何だよー、柏木イイ奴じゃんかよー。
イベントがようやく起こるのは終盤になってから。めずらしく祐巳と祥子さまを罠にハメる敵役が出てきます。コレは登場人物全員を可愛がるマリみてにしてはめずらしい。されどそんな敵役を出した甲斐があったというほどに、敵に打ち勝つクライマックスは爽快。というか祐巳がアカペラで歌うシーンはイイのー。ああ、祐巳ちゃん成長したなー、みたいな。親か?コレは親の視点なのか、自分。
前巻での成長を得て、祐巳が心理的に余裕を持っているように描かれています。祐巳が成長したんで、むしろあとの話は祥子さまの成長に費やされそうな予感。男嫌いとか柏木さんの話とか、何より祥子さまが祐巳→祥子さま以上に祐巳にべったりという状況など、祥子さま絡みの方が課題が多く残ってます。その辺りは今年の祥子さま卒業話で昇華されるのかな。
志摩子さんの出番が少ない……次巻に期待しよう……
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