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 「でも私は妬まれても構わない 私にはこのアリスを使ってやりたいことがあるから」(今井蛍)

 真面目な話ではアリスと普通の人との能力差、アリス内部でも能力差、そういうのにつきまとう優れる側の奢りや、劣る側の妬みといった負の感情をどうするのかという話がある作品だと思うんですが、この前の翼先輩、美咲先輩達の「自分は自分」も一つの解答ながら、関係無い、常にやりたいことをやるだけというこんな蛍の言葉も一つの解答です。
 「優れれば妬まれる、それが現実だ」と言う棗くんはまだその境地に至れない状態です。やっぱり棗の成長物語でもあるんだよな。蜜柑や蛍に引っ張られて棗が変わっていく話なんですよ、たぶん。

 そんな蛍の「やりたいこと、夢」は蜜柑のように人を励まし、温かい気持ちにするロボットを作ること。アリス学園に来てから最初に作ったロボットが蜜柑型ロボット甘夏の試作機というエピソードといい、離れていても、ふだんはそっけなくても、蛍が如何に蜜柑を大事に思ってるかが伝わります。やっぱりこの作品のED映像は蜜柑と蛍の相合い傘しかないんだよなと再確認。

◇今週のピコポイント

・蜜柑と甘夏の奮闘記、友情記

 蛍を思いやって空回りコメディ×2という状態。空回ってただけで、蛍側からすればデフォルトの愛情があったというのが明かされるのもお約束。学園の外に働きに出る甘夏のラストは大げさには、人外のキャラの肯定的帰結とも取れます。私は人間じゃないんだ……と悩むシリアス路線の作品ではなく、ベアも、ジャイアントピヨも、寮母のタカハシさんも、そんな人外の奴らも大切なキャラで仲間という温かい作品。

・野乃子ちゃんドリンク

 スタミナドリンクのかわりにうっかりとんでもドリンクを。可愛い野乃子ちゃんはボケキャラでした。ちょっと愛しくなりました。この調子でアンナちゃん辺りにも出番を。

 ◇

 今回、あんまりコアな伏線提示とかはなかったな。普通に、蜜柑と甘夏が巻き起こすドタバタコメディとして楽しめば良い1話という感じでした。腕ごと投げる剛速球にビビるスミレとか、面白かったよ。

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