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 『Go!プリンセスプリキュア(公式サイト@朝日放送公式サイト@東映)』第20話「カナタと再会!?いざ、ホープキングダムへ!」の感想です。
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 今回の見所ベスト1。


第1位:トワイライト様


 前回の感想で、トワイライト様の物語は『ふたりはプリキュアMaxHeart』において九条ひかりが「光のクイーン」なのか「ただの個人としての九条ひかり」なのか、自身のアイデンティティに葛藤した経緯を彷彿させると書いたのですが、どうやらトワイライト様も「ディスピアの娘という正統性を有したプリンセス」なのか「カナタの妹のトワ(表記は「永遠」と推察される)」なのか? というアイデンティティで揺れそうな展開に。

 カナタはトワの存在に救われていた。ホープキングダムの民もトワの存在に救われていた……と、「心の拠り所としての他者」が描かれているのは歴代のプリキュアシリーズを踏襲している感じ。

 カナタと再会したはるか。カナタ王子(「幸せの王子」ポジション)もはるかの存在に救われていたということで、いよいよ本当にこれまで感想で書いてた「『幸せの王子』も『街の人(次の幸せの王子)』もいっしょに戦う展開」っぽいですよ? どちらが優位でもなく、戦い続けたカナタ王子と努力し続けたはるかが正面から向かい合ってる絵は綺麗。そして、プリンセス性のみならず、カナタとの関係性においても、トワイライト様はホンモノ(本当の妹のトワだから)で、はるかはトワを失ったカナタ王子の心の隙を埋めたニセモノ(代替物)という構図も熱い。これは、ずっと書いてるけど終盤は『仮面ライダーディケイド』終盤みたいなノリになりそうです。

 一方トワイライト様は母のディスピアから受け取ったキーでプリキュアに変身と、ストレートなストーリーなら是となりそうな展開になってるのだけど、これもニュアンスとしては否なのか。仮面を装着して、よりディスピア様との正統性・連続性が強調されるようになってるのに、どうにも漂うそれだけではダメだ感。

 カナタとはるかが対等な関係なのに対して、親ポジション・自分に宝石をくれた「幸せの王子」ポジション(トワイライト様から見たらディスピア様)からの影響が強すぎるのもダメだ、みたいな話なのかな。一種の子離れ・親離れを扱った上での「永遠」を志向したいみたいな話だった『映画プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち(感想)』みたいなノリで。みなみと兄のわたる(第16話感想)も、きららと母ステラ(第17話感想)も、どちらかが優位の影響関係、非対称な関係だったのを、対等な関係(共にステージに上がる)に調整していく……みたいなお話でしたからね。『ハピネスチャージプリキュア!』終盤でめぐみさんと誠司君でやっていたこと(第47話「ありがとう誠司!愛から生まれる力!」の感想など参照)を、もうちょっと多弾道でやる感じなのかなぁ。

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