マリア様がみてる/小説感想
2008年04月03日
マリア様がみてる マーガレットにリボン/感想/今野緒雪/コバルト文庫
僕は、天国と極楽は同じ場所だと信じられた。そこは、宗教なんて区別のない世界でなければならなかった。以下、『マリア様がみてる』新刊『マーガレットにリボン』の、相変わらずの長い(笑)ネタバレ感想です。続きを読む
2007年03月31日
マリア様がみてる あなたを探しに/感想/今野緒雪/コバルト文庫
寄りかかった扉が、ガタンゴトンと揺れている。ガラスの向こう側で、景色が走る。<中略>この旅の目的地で待っているのは、きっと瞳子ちゃんの心なのだ。以下、『マリア様がみてる』新刊『あなたを探しに』の、相変わらずの長い(笑)ネタバレ感想です。続きを読む
2007年02月19日
2006年10月05日
今野緒雪『マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵』/感想/コバルト文庫
『未来の白地図』以降の近刊が「出題編」だったのに対して、今回は「解答編」です。前巻までと視点キャラを切り替えるという、ミステリの「解答編」さながらの形式の本当ガチの解答編。「くもりガラス」「仮面」「扉」。近刊のサブタイは全て同じものを指していたと思いますが、いよいよ「くもりガラス」の向こう側が、「仮面」の中が、「扉」の向こう側が明かされます。というわけで今回の視点キャラは勿論……以下、「続きを読む」で、相変わらずの長い(笑)ネタバレ感想です。続きを読む
2006年07月01日
今野緒雪『マリア様がみてる 仮面のアクトレス』/感想/コバルト文庫
ここ数巻は毎回最後の数ページになってサブタイの意味が明かされるんですが、今回もそんな感じです。サブタイと本筋との絡め方とか、数本のテーマが絡み合いながら同時進行とか、「黄薔薇、真剣勝負」のラスト2行とか、全体的に、お、緒雪先生おそるべし!という一冊でした。以下、「続きを読む」で、相変わらずの長い(笑)ネタバレ感想です。続きを読む
2006年04月03日
今野緒雪『マリア様がみてる くもりガラスの向こう側』/感想/コバルト文庫
ここ数巻特に顕著な、サブタイトルを1冊の主題に絡める技が今回も巧な最新刊です。マリみてのメイン物語である祐巳物語の進展部分だけじゃなく、細かいコメディパートでも大技炸裂で楽しめた200P弱でした。以下、「続きを読む」で、相変わらずの長い(笑)ネタバレ感想です。続きを読む
2006年01月28日
今野緒雪『マリア様がみてる 未来の白地図』/感想/コバルト文庫
長いです。本当マリみて好きだよ、自分。Q1.サブタイトル「未来の白地図」の意味は?
好きなようにいろいろなものを描きこめる白地図。リリアンの生徒の、無限の可能性のある未来を、白地図に例えてます。続きを読む
今野緒雪『マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ』/感想/コバルト文庫
主要登場人物紹介から可南子がいなくなりました。前巻の「マリア様の星」で完全に可南子という登場人物に関しては帰結をつけたということなんでしょうね。マリア様の星、文芸度が高いステキな帰結でした。一生使っていけそうなギミックも授けてくれました。イメージが違う云々の話になるたびに、「その僕は火星に行ったと思って下さい」……というように使っていきたいと思います。続きを読む今野緒雪『マリア様がみてる 妹オーディション』/感想/コバルト文庫
「たぶん、幻想だったんじゃありませんか 薔薇さまとかつぼみとか。ただ、憧ればかりが先行して。少しでも近づきたい、彼女たちはそう願っていたんだと思います。側にいれば、きっと素敵なことばかり起こる。そんな幻想を抱いていた。でも、現実にはそんなことないですもの」(乃梨子)以前僕が考えたマリみてにおける関係性の発展段階表を再掲すると……続きを読む
今野緒雪『マリア様がみてる イン ライブラリー』/感想/コバルト文庫
12月25日発売の新作は、続・バラエティギフトとでもいうような短編集。「図書館」をキーワードにした短編5連。趣味が読書という関係上、図書館にも色々と思い入れがある一読者としては、思わずニヤけさせられてしまう短編集でした。続きを読む今野緒雪『マリア様がみてる チャオ ソレッラ!』/感想/コバルト文庫
今まで自分たちが知り得なかった世界を知り、まずは受け入れてみる。それは難しいことだけれど、とても大切なことなんだって思えてきたから。マリみてがイライラせずに読めるのは主人公のこういった姿勢によるところが大きいです。僕は随分とマリみては相互理解の話だなぁということを言ってますけど、この辺りの姿勢が相互理解の基本かと。自分と異なる考え、価値観、大きく言えば異なる世界の存在を認めることができるかどうかが初歩の初歩だけど最も基本。続きを読む
