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 「昔は楽しかったな」(北条響)

 スイートプリキュア♪第1話「ニャプニャプ!スイートプリキュア誕生ニャ♪ 」の感想です。
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 今回の見所ベスト5。

第5位:居酒屋の音楽談議ノリ

 オープニング前のアバンがまるまるメイジャーランドとマイナーランドのお話だった訳ですが、最初の感想は、メフィストさんが居酒屋で酔っぱらって自分の音楽論を切々と語ってるその辺りにいるオッサンみたいだ、というものでした。

 世界を闇に飲み込むとか、世界を滅ぼすとか、今までのシリーズの悪役みたいなたいそうな悪役っぽい目的がない。それを言い出すとアフロディテさんも一緒に酔っぱらってるおばさんみたいな印象だったんですが、ふたりの対立要素が、それこそ音楽性の違いくらいのものという印象。俺、悲しい感じの音楽が好きなんだもん! 私、明るい感じの音楽が好きなの! みたいな。

 そんなの、国家間の大問題にしないで、居酒屋でやれよみたいな感じなんですが、当人達にとっては譲れない問題なんだろうからしょうがない。そして、自分の音楽性を相手を排除して(楽譜を書き換えあっている)積極的に世界に広めようとしてるあたり、二人ともたちが悪い。

 俄然テンションが上がってきました。今回の対立要素は、ガンダムが好きかVSマクロスが好きか、みたいなノリですよ。そのうち、いや、エヴァでしょとか言い出す人とかも出て来そうな勢いです。巻き込まれるプリキュアさんも大変です。中央で荒ぶってはみるものの、振り上げた拳を誰に叩き落とせばいいのか今イチ分からない。私、悲しい音楽も聴きたくなる時もありそうなんだが!


第4位:くどまゆ熱演

 フェアリートーンの声優として参加します! と嬉々としてご自分のブログなどで報告しておられたプリキュア楽曲ではお馴染みの工藤真由さん(スイートの主題歌もくどまゆさん)。

 いや、フェアリートーン7体いるじゃん! という時点ですでに面白かったんですが、それぞれドドー。レレー。<以下略>とそれぞれの音程で黙々と声をあてておられる所でちょっと腹筋にきました。くどまゆさんの長い1年がはじまりました。

 これは収穫だった……。ビッグタイトルになってきたのに連れて、主要声優さんが大物さんばかりになってきてたのを少し寂しく感じていたのですが、その寂しさを覆すくどまゆ声優参戦です。


第3位:昔は良かった感

 メフィストさんとアフロディテさんも既知がにおわされていますし、セイレーンさんとハミィも旧知の間柄。そして、響さんと奏さんも、昔はとても仲が良かった。なのに、なんでみんな今は仲が悪くなってしまったのか。

 響さんが、「荒ぶる」のキャッチフレーズとは裏腹に、何やら寂しい子というか可哀想な子感が既ににじみ出てるのが面白かったです。

 「助っ人」ということは逆に言えば所属する集団(共同体)がないということだし、設定をみる限りだと家族関係もどうなのか……。奏さんにちょっかい出してるの絶対寂しさの裏返しじゃん! 奏さんといつもの通りケンカ別れしてから、古びた礼拝堂で「昔は良かった……」と独りでしょんぼりしてるシーンで俄然テンションが上がりました。こ、この子はちょっと可哀想な子っぽいぞ……。

 おりしも無縁社会とか孤族とか騒がれている昨今です。どうして昔はみんなで仲良くやっていたのに、こんな独り廃墟で黄昏れるハメになってしまったのか……。なんだか胸に突き刺さってくる導入です。


第2位:セイレーンとハミィ

 第1話で読みとれる話に公式サイトの情報も加えると、セイレーンさんは、「幸せのメロディ」を歌うという栄光の座をハミィに奪われて、マイナーランドに下った歌姫。

 つまり、競争に敗れた人だ。

 上の孤立社会問題と競争社会の問題も切ってもきれない感じなので、これも妙にしんみりする。今回のやりとりだけでもセイレーンさんとハミィも昔はけっこう仲良くやってたっぽいんですが、一つの座を競争で争った結果、こんな感じに。

 実は美少女体があるというのにもテンションが上がったのですが、その苦労人っぷりにも俄然テンションが上がりました。廃墟的礼拝堂での響さんとの対面シーンは良いな……。孤立した人と負け犬の出会いですよ。な、何か今年もどことなくがっかり感が漂っている。昔は良かった……。ダメだ、大人も子どもも疲れている。


第1位:届け二人の組曲

 何だか昔仲良かった人とは不仲になってしまったし、孤独だし、競争に負けたし、みんな全体的にどうしようもないんですが、それでも、何やら昔のものになってしまったと人は言うかもしれないけど、守りたい大事なものはある。

 奏さんのレコードは熱いな。レコードて。僕世代でギリギリですよ。複製され過ぎるデジタルデータでもなくCDでもなくカセットテープですらない頃にあった何か。

 不仲になってしまったけど、それだけは守らないといけないという点において、響さんと奏さんは今でも何かを心から共有できるらしい。

 「届け二人の組曲!」

 カッコいい。別の音楽でも合流できるというのは確かに不思議だ……などと感じたし、「届け」は「to」よりは「for(本当に届くかは分からないけど、そっちを目指す、みたいなニュアンス)」のニュアンスだな……などと思いながら視聴しておりました。

 「レコード取り返そう、奏」
 「OK、響」


 淡々とキャラを変え、シチェーションを変え、「不仲」というのを綴ってきておいて、変身前の一瞬だけ二人は何かを共有している、いや、もともと共有していた……と持っていってるのが光っていました(そのレコード、共有していた大事なものが何なのかこの時点ではまだよく分からないのもイイ。でも、取り返さないといけない類のもの)。変身前のやりとりの10秒くらいで、観て良かった……と心から思ったのでした。

→主題歌

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→上北ふたご漫画版ハートキャッチプリキュア!後半を全収録

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