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 「満さんと薫さんはあなたのために一生懸命だったわ そんな二人の話をどうして聞いてあげられないの?」(キュアイーグレット)

   反対意見を言うレベルじゃなくて、コミュニケーションする気すらなく「人の話、何ソレ?」状態のアクダイカーンは素でムカつきます。
 結局、非暴力を貫き通して言葉で解り合って決着した咲舞VS満薫と対照的に、アクダイカーンは話を聞く気ゼロで自分の世界を暴力で押しつけてくるのみ。満と薫の10話分の気持ちを詰め込んだ長い語りとそこから生まれたたった一つの願いに対して、反論するでもなく完全無視して坦々と自分の世界を押しつけるようなことしか言わないアクダイカーンは素で腹が立ちました。ゆえにその後の咲舞の怒りに共感。憎たらしい敵役ラスボスとして申し分無しです。前シリーズでも、主にほのかが話し合いによる違うもの同士の理解を説いて、それに反して話を聞かないで自分の思想を暴力で押しつけてくるヤツが敵役って感じで描かれてましたが、一つそのラインは継承してる感じ。やっぱりコミュニケーションそのものを拒絶してはいかんよ。

 継承してるということでは、奇跡の雫(無印はプリズムストーン)を咲舞に託して満薫消滅と、ここまでは本当に無印のキリヤ物語の継承パターンです(「運命」という言葉がキーになってるのも同じ)。次回予告を見るに、しばらく喪失感と無力感が二人の課題になるのも同じなのだと思います。ただ、次回から満と薫用と思われる新マスコットキャラ、ムープ(ムーン繋がりで月で満用)とフープ(風(ふう)プってことで風で薫用)が登場することから、キリヤ篇の話をリフレインさせて終わりというわけではなく、そこからもう一歩進んだ物語を描く感じになるのだと思います。キリヤの物語は、最終回で「転生するか何かして、キリヤはキリヤの望む場所に行けたんじゃないか?」とボカしながら暗示させて救いを与えて終わっていたんですが、今回の満と薫の物語は、満と薫が仲間になって咲と舞との関係性を再構築するまでをやるんじゃないでしょうか(無駄にマスコットキャラを出すとは考えにくいですし)。素で満と薫が復活してくるのか、満と薫の転生体みたいなのに咲と舞が再び出会うのか、そんな感じじゃないかと。後者のパターン希望かな。それでもって最終回あたりで転生体の満と薫が以前の満と薫の記憶を取り戻すなんてお話だと感動的。

 今話では報われなかったけど、満と薫の10話分の気持ちがこもった二人の語りはAパートの咲と舞に対しての所も、Bパートのアクダイカーンに訴える所も感動的でした。それを受けて「ともだち」という言葉をキーに語る咲と舞も最高(こっちも報われなかったけど)。前シリーズ劇場版「雪空のともだち」なんかでは「ともだち」を守ることに全てのお話が凝縮されていましたが、そんなプリキュアイズムからしても、「ともだち」を守れなかったという今回の話は最大級の悲しさです。2クールラストでこの「落とされる/ダウン」パート。今は耐えて、そこから復活していく、「上昇/アップ」パートが描かれると思われる残り2クールを期待して待ちたいと思います。

◇次回第24話サブタイ「ムープとフープ登場!って誰?」

 新マスコットキャラ&新敵幹部(公式サイトの次回予告によると、ミズ・シタターレとのこと)登場回。満と薫用のマスコットキャラだと思うから、再び咲と舞に笑顔が戻る日も来ると思うんですが、とりあえずは消失感と無力感にさいなまれる落ち込みパートを堪能したい所。今まで家族や自然との関わりを描いてきた分、少しづつそれらから力を貰って回復していく感じがきっといいよね。予告で和也兄さんが舞に語りかけてたのが印象的でした。お兄さん出番です。

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