「私、本当にスイーツの国に来たんだ」(北条響)

 スイートプリキュア♪第27話「カチッカチッ!30分で世界を救うニャ!」の感想です。
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 今回の見所ベスト3。

第3位:実験的要素

 番組放映時間の30分に劇中の30分を合わせるという、メタネタ回。大きい鍋で朝からテンション上げてお菓子作ってる奏さん相変わらず天使で、あとハイキングに重装備でボケてみせるエレンさんマジ可愛いと思ったんですが、こういう回だけに、30分でこういうキャラクター個性パート入れるのも大変だよなーなどと思いながら見ていました。あ、淡々と色気無い朝の喧騒を描写された響さんも。作り手は、分刻み、ワンカット刻みで、何を入れるか考え抜いたすえに、よし、寝ぼけ表情の響さんのカット入れよう! とか決断しているのです。


第2位:くどまゆさん過労

 前回の大活躍がたたって、シリーが倒れるという大変な事態に。だから、全国回りながら歌って踊ってのスケジュールに加えて、7匹演じ分け声優参戦にメイン回まで受け持たせるなんて大変だと、みんなが思ったのに。

 くどまゆさん本人は超熱演。思うに、フェアリートーン達とトリオ・ザ・マイナーとの対比で描いているのはチーム論なんだよな。マイナー達がリーダーにこだわってる反面、フェアリートーン達にはリーダーがおらず、それが良い点に転じたのが前回だけど、今回はおそらくマイナスに転じている。バリトンさんのリーダーシップで結構いい所までいったマイナーさん達に対して、フェアリートーン達はハミィがリーダーとして機能していないために、過労や異常事態を隠したり、独自解決しようとしたり、マズい方向に行っている。ここでためて、フェアリートンサイドにもリーダー格登場、でカタルシス展開にしてくれるのかな。ドドリーとか、アイキャッチの高いファっぽい羽のフェアリートーンとか、候補はいますしね。


第1位:謎の声

 前回に引き続き、響さん単体を狙い撃ちで謎の声が。

 これ、今回の30分ネタもちょっとかけつつ、何らかのメタ存在だったりするの? 劇外から、解答を知りつつ声をかけているが如く。

 四人目関係か、羽のフェアリートーンくらいしか今の所候補が思いつかないですが、作中のキー存在なのは確か。

 チーム論に、メイジャー偏向でもマイナー偏向でも何か違うと、いよいよ核心に向けて動き出している感じです。「みんなで組曲」が理想なのは分かるけど、そこに至るまでが如何に大変かというのがねちねちと描かれています。そうか、簡単に「みんなで」とか言うけど、リーダーはどうするのとか、問題は色々出てくるよな……。

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