ブログネタ
スイートプリキュア♪ に参加中!
 「台本を作ってみました」(南野奏)

 スイートプリキュア♪第17話「ウルルン!ママはいつでも子供の味方なのニャ♪」の感想です。
 ◇

 今回の見所ベスト1。

第1位:組曲

 お母さんが結局フランスに帰っていったのが今回は良かったです。

 同じお母さんがいなくて寂しい問題でも、なぎさがいるからいいやで終劇した感があるほのかや、5のメンバーやココナッツミルクシロップがいるからいいやで終劇した感がある水無月先輩よりも、少し射程が広い。今回は、離れていてもちゃんと家族という共同体が変わらない、という所までだいぶ踏み込んでいます。

 やっぱり、色んな共同体が音楽をキーに繋がっているような話なのかなと。仲間が前面に出ていた5や街が前面に出ていたフレッシュ、家族が前面に出ていたハートキャッチ、だけど、スイートにおいては、仲間の話も街の話も家族の話もある。みんな音楽をネタに繋がっているので、各々の共同体で多様性を保持しながらも、全体で組曲になってゆける。

 そんな辺りで、響さんの孤独問題がひとまず解決。夢まで持てるように。親友との不和は解消した。家族のぎこちなさも解消した。あとは、えーと……状態なんですが、少しずつ失った人間関係や共同体を回復していくというストーリーラインは良い。そして、その響さんのラインが、未だ修復できていないセイレーンさんとの対照になっていっている。

 個別に違う人間が、多様性を保持しながら時に協力する、はもうプリキュアシリーズの根本にある主題で、例えばハートキャッチなら、一人一人違う心の花というモチーフで表現されていたり。

 それが今回は、一人一人違う音、という形で表現されていたのが良かったです(お母さんが何気ない街の音について語る所)。確かに、一人一人のオリジナリティや多様性だけじゃなく、それらが関係し合う「響き合う」というニュアンスが音モチーフにはより感じられます。そして、かなり構成とかしっかり組んでるとしたら、響さんの名前が響な点から、主人公としての役回りも見えてくる感じです。

 どうも、次回予告なんかからも、音符の話やら、奏という親友の話、家族の話なんかはわりと早い話数で決着が着きそうなので、新展開に期待です。メイジャー−マイナーの対立構図は2クールくらいで終わりで、新展開。さらに違う共同体やら何やらを組曲に組み込んでいこうとする、みたいなダイナミズム溢れる展開を個人的には期待してるんですが。

→Blu-ray

スイートプリキュア♪ 【Blu-ray】 Vol.1
スイートプリキュア♪ 【Blu-ray】 Vol.1

→DX3も予約開始

映画プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花【DVD】 特装版
映画プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花【DVD】 特装版

→前回:スイートプリキュア♪第16話「ピンポーン!交換ステイでベストフレンドニャ♪」感想へ
次回スイートプリキュア♪第18話「フワワーン!音符集めも楽じゃないニャ!」の感想へ
スイートプリキュア♪感想の目次へ