2008年06月29日

テレパシー少女蘭/感想/第02話「蘭、走る!〜ねらわれた街〜」

 「蘭は蘭だって言ってくれる人がいるもん!」(蘭)

 『テレパシー少女蘭』第02話「蘭、走る!〜ねらわれた街〜」のネタバレ感想です。
 ◇

 引き続き異能者ゆえに排斥された翠と、異能に目ざめつつも留衣という理解者がいる蘭という構図で進行中です。

 あと、気をつかって描いているのに、「子どもからのサインを見逃すな」という大人向けのメッセージがあるように思う。

 先生との個別面談の時に蘭の様子に何かを思う先生の所とか、美術室までやってきて去っていってしまう蘭に何かを気付く留衣とか、蘭の様子がちょっとおかしいのに気付いていて励まそうとしてくれてるお兄ちゃんとか。蘭が深刻な悩みに関してちょっとずつサインを発しているのに、蘭の周りの人はかなりしっかりと気付いてくれてるのね。

 この辺り、蘭の周りはよくできた大人で固まっていてかなり磐石なんですが、一方で翠の方にそういう基盤がなくて危ういのね。というか、翠が蘭に表面上は好戦的にだけど積極的にアプローチしてるのは、これも翠からのサインなんですよ。排斥されて辛い目にあってきたから、同じ異能者の蘭なら友達になれるんじゃないか?的な。

 で、翠の周りにはこれまでそういった翠の辛さのサインをキャッチしてくれる大人がいなかったんだけど、今回、

 「バカじゃない!これからどんな辛い目にあうかも知らないで!」(翠)

 の所で、蘭が翠のそのサインにちょっと気付いてくれるのね(その後、自室で何であんなことを言ったのだろうと翠のことを考えている)。

 こう、歪んだ形でしかSOSを発信できない今の子どもに、大人や友達が気付いてあげるっていう、そういう話なんじゃないかと。

●メモ
・留衣はたぶんこれまた王道のキャンセルの能力者。
・「蘭は蘭だ」。異能者と普通の人間の理解の物語における、ガンダムSEEDの「あなたが優しいのはあなただからでしょう?」相当の台詞。異能者かそうじゃないかだけを見られた翠に対して、蘭には蘭個人を見てくれる留衣が最初からいるという構図。
・黒マント仮面はいかにもなダサカッコいい悪役でなんか見ていて燃えました。

テレパシー少女「蘭」 1 ねらわれた街 前編 (1) (シリウスコミックス)

→前回:第01話「蘭、テレパシー!〜ねらわれた街〜」の感想へ
→次回:第03話「蘭、跳ぶ!〜ねらわれた街〜」の感想へ
『テレパシー少女蘭』の感想インデックスへ

【コンタクト】
WEB拍手を送る
メールフォーム

【管理人のメールマガジン】
 アマチュアとプロの境界がボンヤリしてきた今日この頃。
 個人でも楽しくモノ作りをしながらしっかり稼いでいる方法が読めば分かります(^^)

メルマガ登録・解除
 

【管理人が販売しているイーブック】
 創作活動で収入を得るのが、最近簡単になってきました(^^)
『WEBで収入と創作を加速させる方法』バックナンバーイーブック
『WEBで収入と創作を加速させる方法』バックナンバーイーブック
【ブログ目次】
▼少女創作感想
若草物語マリア様がみてるYes!プリキュア5GoGo!Yes!プリキュア5ふたりはプリキュアスプラッシュスターテレパシー少女蘭学園アリスアニメ版ふたりはプリキュアマックスハートふたりはプリキュアその他少女漫画その他少女小説
▼少女創作関連
少女創作雑記
▼インフォ
このブログについて
▼管理人
メインサイトメインブログ

little_women at 00:05 │TrackBack(3)テレパシー少女蘭/感想 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. テレパシー少女蘭第2話の感想  [ PiichanのBlog ]   2008年06月29日 01:14
1 NHKの新アニメテレパシー少女蘭を今日初めて観ました。2ちゃんねるでは不評だったのでどこが駄目だったのか興味がありましたが実際観てみると不評だった理由がよく分かりました。 同作品は演出・作画が真面目過ぎて面白くないのです。淡々と物語を進行している印象しかあ....
蘭は蘭だ(留衣) 第三の能力者発覚に謎の事件が加速と相変わらず面白かった第二話でした。ツンの翠がデレになる瞬間こそ今作の真骨頂だと思う。
3. テレパシー少女 蘭 〜ねらわれた街 第1話 & 第2話  [ 現実逃避 ]   2008年06月30日 08:20
とういわけで、超能力を得た「ふたり」の少女の物語、『テレパシー少女 蘭』です。 少し考えたのですが、このお話に関しては画像引用は最低限にします。販促アニメじゃないしな! そっちを期待してこられた方、ごめんなさい。 『Abstract』 普通の女の子、磯崎蘭さん...

