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 「自分のアリスを好きになっていくことが、上達の秘訣です」(野田先生)

 自分を好きに、自分は自分のオンリー1思想を地でいく特能組の面々はやっぱり見ていて気持ちがいいです。無条件で肯定されるわけじゃなく……
 あからさまに星階級に基づいた差別発言する神野先生とか、今はまだ「一度貼られたレッテルは覆せない」とかしか言えない棗なんかのカウンターがいるからこそ、我が道を行くやり方でやりたいことを実現していく特能組の生き方が映えるんだなぁ。今回も、カウンター達に言われて、自分のアリスは役に立たないんじゃ……と蜜柑がセルフイメージを失いかけた所で、特能組の面々、特に野田先生の授業を通してセルフイメージを回復し、最後に一番大事な蛍を助けることができて、蛍の口から「あんたのアリスも役に立つ」と言われる流れは良かったなぁ。

 ◇

 そんな感じで、作品名にも入ってるアリスを主題にしたエピソード。主人公蜜柑の自分のアリスは役立たずなんじゃ……という疑念からはじまり、最終的に仲間の励ましや特訓を得て少し自信を得るエピソードなんですが、舞台背景として沢山のアリスが出てくるのが楽しかったです。冒頭の火事イベントとか、各キャラのアリスを描写するのにうってつけのイベント。雨降らし君とかバカっぽくて最高。各々のアリスを活躍させるクラスメイト達の中で、自分は無謀に体を張るしかなかった蜜柑……という今回の話の起点にもなってます。

 また、修行編でも色々なアリスが登場。とりあえずジャイアンのアリスを連れてきた翼先輩と美咲先輩が面白い。後輩思いでめっちゃイイ人でカッコいい人達なんだけど、ギャグ要因もこなします。

◇今週のピコポイント

・アリスの分類

 子どもの時が一番強力で、大人になるにつれて徐々に能力を失っていくタイプっていうのが儚くて良いな。夢のような能力だからこそ、使えるのは夢を信じていられる子どものうちだけ、みたいな。あとは最強だけど使うたびに寿命を縮めるタイプの存在も明かされます。蜜柑が不安を過ぎらせたように棗がこのタイプなのかのう。誰にしろ、命がけでマックスパワー発動の王道燃え展開がありそうです。

・十年前の「あの人」と「あの人」が抱えてた乳飲み子

 野田先生のタイムトラベルというとんでもアリスで強引に伏線張り。まだ謎だなぁ。鳴海先生の写真立ての人と関係があるのか、神野先生がうっとうしがってる蜜柑の前に存在した無効化のアリスの所有者と関係があるのか、一本の線なのかバラバラの線なのか未だ分からずな感じ。乳飲み子伏線はベタに着地するんでしょうか。ベタか、ベタなの!?

・蜜柑のアリスの最高発動条件は、「大事な人を守りたい気持ち」

 最終回のクライマックスは無難にこれでいけそうな条件です。これまでマックスで発動した時は棗を守るために使ってたってことかのう。

 ◇

 と、結構真面目なエピソードだったんですが、冒頭の「蛍〜チュー」の蜜柑と、翼先輩の髪を切ってあげてる美咲先輩にホワホワしながら見てた1話でした。この先輩二人は本当仲が良いな!

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