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のぞみ惚れられるの巻。はじけてみせます、あなたのために。
良い。
前回がのぞみとりんの(既にある)友情の確認劇だったのに対して、今回はのぞみとうららの友情の構築劇。戦いに巻き込まれて逃がされたうららが、途中でのぞみのもとに戻るまでの心の動き、そういう行動を取るに至る内面ができあがる過程を1話で描ききってるのがスバラシイ。
「決心/決意」とか、そんな強い感情ではなくて、うらら自身もよく分からないままとにかく戻らなくちゃ!みたいな感じなのが良かった。それだけ、のぞみに、
「一人じゃないよ、だって私達、もう友だちじゃない!」
って言って貰えたのが嬉しかったんだよ。
アバンでオーディションの最中に学校のことを聞かれて、一人ぼっちの孤独な時間を思い出しながらも、
「学校は毎日とても楽しいです」
と、営業スマイルで答えてみせてたうららが、のぞみに授業をサボタージュして学園内を連れ回されてるうちに、自分でも気付かずに本当の笑顔を見せられるようになってるという流れが良かった。
中一の女の子なりに健気に、
「でも夢を叶えるためならそれも仕方が無いのかなって。だから、一人で頑張ろうって思ってるんです」
なんて、うらら、孤高で歩むべしと夢への決意を固めていたわけですよ。そんな健気だけど中一の女の子が掲げるには脆い決意に、がつーんとのぞみが、
「一人じゃないよ、だって私達、もう友だちじゃない!」
と、亀裂を入れて割って入ってくるわけですよ。うららも表面で言葉にした「一人で頑張る」という決意とは裏腹に、どこかで他者の存在を望んでいて……。この、表層と裏腹に内面で欲していたものを思わず与えられてしまって、その子に傾いてしまう瞬間というのは、こう、ハートのあたりがホワホワしますね。女の子同士だけど。うららが無意識に欲してたのは勿論、孤高の夢追いじゃなくて、夢追いを分かち合えるような「友だち」の存在なわけで。そんな飢餓感がつのってた所ににのぞみの笑顔とこの言葉が注入されてしまったら、そりゃうらら落ちます。
というわけで、自分でも何がなんだか分からないまま、飢餓感がのぞみによって満たされてしまったうらら、一路逃げてきた道を引き返し、のぞみのもとへ。
「のぞみさん、のぞみさん、のぞみさん!」
夏木さんのことも少しは考えてあげてと思う視聴者をよそに、何とかピンチの二人の前に駆け付けたうらら、
「のぞみさんや皆を、皆を放して!」
のシャウトと共に蝶が降臨。のぞみさんとその他のために変身です。
「はじけるレモンの香り!キュアレモネード!」
ついにきた「はじけるレモンの香り」の名乗りあげ。公式サイトに設定画が発表された時から皆がワクワクしながら待ち望んだはじけるプリキュアさんの誕生です。もう、決して期待は裏切らない。プリキュアの変身と言えば髪変化ですが、設定画から皆の目が釘付けだったボヨンボヨンの巻髪、その形成過程は「グルグル巻く」などという生やさしい表現を凌駕する、「旋回」という言葉が適切な豪快な形成過程でした。伊達にはじけてません。
「輝く乙女のはじける力!受けてみなさい!」
もはや意味的には何を言ってるのか微塵も分からない前置き台詞を置いてから、早速必殺技が炸裂。
「プリキュアレモネードフラッシュ!」
おおっと!レモネードの必殺技は無駄に無数の蝶を飛ばしまくる多段道攻撃です。伊達にはじけてません。一匹しか飛ばせないうららの大好きなのぞみさんの立場がありません。
◇
そんなこんなでその後、続くドリーム(とルージュ)の怒濤の連続必殺技が炸裂したこともあり、無事コワイナーを撃破。後日談は戦闘では全く役に立たなかったけど教師の威厳だけは振りかざす小々田コージ先生からのぞみさんと一緒にサボタージュの罰としての居残りを言い渡されるうらら、それでもその表情は嬉しそうで……。
もうアレだ、1話にて形成された、うららののぞみさんLOVE光線がスバラシイです。前回りんものぞみLOVEのために変身(超意訳)、今回もうららがのぞみLOVEのために変身と、のぞみさん好かれまくり。果たして残るこまちとかれんは如何様に変身するのか。愛は地球をとまではいかずともパルミエ王国を救うということで、プリキュアさん達のLOVE物語は始まったのでした(訳:友情っていいよね)。
◇今週ののぞみの家
どうやら学園限定というわけではなく、これまでのシリーズ通り家族劇もやるみたい。のぞみはお父さんが童話作家で、お母さんが美容院関係者。他、公式サイトにはりんの実家は花屋なんて設定も出てますね。この辺りがどう主要メンバーのお話に絡んでいくのかも楽しみ。とりあえず、のぞみのお父さんと(作家志望の)こまちとのエピソードは確定っぽいですね。なんか徹夜してソファでゴロ寝とか不安ですが、こまちに夢のある話をしてやって欲しい所>お父さん。
というか、結局のぞみがココのお世話しなきゃならないのか!教師やって給料貰ってるんだから、自活しろよ。
◇今週のこまちとかれん
「かれん授業中よ……」
で、ハシッと手を。このシーンだけでこまかれ同人誌の作成を決意したお友達がきっと日本のどこかに。希望をのせて、ドリームを追いかけて欲しいです(ドリーム=同人誌の完成)。
◇今週の敵組織さん
ナイトメア本部、めっちゃ、普通に町中にあります。ああ、ダークフォールに行けなくて苦渋を飲んだ咲舞の気持ちはどこにぶつければいいのか。
そしてギリンマさんは一時仕事から更迭。落とし穴に真っ逆さまと、ナイトメア社は更迭の仕方もロックです。
変わるガマオさんはバイト代がどうこうと言ってることから、どうやらアルバイトの模様。ギ、ギリンマさんは正社員っぽいんですけど、バイトの方が待遇がいいケースもある現実社会への挑戦状でしょうか。そんなガマオさんの今回の捨て台詞、
「なんだよもう!ただ働きかよ!」
バイトだけど成果報酬です。時給じゃありません。敵組織の給与体系が明らかになるという、割と、ヒーローものの敵組織として画期的な組織を描いてるような気がします>ナイトメア社。
このまま、派遣社員とか、色々出てくると面白いと思う。
◇
やばい、最高に面白い。今の所全話、奮起して必殺技に行くところで共通のカッコいいBGMがかかり出す演出が成されてるのが良いです。前回のルージュが顔をあげた所でかかり出すのとか、今回の、
「そうはさせない!私の大切な友だちを放して!」
の所でかかり始めるのとか最高。今話はとくに、孤独だったうららが友だちを得て変わるのが核のお話なわけで、そんな話の中のうららの「(のぞみさんは私の)友だち宣言」の所でかかり出すというのが熱すぎ。プリキュア5面白いわー。
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一方で、敵の怪人は蝶を捕食する側の生物を推すようです。カマキリとかガマとか。スズメバチとかタガメとかテッポウウオとか今後出てくるかも。「敵側のイイ奴」はバッタで、ブンビーさんは蜘蛛か蝙蝠でひとつ。
デスパライア様は実は蝶かもしれないなあ。
余談:同人誌を見にコミケヘ行くと、やはりプリキュアコスチュームをたくさん見ます。でも殆ど二人組で無印やってて、ルミナスまで揃えたチームを見たことありません。やはり自分とあと一人くらいしか見つからないものか。