この記事へのコメント

1. Posted by Piichan    2008年06月29日 01:16
子供がもっと楽しめるよう演出はもっと羽目を外してもいいような気がしますがいかがでしょうか。
2. Posted by あいば@管理人    2008年06月29日 01:30
>Piichanさん

どうでしょう。

Piichanさんの中の子供が楽しめる羽目を外した演出というのがよく分からないのでコメントが難しいです。

具体的にあの部分の演出をこう変えたらもっと子ども視聴者が喜ぶんじゃないか?みたいにコメント頂けたらある程度は反応できると思います。
3. Posted by yukki    2008年06月29日 02:04
5 演出といえば、2話より1話の方が顕著でしたが、
視点の移動がスムーズで、丁寧な画面作りに
非常に好感が持てましたね。

展開は蘭の中に人間の負の感情が雪崩れ込んできて、
精神的に追い詰めておいて、
(つまり先に能力に目覚めてる翠の追体験をさせて)
後に家族のやさしい気持ちを読み取らせる事で、
蘭と翠の圧倒的な環境の差を浮き彫りにする
うまい展開だなと感心しました。

このアニメって今のアニメが忘れてしまってる
大事な要素が垣間見えて、とても安心して見ていられますね。
4. Posted by Piichan    2008年06月29日 02:14
>あいば@管理人さん
説明するのが難しいですが蘭の両親のリアクションをもっと大げさにしてもよかったと思います。
5. Posted by あいば@管理人    2008年06月29日 07:41
>yukkiさん

蘭が翠の追体験をしてる訳ですが、蘭は翠とイコールの存在ではなくて、翠のifとして、色々と救ってくれる存在が周りにいるように描かれている。そのパラメータが違うために翠と同じにはならないって辺りが分かりやすくて良かったですよね。

そして、そんな翠と同じになってくれない蘭に、どうやら翠と同じ排斥される者同士として蘭と仲良くなりたかった(表面的な態度と違って、異能者同士仲良く世の中を憎みたかったのにみたいな心情が見え隠れしてますよね)翠の孤独は深まっていくという辺りが、イベントとキャラクターの心情の描写が繋がって変遷していく感じで丁寧だと思いました。

非常にベーシックにまずは翠を蘭が救いあげるんだろうなという展開が見えるので、落ち着いて見れます。
6. Posted by あいば@管理人    2008年06月29日 07:47
>Piichanさん

ちょっとどこのシーンか分からないです。両親の誰の何に対するリアクションのシーンでしょうか。

そしてそれを大げさにするとどういう流れで子ども視聴者が楽しめるようになるのかもよく分からないです。

大げさにするという部分もどういうことなのかよく分からないんですが、SFXとか効果音とか入れろということですか?
7. Posted by yukki    2008年06月29日 09:09
>あいば@管理人さん
>そして、そんな翠と同じになってくれない蘭に、どうやら翠と同じ排斥される者同士として蘭と仲良くなりたかった
自分もそう思います。
でもその翠の思惑通りにならない展開は、
「傷を舐めあっていても、事態は好転しない」という示唆であり、
視聴者へのメッセージにも思えます。
家族や留衣という理解者に恵まれた蘭は、
袋小路に陥ってしまった翠にそれを気付かせ、
救ってくれるだろうことを確信させてくれる流れに
現在の所なっているなと感じます。

うまくすれば、別の壁にぶち当たっている冴子も救ってくれるかな?
とも思いますけど、それは贅沢すぎるから誤解を解くに留まるでしょうね。
8. Posted by あいば@管理人    2008年06月29日 10:15
>yukkiさん

