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 「あんたはココの夢をバカにした。絶対悪い人よ!」(夢原のぞみ)

 しつこいくらいドリーム!な1話でした。いや、でもこれ面白いです。実際に動いてるのを見ると生徒会長が好みだ。
 ◇

 何かしら夢に価値を感じてるんだけどやりたいことが見つからないのぞみという主人公が、周囲から必要とされてる親友のりんの姿を見たり、既に女優という夢に向かって歩き始めてるうららとの出会いなんかを経て、まだ夢が見つかってない自分が浮き彫りにされていくAパート。そして、自分に見つからなくても皆を見て夢は尊いモノだと知ってるからこそ、ギリンマ(カマキリみたいな人)が他人(ココ)の夢をバカにするのを見て怒り、変身するBパート。今はまだ自分自身の夢は見つからないけれど、パルミエ王国(ココの故郷の名前)を甦らせたいというココの夢を助けることを自分の「やりたいこと」として見つけて、作中の当面の目的及び当面ののぞみの夢が明示されるまでを描いたラスト……と、ドリームがテーマ的にばっちりな第01話でした。いや、いいね、やっぱり夢ですよ、ドリームですよ。以下、第01話だから、時系列的に色々とピコポイント感想。

◇アバン

 町が!なんか日本の都市部というよりは、そこはかとなく中欧チックな建物が建ち並ぶ独特の町に?僕的にはチェコの町並み(行ったことある)+日本の町並みをたして2で割ったような町に見えましたよ。普通に都市部だった無印〜マックスハートシリーズと、自然に溢れた独特の町を設定したスプラッシュスターときて、今回もちょっと捻った町を設定してきましたよ。町はこれまでのプリキュアスピリットを受けつぐなら、守るべき対象、最終的には最終決戦の舞台になる場所として機能するはずなので、今後も独特の町の世界観を推していって欲しいです。色の塗り方もちょっと変わって本当新シリーズって感じだなぁ。

◇オープニング

 主題歌は工藤真由さん『プリキュア5、スマイル go go!』。

 1・2・3・4プリキュア(5!)プリティ・キュ・キュ・キュ・キュア♪

 相変わらず飛ばしてんなー

 というか、タイトルバックのキービジュアルも学校で、全体的に町よりも学園の絵が印象的に使われてるということで、町よりもサンクルミエール学園の方がメイン舞台になるのかな。本編見てみても、めっちゃ外界の町から離れた所にある学園みたいだったし。
 絵は普通に良いです。のぞみだけメインヒロインの役得でちょっとだけカットが多いけど、あとは戦隊ものヨロシクの五人ものらしく、五人それぞれ同格に個別カットが入って、最後は5人全員集合という王道オープニング。というか、ルージュは本当に炎使いだった!とか、さらにアクアが水使いなのは分かるけど、他の3人のエネルギー元が何だか分からねー!(特にレモン)とか、色々と燃え。そしてアバンで出会った王子様ポジションの人が実はマスコットだったと知って驚愕。な、なにー。藤Pとか、和也兄さんのポジションの人今回はいないの!?(これまでは必ずOPに恋話の相手役が出てきてた)い、いや、異種族恋愛も流行だし……なんて思いつつ、でもマスコットだしなぁ。恋愛対象になるのか、タヌキ系。もしかして今回は恋話無いんだろうか。夢追う乙女に男は不要!みたいな感じで。

◇冒頭

 登校風景で既に5人の個性を描写してるのは見事。春日野うららがポスターのみで登場というのもニクイ。そして、サンクルミエール学園外界と隔絶されすぎ。どんだけ外界から距離がある所にあるんだよと。『マリみて』のリリアンみたいな町と隔絶しない中にある異種空間というよりは、『ネギま!』の麻帆良学園、あるいは『学園アリス』のアリス学園みたいな、外界と隔絶されたファンタジー空間的な学園で繰り広げられるタイプの学園ものって感じなのかな?スプラッシュスターが大空の樹の下で変身アイテムに出会う→自然がキー……だったように、学園の図書館で変身アイテムに出会う→学園、本がキー……みたいな。

◇やりたいこと、私もすぐに見つかるもん!

 いい、いいね。生徒会長水無月かれん、その親友の秋元こまちという全校の憧れの的という二人に、何気に皆から必要とされてる親友の夏木りん……と、皆「何かがある」というのが描写された所で、切ないBGMと共に必要としてくれる人達に囲まれてるりんを振り返ってしまうのぞみという図。彼女らに比べて今はまだ「何もない」のぞみというスタート地点ですよ。
 ……という所で「はじけるレモンの香り」こと春日野うらら…キターーー(>▽<)。「いいえ、まだまだです!とても女優だなんて言えません!」。わ、わなわなと台本握りしめるの怖えー(;´Д`)。単純に上昇志向が強いキャラというだけじゃなくて、これは何かしら後々で浄化される類のバックボーンを抱えてる娘の模様ですよ。でも変身前は可愛いー。「何かあったらいつでも来てねー」というのぞみに対して返したスマイルが、「何もねーよ」という営業スマイルに思えてしかたない。

◇サンクルミエール学園教室

 中学生なのに大学形式の講義堂で授業聞く形式だー。何気に重要。おそらく、これまでと違ってクラス単位が無い学園という設定にすることで、年齢差がある5人ものをやるにあたって学年間交流がしやすい舞台を作り上げたのだと思われます。これなら、普段から仲のいい先輩後輩と一緒にいてもおかしくないよ!逆には、これまでクラスメイトキャラとして確立されてきた、仁美、優子、健太ポジションのキャラを確立しづらい点が大変かも。

◇見つかるまで、探すんだもん!

