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 「心のポケットを日だまりでいっぱいにして」(蛍の母)

 ロボロボ、ギギギ、ギュイーン……みたいな感じでまたもや全編これコメディの話かと思いきや、Bパートでいきなり涙腺展開になってビビった。ギュイーンというかドキューンと胸にきました。
 ◇

 これまた学園の歪みの部分を蜜柑ちゃんがぶっ壊して行くというこの作品のテンプレートに乗っ取ったお話。学園の歪みに染まりかけてる蛍の兄と、染まらないで、日だまりを心に残したままの蛍。蛍の心に日だまりが残ってる最大の要因は、蜜柑に出会えたから。やっぱり、間接的に蜜柑ちゃんが学園の歪みを払拭しているお話なのです。そんな二人の絆で歪みを無効化してる蜜柑と蛍らを、同じく先生でありながら学園の歪みに対しては反体制のポジションにいる鳴海先生が温かく見守っているという図がステキです。

 「そうだ、信頼できる仲間を作るんだ。それはきっと君たちの力になる」(鳴海先生)

 仲間だった毛利玲生と道が分かたれたのが描かれた直後の鳴海先生だけに、これは泣ける。なんかもう、皆大好きだ。

 ◇

 まあ、今回は歪みに染まってしまった的に蛍と対比されてたお兄さんですが、癒しと痛みのアリスで、癒してる時は優しい顔をしていたということで、歪みから優しさに後半で逆転するのが描かれる仕込みは十分なんですけどね。原作途中の作品のアニメ化ですが、アニメ版ではそこまでやるのかな?

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◇今週のピコポイント

・前回のお話を受けて棗の奴隷となってる蜜柑

 首輪をつけて引っ張られてます。どんなプレイなんでしょうか。棗・蜜柑のカプ検索でこのページに来る人が異様に多いんですが、どんなプレイをお望みなんでしょうか。

・ピグラー3号

 棗も地味に驚いてるのが可愛かった。どこかで棗の想像すら凌駕する、それが蛍の発明品です。

・イイ人化してきた念動力のアリスの少年

 当初から蜜柑の敵役ポジションにいながらも「棗さん!カレーパン買ってきましょうか!」的な雰囲気が憎めないヤツでしたが、いっつも何だかんだ言って蜜柑のためにアリスを使ってくれるイイ奴になってきました。2006年は女性キャラのツンデレ旋風で総括されてましたが(アニメイトの「きゃらびぃ」などで)、棗をはじめ、男キャラのツンデレ旋風が吹いてる作品です。時代の先駆け?

 ◇

 というかもう、蛍の過去語りの辺りから涙腺ヤバかったんですけど。環境によって人格は規定されるのかしら?的な蛍の語りの後に、蜜柑が物言わず蛍の腕を抱きしめる辺りがもう。蛍の環境=蜜柑がいた環境……とクローズアップされた所で、

 「あんたと出会えて良かった……」(蛍)

 で、エンディングの蜜柑と蛍の相合い傘の風景へ。もう、やられたぜ、今週は。

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