>「傷を舐めあっていても、事態は好転しない」という示唆であり、
視聴者へのメッセージにも思えます。

そんな感じですね。私達は可哀想な存在で悪いのは世の中の方……と、陥りやすい罠なんですが、それではダメだろうというのをやっているんだろうと。

で、そういう内の方向に入って閉塞している翠を蘭が救いあげるのであろう流れが今の所見えていてやっぱりイイですねー。
9. Posted by TS    2008年06月30日 20:52
 こんばんは〜、TSです。今週も面白かったです。
色々な意味でああジュブナイルだな〜と
安心して
みられていて以前かかれたようになんだか
懐かしいといった印象です。萌え?でいいのかな?を
期待しているような層がなんだか微妙な
感想を
書いているのをちらほら見受けますが、そちらの層は
あまり狙いでないみたいですし、深夜でなく夕方枠の
いい意味でのジュブナイルな展開を期待です。留衣がヒロインポジなような。

アニメ公式サイトみるとやっぱりふたりはシリーズ思い出しますよね。
10. Posted by あいば@管理人    2008年07月04日 22:27
>TSさん

クラシックなジュブナイルですよね。

なぎさ=蘭、ほのか=翠をちょっぴり想起する訳ですが、おそらくは青い鳥文庫の『テレパシー少女蘭』の系譜が王道としてずっと昔からあって(快活系少女+思慮深い系少女のコンビもの)、ふたりはプリキュアの方がそういった王道要素をしっかり踏襲していた感じなのかなと思ったりです。

さりげなく毎週楽しみになってる感じです(^^;
創作活動

▼新しい少女作品中心サークル
雛守-ひなもり-
▼フリー公開中
●プリキュア5(GoGo!)の二次創作小説
のぞみ×うららSS
ドーナツ国王×りんSS
●オリジナルの少女小説
「催眠恋愛」他
●少女小説でCM73(2007冬コミ)に参加しました
▼頒布物
パープルタイズ
▲マリみてとプリキュアのオマージュを忍ばせた青春ミステリ
詳細を見る
通販ページへ

メニュー
管理人のメールマガジン

 アマチュアとプロの境界がボンヤリしてきた今日この頃。個人でも楽しくモノ作りをしながらしっかり稼いでいる方法が読めば分かります(^^)

管理人が販売しているイーブック

 創作活動で収入を得るのが、最近簡単になってきました(^^;)

『WEBで収入と創作を加速させる方法』バックナンバーイーブック
『WEBで収入と創作を加速させる方法』バックナンバーイーブック

応援


All 
T 
Y 



国内盤DVDタイトルは原則予約26%OFF
1500円以上の注文で配送料無料
→Amazonでお買い物の際は是非こちらのサーチボックスから。応援よろしくお願いします。


→人気の本・読書ブログを探すならこちら。

Amazon少女創作

◇今野緒雪『マリア様がみてる』シリーズ◇

 ライト百合ノベル+珠玉の相互理解ストーリー。描かれる人間関係の機微、そして挿入される文芸性に酔って欲しい小説。当ブログの教科書ですので是非お読み下さい(笑)。読む順番が分かりづらいのが特徴なんで、全部列挙しておきました。下から刊行順です(^_^;


マリア様がみてる―マーガレットにリボン
マリア様がみてる―キラキラまわる
マリア様がみてる―薔薇の花かんむり
マリア様がみてる―フレームオブマインド
マリア様がみてる―あなたを探しに
マリア様がみてる―クリスクロス
マリア様がみてる―大きな扉 小さな鍵
マリア様がみてる―イラストコレクション
マリア様がみてる―仮面のアクトレス)
マリア様がみてる―くもりガラスの向こう側
マリア様がみてる―未来の白地図
マリア様がみてる―薔薇のミルフィーユ
マリア様がみてる―妹(スール)オーディション
マリア様がみてる―イン ライブラリー
マリア様がみてる―特別でないただの一日
マリア様がみてる プレミアムブック
マリア様がみてる―チャオ ソレッラ!
マリア様がみてる―バラエティギフト
マリア様がみてる―レディ、GO!
マリア様がみてる―涼風さつさつ
マリア様がみてる―真夏の一ページ
マリア様がみてる―子羊たちの休暇
マリア様がみてる―パラソルをさして
マリア様がみてる―レイニーブルー
マリア様がみてる―チェリーブロッサム
マリア様がみてる―いとしき歳月(後編)
マリア様がみてる―いとしき歳月(前編)
マリア様がみてる―ウァレンティーヌスの贈り物〈後編〉
マリア様がみてる―ウァレンティーヌスの贈り物〈前編〉
マリア様がみてる―ロサ・カニーナ
マリア様がみてる―いばらの森
マリア様がみてる―黄薔薇革命
マリア様がみてる

