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Yes!プリキュア5GoGo!第09話「名探偵こまち登場!」の感想です。
すごい面白かったです。ここまで笑う方向で面白かったのは前シリーズの「腹ぺこナッツを救え!」以来かも。
学問的には笑いの源泉は「逸脱」だと言われますが、通常の真面目な方面のお話の型を踏襲しながら、あえて今回はギャグの方向でその型から「はずして」いる部分がたいへん面白かった。
ブンビーさんが現れて、いつもの緊迫した音楽が流れ出した所(通常の型)で、のぞみがブンビーさんの口元のクリームを見つけてコミカル調に場面が転換する(逸脱)とか、いつものその話その話のメッセージをプリキュア達が語る所で流れるじゃじゃじゃじゃじゃーん……っていうBGMの所(通常の型)で、あえて食べ物の恨みに関するどうでもいい台詞を皆に言わせたり(逸脱)とか、で、あまつさえそこは逸脱してるのに、「変身よ!」とかって、通常通り変身する所はいつも通りなのかよ!って突っ込んでしまって、とにかくこの通常の型と逸脱を行ったり来たりが大変面白かった。
プリキュアのお話単体の型ではないですけど、ココが目をつぶってーって言う所も、先生がよくやる皆に目を瞑ってもらって、嘘ついた本人だけ先生に分かるように手をあげてもらうというヤツ(通常の型)を、あえて、最近の女の子は食べ物の恨みでは先生すら疑ってかかると逸脱させた辺りが面白かった所。そのまま駄々っ子になるココがちょっと可愛かった。
その他も、今回はホシイナー無し、5人でのアクション無し(檸檬のプリズムチェーンとミントのエメラルドソーサーだけで決着がついてる)と、バトルまで通常の型から逸脱させてる辺りが面白かったです。もとから少し頭のネジがおかしいこまちさんと、役割は忠実にこなすうららが組むと怖い(笑)
そして、のぞうら分が大変豊富な一話でおなかいっぱいになったのも嬉しい回でした。
「CD!CD!」(のぞみ&うらら)
とか、
うららの過剰演技に、「うららー、ぐすん」ってなってるのぞみとか、
「かなりの食いしん坊だろうな」(ココ)
「な、なんでこっち見るのー!」「そうですよ!」(のぞみ&うらら)
とか、大変和みました。
そして、そんなこんなでどうしようもないバカ話でしたが、引きはミルクの前に青いバラが咲いて、次回予告ではいよいよミルキィローズが登場です。九条さんほど早くもなければ、満薫ほど遅くもないタイミングでの、新メインキャラ登場。大変楽しみであります。はやく、人間体かれミルがみたい!
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→さっそく視聴して感動してた「鏡の国のミラクル大冒険!」の感想はこちら。
→前回第08話「シロップと謎の手紙」の感想へ
→次回第10話「出た!青いバラの力!」の感想へ
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シリーズもので、ここまで笑えた話はビバップの『カウボーイ・ファンク』以来。ケーキを喰われたという理由でバトルモードに突入した変身ヒロインは皆無ではなかろうか? 犯人は○○○だというのはアバンタイトルの段階で気づくけど、わざわざ雷雨を描写してミステリの王道である『嵐に閉ざされた館での密室事件』を演出したり、のぞみに『ちょっとだけならともかく……』とオチに繋がる台詞を吐かせたりと、推理もののツボを押さえていたので満足。
>もとから少し頭のネジがおかしいこまちさん
こまちさんの場合、ネジの具合がおかしいのではなく、ネジ自体を妄想の世界に落っことしているんじゃないかと。年来の親友であるかれんさんに『時々判らなくなる』くらいですから、我々のような凡人には理解できないくらいが丁度いいのかも……フォローになっていない(汗)。