「あなたはこの世界に深く関わり過ぎたようです」

 様々な人達と触れ合って世界と関係性を築いてきたひかりVS洋館の中の閉じた世界で過ごしてきた少年の対比きたー。こういうずっと注目してた伏線、暗示が最終クライマックスで生かされてくるのを目の当たりするとやっぱり感動してしまいますよ。
 前回のクイーンかどうかよりひかり個人を選んでくれたなぎさとほのかのカットが入って、ひかりは自己犠牲的にクイーンを復活させることを選ぶんですが、虹の園との関係性を深く築きすぎたために自動制御が(ここでなぎさ、ほのかをはじめ、アカネさん、奈緒&美風らと過ごした時間がひかりの述懐と共に回想されるシーンが良かった)。一方でついにジャアクキングに飲み込まれてしまう少年。

 これ、対比は美しいけど、少年が可哀想なんで少年も救ってやって欲しい。ひかりが守るって言ったんだし、少年もひかりとの出会いが影響してか、闇の波動の中に妙な透明感があるという伏線、あとジャアクキングが完全復活したワリにはまだ前作のように喋ってない点など(不完全復活?)、まだまだ少年も救われて光と闇の和解エンドの可能性アリ。是非とも大団円に落ち着いて欲しい。

◇闇の戦士達

 「イヤ、俺達の戦いはまだ終わっていない」(サーキュラス)

 サーキュラス、ウラガノス、ビブリスはプリキュアとの決着を望むと、戦士道チック。闇の少年にとっての身近な人達とこの前肯定されたような感じもあって、単純な勧善懲悪の悪モノとは言えない感じなんだよな。ウラガノス、好きだった。バカで好きだった。和解エンドならさりげなく生きてたみたいなのもアリ。

◇ファイナルクライマックス

 サーキュラス、ウラガノス、ビブリスの捨て身の攻撃でスパークルブレスは破壊され、ルミナスは自己犠牲精神と世界への未練との反目でクイーンを復活させられないという絶体絶命の状況でVSバルデス&ジャアクキング。どうやって逆転するんだという点で盛り上がります。まず仲間パワーがキーになると思うんですが、

 「大丈夫ルル、ルルンがひかりを守るルル」(ルルン)

 って言ってるからルルンが何かするのかな。とりあえず前作の最終回と同じく主題歌BGMかけてほしいなー。

◇次回サブタイ「扉を開けて!ここから始まる物語」

 ついに最終回。予告映像を排して、前作からのフラッシュバック映像に徹した次回予告が泣ける。前作の始まりからを流されると、ああ、2年続いたなぎさとほのかの物語はこれで終わりなんだ……と感慨深くなってしまいます。しかも予告最後のカットが、今でもプリキュア至上最高話だと思ってる前作第08話(反目→和解を経た後、初めてお互いがファーストネームで呼び合う回)のラストカットですよ。これから予想されるに、光と闇のバトルパートのクライマックスの決着がついた後は、ほのかフランス行きの暗示を生かして、なぎさとほのかの関係に焦点を絞ったアフターパートで終劇ということになりそう。前作第01話でほのか(当時まだ雪城さん)に惚れて、第08話で完全にハマって以来つねに楽しさを届けてくれてたなぎさ&ほのか。この、僕的にも視聴者幼児的にも大ブレイクした二人のラスト、刮目して見たいと思います。


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