「なぎささんとほのかさんは、私らしく、私のままでイイって言ってくれてるけど、私らしくって、一体……」(ひかり)

 そのままあっさりとなぎさとほのかの言葉を受け入れてしまうんじゃなく、自分で考えてるひかりがイイですな。
 「私らしく」のフレーズには、何もしなくてもオンリー1、無努力でも自分は高みにいる……とちょっと歪んで解釈してしまったり、そのまま思考停止して延々と自分肯定に走ってしまったり……という罠もあるんですが、ひかりは一度立ち止まって自分で思考して自分のあり方について考えています。序盤からひかりのテーマにはアイデンティティがあるんですが、物語も半分まで来て、かなりの程度自分の居場所は見つけた所までが描かれて、ここからはもうちょっと深くひかりらしさについて掘り下げていく展開になりそう。それが、最後に予想されるひかりか?クイーンか?展開を盛り上げる“タメ”になると思うんで。

 でも、今回でひかりがさなえさんを通して得たのは、「希望を忘れずに」という漠然としたスタンスのみ。まだまだアイデンティティテーマの方の話は引っ張りそうです。どんなテーマを探していくにしろ「希望を忘れずに」は基本だと思うんでイイんですが。

◇相変わらず「日常を守る」がキーのバトル

 「なんだか時間が優しく流れていく……」(ひかり)

 の所で、その優しい時間をうち壊すように敵キャラ登場の所はプリキュアのパターンながら、日常−非日常の切り替えが分かりやすくてイイです。優しい時間というような日常を守るために、非日常の闇の連中ととりあえずバトル、それがプリキュア。

◇全力でボートを漕ぐなぎさ

 何気に、性格が出てて好きな場面です。

◇希望だけでは宿題は終わらない

 身に染みます。僕も計画的に修論やっていこう……。

◇次回サブタイ「負けるななぎさ!みんな悩んで大きくなった!」

 将来に関するなぎさの悩み話の模様。なんか、王道だけどスゴい楽しみ。確かにほのかは素で研究者でやっていけそうですが、なぎさみたいなタイプの少女の将来ってのは題材として面白いですよね。


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