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 「タイが曲がっていてよ」(小笠原祥子)

 既に声優さん込み込みで大好きなので全てが愛しいです。まだ山百合会的に部外者で舞台紹介のための視点キャラも兼ねてる祐巳が初々しくて愛しい。
 ◇

 サブタイ「波乱の姉妹宣言」通り、祥子さまから祐巳への姉妹(スール)宣言のシーンを冒頭にアレンジ。インパクト重視ですが、祐巳と祥子さまのファーストコンタクトといえば「タイが曲がっていてよ」というイメージがある僕としてはそっちが冒頭でも良かった。Aパート冒頭に入ったからいいけど。

 マリア像の前であったから、一瞬マリア様に呼び止められたのかと思った。

 の原作冒頭の文章が好きなんだよなぁ。思えば、このファーストシーンがマリア様の前だからこそ、『マリア様がみてる』っていう作品名なんだよな、マリみて。

 そのマリア様とか、作中で何度も印象的に使われる銀杏並木とかは映像化されて満足。原作読む前に1話だけ放映時にタイムリーに深夜に見たときはあんまり感じなかったけど、こうしてDVDで見てみると中々に美麗絵じゃないですか。

 その分アニメにしては動き少な!というのはあります。第01話の半分が女子高生がテーブル囲んで座って会合してるだけという、ロックな番組になってます。座ってるのが女子高生じゃなかったら反乱が起きるよ(視聴者の)。あと、会合時、薔薇さま達以外は発言する時にいちいち起立して発言するのが面白かった。志摩子さんとか、蔦子さんとか、高校生のホームルームの会議のようだ。いや、実際その延長のような生徒会での会議なんだけど。

 志摩子さんの初登場シーンは惚れます。髪ゆらゆらなびかせて、キラキラのエフェクトかかって。なんか凄いキャラきたーな状態です。この分だと「片手だけつないで」や「銀杏の中の桜」での桜をバックにしたエフェクトに期待がかかります。凄い、桜舞わせながらファーストコンタクトしそうです(聖&志摩子、志摩子&乃梨子)。

 ◇

 「祥子さまが祐巳を妹にできるかどうか?」という形で賭が成立して、

 祥子さま勝利→祐巳がシンデレラ
 祐巳が勝利→祥子さまがシンデレラ

 という原作第1巻の舞台設定が整った所で次回へ。最後に「マリア様の心」に関する「どうしてサファイアなんだろう?」という祐巳の疑問のシーンを持ってきたのは上手いです。今はお互いがよく分からない祐巳と祥子さまでも、のちにこの頃からも小さなことで考えを共有してたりもしたと明かになる伏線です。小説感想では何度も書いてきましたが、マリみては姉妹(スール)制度をギミックに使った人間関係の進展/相互理解の物語。メインである祐巳−祥子さま姉妹においても、序盤から機微に富んだギミックが仕掛けられてなんぼです。次回は連弾ですよ。これでノックアウトされた感もあるんで楽しみです。

◇OP&ED

 OPは、ちょっと宗教画チックな山百合会メンバーの一枚絵なんですが、真ん中が蓉子さまなのが、なんか蓉子さまが神(ゴッド)チックです。確かに三薔薇さまの中でも他の二人からリスペクトをあびてる一段飛び抜けたポジションの方なんですが、こんな、神々しい感じにしなくても(笑)
 EDは薔薇の色別のスクロールED。EDとしてはオーソドックスですが綺麗なんでよし。一人欠けてる白薔薇がなんかカッコいいですよ。

◇映像特典「マリア様にはないしょ」

 これがめっちゃ面白かった。声優さんのNG集をショートアニメ化して収録してるというもので、ジャッキー・チェンの映画のエンディングみたいなノリのヤツです。声優さんが映画俳優さん並に存在が確立されてきた昨今だからこそできる、面白い企画だと思います。
 「ロサキネンシス・アン・ブゥトン」の発音に手こずる祐巳(植田佳奈さん)に由乃(池澤春菜さん)が出てきて本場の発音で解説するというネタは、池澤さんがフランス語の番組やってる関係のネタですね。
 あとは「祐巳さんのオカモチ(お気持ち)です!」と天然でミスをかます志摩子さん(能登麻美子さん)も、能登さんっぽくて良かった。声優さんのWEBラジオの感想毎回書いてるくらいなんで、声優さん込みで見ると倍楽しめるという作りは歓迎です。はやく祥子さまネタがこないかと期待です。

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