>「社長、ご決断を!」
平成ライダーだと、最終局面はザコ敵がワラワラと登場が定番なんですが、今年はナイトメア社の社員さんも沢山いそうなんで、集団戦でも面白いかも。最後はナイトメア社総力をあげてきた!みたいな。
まあ、プリキュア5エクスプロージョンなら本社ごと爆破できそうなんですけど(;´Д`)
今回のBGMは気づかなかったです(OPをはじめ、所々無印からのフレーズがあるのは気付いてますけど)。
プリキュアのラストはやっぱり少女の友情に結実しなきゃならんのですよ。今までは、それが手繋ぎ演出を使いながらの最終回でのプリキュアVSラスボスの光線技の撃ち合いというクライマックスが定番だったんですが、今年はどうするのかかなり楽しみです。
なんか、これまでのシリーズも基本融和エンドでしたけど、デスパライア様は今までのラスボスにも増して救ってあげなきゃならない対象な雰囲気ですよね。社員の方を容赦なく爆破してきた今年のプリキュアさん達なんで不安なんですが(;´Д`)
















