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 「3人目のプリキュアがいるってこと?」(来海えりか)

 ハートキャッチプリキュア!第20話「第3の妖精!ポプリはかわいい赤ちゃんです!!」の感想です。
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 今回の見所ベスト3。

第3位:デューン様

 サバーク博士の上司っぽい人が登場。

 「昔キュアフラワーと戦っていた」という情報から、敵側も味方側も世代交代しながら戦い続けているという歴史戦なんだな、今作は。花がモチーフなんで、種から芽が、芽から花が、花からまた種が……という世代ネタは本当しっくり来ます(プリキュアシリーズ的には、夢原さんが最終回で館長の「永遠」に代わる本当の「永遠」として提出した概念でもある)。

 世代を超えて歴史的に続いてきた戦いを、花咲さんと来海が終わらせる話なのか。それともこの一代の戦いを描いたお話なのか。いずれにしろ熱い話です。

 また「地球の」砂漠化と言ってたことから、大きい枠では宇宙規模で、サバーク博士は地球担当みたいな感じなのかも。この辺りも、S☆Sで宇宙規模の話に、フレッシュではパラレルワールドまで出て来たので、もはやこのくらいのスケールはデフォルト感があります。それだけ話の舞台の規模は大きいのに、あなたの代わりになる人は何処にもいないという、そういう今日の話と作品全体の話です。

第2位:代わりはいない

 かりんさんが心の花を萎れさせたのは、ガチでもも姉が嫌いだったとかじゃなくて、すぐに花咲さんを自分の代役に立てた、自分なんて「代わりがいる」存在だったのか、と勘違いしたという所が大きいです(なのでその誤解が解けた=ももかが最後まで代役に反対していたと判明した所で謝っている)。

 第1話冒頭のムーンライトさんの「私の代わりを探して」という台詞に、お父さんは娘に代わる何かを求めてどこかに行ってしまったように今の所捉えられる月影家。

 第4話の、どんなに能力的に誰が優秀だろうと、来海えりかにとって花咲つぼみの代わりはいない、というお話。

 月影ゆりは自分だ、と言うダークプリキュアさん(もう一人の自分、自分の代わりがいる? という文脈の話なのだと思っています)。

 今話では、デューンさんが、サバーク博士に総指揮官の座を外されると思ったか、と言及するシーンもあります(つまりサバーク博士にも代わりがいるのか、という話)。全部、繋がっているんで、かなりその辺りがこの作品で描きたい核心なんだろうな、と。

第1位:3人目のプリキュア

 そして、誰でもイイという訳じゃない。代わりがいない3人目としてのプリキュアは誰なのかという所に話が収束して終劇する綺麗な脚本。

 うーむ。例年通り24話前後登場だとすると、新キャラは難しいよな。いきなりゴセイナイトが出て来てノリで押し切れる脚本をプリキュアはやってないからなー。次回予告でも敢えて映ってなかったし、いつきさんに決まりかのう。敢えて3人目3人目とみんなに言わせて、ムーンライトさんは3人目じゃないと印象づけてるので、やっぱりタイトルロゴのカラーの内側から順番で、ムーンライトさんは4人目っぽい。つまり、ムーンライトさんの話はもう少し後になりそうなので、月影家ネタをまだコアには出さずに、どう夏商戦の3人目話を盛り上げるのか楽しみです。

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