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 藤真先生の漫画版で送るなのはさん第4期、『魔法少女リリカルなのはVivid』。感想空いてましたが、今月のコンプエース分が面白かったので、Memory;13「マッチアップ・デュエル」の感想です。
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 なのはさんとフェイトの「運命の二人」を、世代を超えてヴィヴィオとアインハルトでリフレインしてる感がある第4期なので、アインハルトがなのはさんに向かっていく所で引きという今回は色々と熱い。

 個人的に感じてるVividのテーマは、「理想の自分を目指す」と「理想の自分は自分だけのもの」の二つ。

 第1話から強調されていますが、ヴィヴィオとアインハルトが使える「大人モード」という外見だけ大人=理想像に変える力はそんなテーマとマッチしています。

 なんだけど、アインハルトがこだわっていた自分の前世のイングヴァルトはもういないという話が序章だったので、アインハルトはイングヴァルトとは違う自分の理想を目指していかないといけないし、ヴィヴィオにしても、圧倒的な理想像として立ちはだかっているなのはさんとは違う、ヴィヴィオだけの理想を追求していかないと意味がない。なのはさん化するだけでは意味がないというようなことにヴィヴィオは既にだいぶ自覚的で、色々と試している段階だというのはそこかしこに描写されていたりします。ヴィヴィオの場合は、前世の聖オリヴィエとも疑似母のなのはさんとも違うヴィヴィオなりの理想像を追求していかないと、というお話。

 そんなこんなで、今回は大人モードのアインハルトとヴィヴィオが第三次接触。で、今話ではアインハルトが一旦ヴィヴィオを退けるんだけど(二人の理想像が、アインハルトの方が現在ちょっとだけ強い)、そのままなのはさんに向かっていく所で引きという。

 ヴィヴィオの現時点での理想像の大人モードはギリギリ上回ったけど、遙か遠いヴィヴィオの理想のなのはさん本人には、アインハルトの理想像(=大人モード)は通用するのかという。

 またこの構図が幼少期のなのはさんVSフェイトがリフレインで意識されるのも上手い。幼少期のフェイトも、聖王状態のオリヴィエ(ヴィヴィオ)も撃ち破った上に救ってもみせたという作中のエースオブエースに、何をどうやってアインハルトが立ち向かえるのかという。

 こ、これは何かなのはさんポジション的にラスボスっぽいな。下手な悪役よりも、なのはさんを乗り越えたい対象として設定されたアインハルトは大変です。「悪の大魔王を倒す」とかよりもミッション的にはハードル高いからなー。

魔法少女リリカルなのはViVid (1) (角川コミックス・エース 169-2)
魔法少女リリカルなのはViVid (1) (角川コミックス・エース 169-2)

→前回:第3話「ストライク・アーツ」の感想へ
→前回:「魔法少女リリカルなのはVivid」コミックス1巻の感想へ
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