読みかけの本が数冊あるんですが、明け方にかけて『マリア様がみてる』の「チェリーブロッサム」、「銀杏の中の桜」を再読してたりしました。読みかけの本をうっちゃってでも時々読み返したくなるほど好きなんだよな、「銀杏の中の桜」。再読して心に響いたのは、
「そういえば、自分はどれくらい泣いていないだろう」(乃梨子)
「でもね、リコ。そればっかり考えていると、腐るからね」(菫子さん)
の辺りの台詞。
最初のは、乃梨子、強さも滲み出てる台詞ですが、この頃はちょっと張りつめた感じもあったんだなぁと。
二つ目のは、今の自分に贈りたい台詞。一つのことをうじうじ考えて続けてネガティブ思考のループにハマる傾向が最近あったので、テキパキと思考を切り替えられるフットワークの軽さが欲しい。
あとはやっぱりタクヤくん−乃梨子の関係に憧れるなぁ。もちろん僕がタクヤくんポジションで。僕も同好の志を持つメル友女子高生とアクション起こしたいですわ。仏像愛好は今のところそれほどの興味を持ってないので、自分のビジネスででも。
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●BGN
「銀杏の中の桜」の裏、「BGN」を読了。
再読して気になったのは、
不公平だと思った。卒業したら、姉妹の仲は自然消滅してしまうものなのだろうか
の部分とか。
卒業しても絆は残るか、と、現在刊行中の部分では祥子さま−祐巳のメイン姉妹でもテーマとして描かれてる部分ですが、もう、この巻くらいからテーマとしては暗示されて続いていたのね。
あとは祐巳→志摩子さんイベントの伏線は回収されるのかどうか微妙に思えてきた。
聖さまが確かに祐巳に「志摩子のために祐巳にしかできない仕事がくる」という趣旨のことを言ってるんですが、「BGN」では、「祐巳に来ないで他の誰かに来てるかもしれない、適材適所という言葉もある」……という趣旨のことも言ってたりするんですよね。なんで、適材適所として、祐巳にではなく、乃梨子にその役割がきた、ということで伏線は回収済みのようにも取れるのではないかと思ったワケです。刊行中の現在、課題、ピンチに陥りそうなのは志摩子さんじゃなくてむしろ祐巳の方ですし。祐巳→志摩子さんイベント伏線は回収済みってことでもそれはそれでアリかなぁ。
マリア様がみてる―チェリーブロッサム
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