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 「あの娘にはこれ位のことは乗り越えて貰わないとね」(鳴海先生)

 鳴海先生の思惑です。もちろん学園コメディ作品というのがメインなんですが、真面目なテーマの部分は意外と深そうです。
 アリス学園の歪みみたいなものがちょっとづつ明かされてきて、それに伴って教師側もそれぞれの思惑があるんだよね。鳴海先生はそういった歪みに気付いてる、非主流派の先生で、そういった歪みを打破する存在として、明朗な元気っ娘でパワーがあり、アリス無効化のアリスを持ってる蜜柑に何かを賭けている節があるという。

 「歪み」は「アリスは特別」という特権意識だったり、それゆえに生徒は外界から隔離されなければならない状況だったり、星階級で生徒を差別化する負の側面だったりと色々見え隠れしてきてるんですが、とりあえずそういった「歪み」の犠牲者がおそらく棗くんで、教師側で「歪み」を容認できない非主流派が鳴海先生で、主流派が今の所神野先生。あとはまだコメディ調子だけど、アリスの特権意識やそれに伴う優越感、差別感を「歪み」のネガティブ要素と捉えるなら、生徒間でも、第3話で「アリスは特別な存在」と豪語して、今回でも星階級を利用して蜜柑をいじめにかかるスミレなんかは「歪み」に染まってる生徒で、そういった階級を無化してる委員長や、蛍はアンチ「歪み」の、どちらかというと鳴海先生側の現行のアリス学園に対する反対勢力と……そんな感じ。

 そういった「歪み」を無効化する、蜜柑と蛍の会話は良かったね。星階級はしょせん他人がつけた評価。蜜柑は蜜柑、蛍は蛍。このテーマの着地点として後半で回帰してくるであろう、優劣や評価の束縛を個人で無化する思想です。学園コメディだけど、真面目な部分は無印ガンダムSEEDと非常に似ています。

◇今週のピコポイント

・寮母のタカハシさん

 またツボなキャラを。無駄にボディがピンクです。しかも、両親を恋しがる幼生徒についててあげたり、優しいの!やばい、ファンになっちゃいそうだよ。

・蜜柑は星なし

 貧乏新入生物語を地でいってるのが面白かった。僕もオンボロ宿舎での貧乏学生生活時代はあんなもんでしたよ。そういう意味で共感。最初に、あれくらいを経験しておいた方が後のパワーになります。

 ◇

 というわけでベア、ジャイアントピヨ、タカハシさんと勢揃いしてテンション上がってきました。人間側も、次週予告に出てきた今風のお姉さんとか期待。面白いなー学園アリス。

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