今野緒雪『マリア様がみてる レディ、GO!』/感想/コバルト文庫
けれど、志摩子さんはいつでも祐巳の二歩も三歩も先を歩いていて、とてもじゃないが容易に追いつけそうもないのだった。当の志摩子さんが余裕で籠娘になって由乃さんに追いかけられたり、流されて藤娘になってたりするのが熱い。ノリノリで借り物競走に参加してるのが熱い。続きを読む
今野緒雪『マリア様がみてる 真夏の一ページ』/感想/コバルト文庫
娯 楽 三 編 。何か目的のために頑張って頑張って、それを達成した充実感とか、心に負の部分があって、物語が転がって転がった上で浄化されるカタルシスとか、そういうのが微塵もないまったくの脱力娯楽編を三編収録。
だ が そ れ が イ イ 。続きを読む
今野緒雪『マリア様がみてる パラソルをさして』/感想/コバルト文庫
「がんばりなさい。紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブウトン)」(青田先生)す ば ら し い 。
というワケで、昨日の前巻感想で書いた、「ボロボロの祐巳を立ち直らせる役割を担うのは誰なのか?」という問いの解答は、ズバリ「傘」。続きを読む
今野緒雪『マリア様がみてる レイニーブルー』/感想/コバルト文庫
「私、一つ解決方法知っている」(乃梨子)乃梨子はこんな高一はいないだろうというほど完成されています。色々なことが「分かってる」ポジションから、志摩子さんを救っちゃったりしています。とりわけ有能で、かつ余裕も持ってるってことで、僕的に作中で一番こういう立ち位置に立ちたいと思えるキャラかなぁ。続きを読む
2006年01月27日
今野緒雪『マリア様がみてる チェリーブロッサム』/感想/コバルト文庫
「今度、一緒に仏像でも観にいきましょうか」(志摩子)昨日、前巻の感想で志摩子さんの伏線がどうのと書いたばかりでしたが、今巻がまる1巻かけての志摩子さんの伏線消化話でした。というか、小説版の1巻にあたる「マリア様がみてる」よりも、この話の方が先に読み切りの形で雑誌掲載されたものだったんですね。志摩子さんの事情の伏線、タイムリーに雑誌から追いかけてる読者にしてみれば既読の事実だったワケですか。続きを読む
今野緒雪『マリア様がみてる いとしき歳月』(前編)(後編)/感想/コバルト文庫
志摩子さんはいつか、卒業という形ではなくリリアンを離れる気かもしれない。離れたいんじゃなくて、離れなければならない事態がいずれ起こりうる。そんな覚悟のようなものが、以前から何度も見え隠れしていた。作中重要イベントの薔薇様卒業話ですが、僕的には志摩子さんが気になる。栞さん、蟹名静などと対比されながら、とにかく志摩子さんはいずれ消えてしまう運命にあるような伏線が張られています。そして聖からロザリオを受け取る時の何か「事情」を言いかける描写。果たして志摩子さんが抱えてる事情とは何なのか、作中の暗示です。僕的に、志摩子さんのこの話はじっくりとやって欲しい。消えゆく志摩子さんに祐巳らはどう関わるかみたいな。大きい話でかつテーマとかもあってイイ話になりそうなんで。続きを読む
今野緒雪『マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物』(前編)(後編)/感想/コバルト文庫
「志摩子が思ってるいるより、ずっとこの世界は生きやすい場所なんだって」(白薔薇さま)志 摩 子 さ ん は い い な ぁ 。(挨拶)
読者が感情移入する用の無標のキャラとしては主人公の祐巳が設定されていると思うんですけど、僕的には志摩子さん。集団から一歩離れ気味なところに何となく自分の高校時代を重ね合わせてしまってハァハァします。ハァハァするなよ。続きを読む
今野緒雪『マリア様がみてる ロサ・カニーナ』/感想/コバルト文庫
「いいのよ、祐巳さん」志摩子さんはニッコリ笑っていた。
「あのね。今のお姉様の言葉ね、私には最大級の励ましの言葉なの」(志摩子)
この場面やヨシ。白薔薇さまの言葉が祐巳と志摩子さんで真逆に響いてるのがカッコいい。1巻から所々に散りばめられていた白薔薇さま−志摩子さんの関係の謎を解き明かす一場面です。白薔薇さまが何故志摩子さんを妹にしたのか、志摩子さんは祥子さまの誘いを蹴ってまで何故それを受けたのか、この先もうちょっと明確に語られることあるのかなぁ。このシーンだけで十分説明してるような気もするんですが。続きを読む



























