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 「マリア様がみてるから!」(久保栞)

 この話だけは文芸的に一線超えてるというか、百合的にも一線超えてるというか、キスまではいきます
 高山みなみさん演じる先代白薔薇さまが異様にカッコイイのと、予想通り、最後に現代に戻って須賀星さんのリリアン来訪で締めてたのは最高。完全に二つに分けて書いてた原作版では出来なかった演出です。
 案外、『ウァレンティーヌスの贈り物』のエピソード中に時系列シャッフルしてこのエピソードを挟んだのが効果的になってました。「びっくりチョコレート」内にて、聖さまが「この温室は私にはちょっとつらい」と祐巳に語るシーンがあり、その種明かしの聖と栞の温室のシーンが入ってる&「びっくりチョコレート」〜「ファーストデートトライアングル」で志摩子さんが繰り返し聖さまに向かって語る、聖さまがいなくなったら自分はどうなるのか、春がくれば変われるなんて到底思えない……という趣旨の想いを、聖さまも1年前に同じように抱えていたことが分かる。それでも春に志摩子さんと会えたから言ってるんだというのが分かる(そして結局志摩子さんも春に乃梨子と出会うワケですが)……と、聖さまの言動のバックボーンがこのタイミングで分かる……と、中々意味がある時系列シャッフルだったのではないかと思います。

 あとは、例の、

 「たぶん、私達はもって生まれた二つの手を両方とも同じ相手と結んでいるのだ」

 の部分がビジュアル化されて、聖と栞が本当に両の手を正面から重ね合わせてしまうシーンがインパクト強かった。これは、『春』に収録されてるという、「片手だけ繋いで」でこのシーンと対比させて志摩子さんと片手だけ繋いだ絵がビジュアル化されたらかなりグっときそう。

 ラストシーン、過去編から現代に戻ってきて、学園長に会いに来た須賀星と聖さまが対面するシーンで締めてるのは絶賛の領域。「いばらの森」のセイとカホリも幾年の時を超えて再会する時が来たのなら、聖と栞もいつの日かまた会う日が来るのかもしれない。悲譚として完成されてる「白き花びら」に希望を持たせて終劇させてます。マリみては、この「いばらの森」と「白き花びら」が意味を持ったセットで収録されてる3巻までは読んでみると良いよ。

・補:久保栞役は、EDクレジットより、中川亜紀子さんという方でした。

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