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 「ねえ、咲。あの電車に乗って終点まで行ったことある?」(美翔舞)

 全体的にイイお話だったけど。今回のハイライトはアバンの「夏休みの終わり」に関する二人の会話で決定。夏休みがあった頃の強烈なノスタルジーが。
 そうして二人が選んだ夏休み最後の思い出作りが、いつも見ている電車(OPで咲のソフト部がランニングしてる横を通ヤツ)の終点の風景を見に行ってみること。なんか、スゴイ平凡なんだけど、「少年達だけで死体を探しに行く」くらいのロマンを感じるシチェーションになってるのは何故なんだろう。アバン、すげーしみじみしてしまった。

 ◇

 お話としては、日常パートの何気ない言葉が、バトルパートの伏線になってて、しかもそれが2枚という美しいお話。

 最初の、駅に咲が遅れてやってきた所での舞の「咲は必ず来るって分かってたから」という咲への信頼の台詞が、バトルパートで咲と引き離されて絶体絶命の状況で再び繰り返されて「咲は必ず来るって分かってたから」になってるのが一つ。

 序盤の「2人で食べると2倍美味しい」という咲の主張が、バトルパートのクライマックスでの、「2人で力を合わせれば、2倍〜100倍の力になる!」にかかってきて逆転するのが二つ。

 前回のラストの見つめ合いラヴラヴで咲と舞の絆はできあがる所までできあがった感がありますが、今回もそれに違わずお互いの信頼関係をじっくり煮詰めて描いてくれて満足。咲は来るって「信じてた」じゃなくて「分かってた」ですよ。ラヴい。

◇今週のピコポイント

・ミズ・シタターレが変装好きな件について

 かき氷屋、浴衣美女ときて、今回は車掌さん。変装趣味?
 いい加減、咲と舞も一度くらい見破ってくれと言いたい。眼力の無さで毎回ピンチになってるよ。

・今回もラストシーンの咲と舞が非常にラブラブだった件について

 打ち合わせ無しで二人ともお互いのために卵焼きを作ってきてしまいましたよ!しかも半分こしながら美味しく食べてますよ!
 結局終点は海が見える公園みたいな所だったのでしょうか。場所的にはたいしたサプライズも無い所なんだけど、その分二人イチャイチャできればいいやという、仲良しって素晴らしいなという終わり方でした。あー。僕も電車で旅してー。

◇次回第29話サブタイ「フラッピチョッピ絶体絶命!」

 今回で夏休みの終わりの話は非常に美しくフィナーレしそうだったんですが、あえて宿題終わらないよーという、現実でもシャレになってない小さい子達が沢山共感したくないけど共感する話をやるみたいです。なぎさはどうやってクリアしてたんだっけ?ほのか写させてくれたんだっけ?舞は写させてくれるのか、気になる。

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