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『Go!プリンセスプリキュア(公式サイト@朝日放送/公式サイト@東映)』第8話「ぜったいムリ!?はるかのドレスづくり!」の感想です。
『映画プリキュアオールスターズ春のカーニバル♪』は公開初日に観てきて感想もアップ済みですが、毎回のごとく、二週くらいは感想記事中で映画の「コアな」ネタバレはなしの方向で(軽くは触れちゃいます)。その後は普通に言及していきます。
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今回の見所ベスト1。
第1位:きららさんははるはるのこと好き過ぎ
前回は、藍原ゆうき君にその存在を認めて貰うという形で(はるかの理想である)「花のプリンセス」が(はるかの妄想的な虚構ではなく)実在する、はるか自身がプリンセスを体現することで存在を証明する、そういう方向へ一歩進み始める話でした。
で、今回も「花のプリンセス」が着ていたドレスを、はるか自身が作り出す、世界に出現させるという、同じく「今は虚構的な妄想でしかない『プリンセス』を少しずつ実在化させていく」お話でした。この流れ、ちょっと哲学的な存在論みたいで熱いですね。
そして、はるかさんの助けになりたいきららさんの心情ドラマを綴ったきららさん回でもありました。
やっぱり、第5話(感想)と似たように、きららとしては目標(夢)達成にあたって「現実的な」提案をするのですね。第5話でいうところの、100パーセントを達成するために現実的に実行可能な方法を考えるという方向ですね。なのだけど、はるかに第5話と同じくその上を行かれて(学業もドレス作りもプリキュアも両立させられてしまう。第5話で言う所の120パーセントの発想)、きららさん完全にはるはるに落ちてるという(笑)。この私を私の知らない世界に連れてってくれる人に惹かれるというのは古典的少女小説的でもあります。
作劇的に、(特に例年その年のシリーズのエッセンンスにもなってる春のオールスターズ映画とか観た後だと)この後はるかは努力に根性、現実的なステップアップだけでは乗り越えられない壁にぶつかるのだとは思うのですが、今はまだ夢に向かって驀進のターン。きららさんには、いずれはるかさんが壁にぶつかって倒れ伏した時に、力になってやってほしい。
今作、私一人では乗り越えられないかもしれない壁も、私達(ふたり)なら乗り越えられるさみたいな、『ふたりはプリキュア』時代からのエッセンスをナチュラルにやってる感じもして好きです。物語のクライマックスでは「手繋ぎ」演出来るんですよね。ね!
→2011年に出た『プリキュアぴあ』の2015年版
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