 手芸部、吹奏楽部と転々としてはやりたいことが見つからないのぞみ。話飛びますが、僕の愛読してる教育系メルマガで、子供の頃にやりたいことが見つからなくて転々とするのは、様々な経験を積む点で良いこと。一つのことをやりとげないと否定的に捉えられがちだけど、むしろ小さい時に窮屈な想いをして一つのことだけやっていて十分に「好きなこと」探しをやってこなかった人が、大人になってまで「やりたいことが分からない」というニート化する傾向があるという話を読んで納得した記憶が。
 というわけで、のぞみちゃん、今はそれでいいんだよ!色々やってみて探していけばいいんだよ!

◇あなた、2年A組の夢原のぞみさんよね

 と思ったらクラス存在した。いや、やっぱ大学みたいに形骸化してるクラスなのかな?というか生徒会長さん、生徒全員の顔と名前を覚えてるって何か嫌だな。戦死者を全部記憶していたトレーズ・クシュリナーダ(ガンダムW)を思い出す。
 そして、男が図書館に入ったか入らないかで対立するのぞみとかれん。そこ、そんなに譲れない所じゃないだろ!と思いつつ、「誰が何と言おうと自分が正しいと思ったことは曲げない所」がのぞみとかれんは似ているとのこまち評。これ、あとあとの二人の物語にかかってくるんだろうな。というか、とりあえず今話では「夢をバカにするのは許せない」というのをのぞみが曲げなかった点にさっそくかかっていきますが。たぶん、この夢賛歌が、この作品の正義。

◇な、何その軽い反応、超ショック!

 そして、今度はマスコット人間体と本をめぐって対立するのぞみ。そこ、そんなに譲れない所じゃないだろ!

◇ギリンマ登場から変身

 カマキリ人間登場。か、カッコ悪い!今回も、敵幹部はそこはかとなくバカ系で行くのかな?

 「どうしても叶えたい夢があるココ!」→「夢だって?くだらない」→のぞみ怒りの表情はベタベタながら熱い。本編、OP、アイキャッチ含め、それぞれに夢を持つ4人が描かれてたからこそそれらを全否定するこの発言は許せない。

 「あんたはココの夢をバカにした。絶対悪い人よ!」

 それに対して、「夢、ハッ!くだらない」とバカにしきったギリンマが憎たらしい。

 「夢はとっても大事なものなんだよ。自分がボロボロになっても叶えたい、大切なものなんだよ。それをバカにするなんて、最低!」

 ここで憎たらしさ爆発で、そいつをぶっ飛ばすために「力」たる蝶が降臨。こ、今度の変身アイテムはブレスレッドか!ピンキーキャッチュ!コミューン降板!

 「プリキュアメタモルフォーゼ!」

 意味そのまんまの直球の変身のかけ声。ああ、もう「デュアル」って言わないんだなー。あの印象的な手繋ぎでの変身こそが「ふたりは」プリキュアだったわけですが、もうプリキュアはふたりでは無いんだとしみじみ。ということは、今年は手繋ぎ演出も無いのか。

 「大いなる希望の力!キュアドリーム!」

 発表されてた二つ名、「輝く金の花」とかの、変身時の「名乗り」も兼ねてたー!うららは毎回「はじけるレモンの香り!」と名乗りをあげるわけか!なんてはじけてるんだ!

◇コワイナー

 ザケンナー→ウザイナーときて、今回は「コワイナー」。確かに怖いよ。そうか、だからドリームVSナイトメア(敵組織の名前)なのか、とここで気付く。

◇プリキュアドリームアタック!

 これまた、意味そのまんまの直球なネーミングの必殺技。そして蝶を一匹飛ばすだけという地味さ。

 「夢見る乙女の底力、受けてみなさい!」

 の決め台詞は、キャラごとに違うっぽいですね。レモネードの台詞に今から期待だ。

 というか、地味なのは個別必殺技だからで、5人そろっての派手な合体必殺技も今後出てくるんだろうな。

◇やりたいこと見つかった!よーし、私、プリキュアになってココの夢を叶えてあげるぞ!

 とりあえずは夢の応援が自分の夢。あれだな、『仮面ライダー555』のたっくんだな。最終的に何かしらのぞみの夢もステップアップしていくんでしょうけど。物語冒頭ののぞみの夢はこういうことと描かれて、Yes!プリキュア5は始まったのでした。

◇エンディング

 歌は宮本佳那子さん『キラキラしちゃってMy True Love!』。

 プリプリプリキュアファイブ☆♪

 やっぱり飛ばしてるなー

 5人の個別カット、オープニングも鑑みるに、りんはサッカー、うららは女優、こまちは作家……と夢のキービジュアルが一貫してるのに、かれんだけバイオリンだったりティーカップだったりと一定していない。もしかしたら、のぞみとかれんが似ているという作中での言及は、まだ具体的な夢が見つかってないという点も共通してるのかもしれない。かれんは何でもハイスペックで出来てしまうがゆえに、一つに絞れない……みたいな、『マリみて』の鳥居江利子さまみたいな悩みを抱えてる設定って感じで。

 ◇

 というわけで、さっそく洗脳されかかってる自分がいます。既にオープニング・エンディングガン視して、本編2回見ちゃった自分がいるんですけどね。普通に、主題歌CDは買うわけですけどね。夢追い賛歌は、何歳になって見ても気持ちいいですよ。第01話、なんど普通だったら鬱パートに入りかけそうな展開になっても、のぞみが前向きだったのが良かった。やっぱドリームだよ、ドリーム。

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