◇所玉の映像美3rdシーズンOVA◇


マリア様がみてる OVA コレクターズ・エディション 5 チャオソレッラ (初回限定生産)

●通常版
マリア様がみてる OVA 1 子羊たちの休暇
マリア様がみてる OVA 2 略してOK大作戦
マリア様がみてる OVA 3 涼風さつさつ
マリア様がみてる OVA 4 レディ、GO!
マリア様がみてる OVA 5 チャオソレッラ

●やっぱりコレクターズエディションも出てます
マリア様がみてる OVA コレクターズ・エディション 1 子羊たちの休暇 (初回限定生産)
マリア様がみてる OVA コレクターズ・エディション 2 略してOK大作戦 (初回限定生産)
マリア様がみてる OVA コレクターズ・エディション 3 涼風さつさつ (初回限定生産)
マリア様がみてる OVA コレクターズ・エディション 4 レディ、GO! (初回限定生産)
マリア様がみてる OVA コレクターズ・エディション 5 チャオソレッラ (初回限定生産)

◇少女小説◇


丘の家のミッキー〈1〉お嬢さまはつらいよの巻

 久美沙織さんによる、少女小説のバイブル。全10巻。昨今の文脈で語ると、『マリア様がみてる』が好きな人にはお勧めです。ちょい百合あり、普通に恋愛あり、アイデンティティに悩み、それでも「変化」していく……という青春少女小説の魅力がギュウギュウに詰まったシリーズです。管理人による感想ページはこちら↓
丘の家のミッキー感想へ

◇コバルト30周年◇

 マリみて特集アリ。コバルト30周年特集も少女小説史を語る上で見逃せません。


Cobalt (コバルト) 02月号 [雑誌]

◇プリキュアシリーズ◇


Yes!プリキュア5GoGo!【1】

 貫禄の二年目に突入。もう日曜朝はこれ無しでは生きられない。管理人による感想ページはこちらから↓
Yes!プリキュア5GoGo!感想へ


Yes!プリキュア5 Vol.1

 夢を掲げて現実に摩耗した大人達を打倒していくドリーム少女軍団がひたすら爽快な新プリキュア。管理人による感想ページはこちらから↓
Yes!プリキュア5感想へ


ふたりはプリキュア Splash Star 【1】

 これまでのシリーズよりも比較的対象年齢層を下げた感の、ポップなプリキュア。家族や自然の大切さを新たなテーマに置きながらも、これまで同様少女達の友情劇が繰り広げられます。というか、ラスト2の花鳥風月揃い踏みは涙無しでは見れなかった。スプラッシュスター大好きです。管理人による感想ページはこちらから↓
ふたりはプリキュアスプラッシュスター感想へ


ふたりはプリキュア Max Heart 1

 新キャラ、九条ひかりをキーに、「アイデンティティ」なんていうちょっぴり大人なテーマが描かれます。ラスト3の、なぎさとほのかがひかり個人としてのアイデンティティを「ともだち」として同定してやる場面は涙無しでは見られなかった。毎年、泣きすぎです、自分。管理人による感想ページはこちらから↓
ふたりはプリキュアマックスハート感想へ


ふたりはプリキュア 1

 全てはここから始まった、「原点は偉大なり」な作品。なぎさがほのかをまだ「雪城さん」と呼んでた頃から始まる関係性構築劇に酔いしれたい所。管理人による感想ページはこちらから↓
無印ふたりはプリキュア感想へ

◇『おジャ魔女どれみ』シリーズ◇

 永遠のマイ・ベスト・オブFavorite少女アニメ。このシリーズをいつかDVDで揃えられるように広告収入で頑張ってます。管理人はももちゃんが好きです(^_^;


おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ VOL.1


おジャ魔女どれみドッカ~ン! DVD-BOX


も~っと!おジャ魔女どれみ DVD-BOX


おジャ魔女どれみ#(しゃーぷっ) DVDコレクション ぱぁと1


おジャ魔女どれみ(1)

Tag/ダブルアーツの感想

ブログTOPへ戻る