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今回は皆に翻弄されるかれん様という図の表面的なギャグ話に隠れて、結構しんみりしたお話だったので感想が書きづらい。というか普通のしんみり感想。
いつもそのエピソードのメインキャラとセットで対比されたりシンクロされたりしながら描かれるのはナイトメア社の敵キャラだったんですが、今回かれん様とペアで描かれたのは増子美香さんでした。増子美香さん、これまでのプリキュアシリーズのサブキャラと比較しても、破格の待遇。
何やら、わけありでサンクルミエール通信は現在増子さんしかいないという「一人」という寂しさと、かれん様がプリキュア面々と出会うまでは「一人」で寂しかったという様がセットになりながら描かれます。
「仲間か、なんか羨ましい」(増子美香)
なんか、増子さんのアクが強くて独力志向っぽいキャラづけも、こうして第06話より前の一人で独力で頑張ってたかれん様と重なるようになるための設定なのか。
「本当は世話なんか焼きたくない。でも何かしてないと……」(水無月かれん)
そんなかれん様も、第05話冒頭で描かれた、両親が飛行機で飛び立っていってしまった風景から脱却しきれていない様子。このかれん様の設定は、夢を追って世界を飛び回る両親の犠牲者がかれん様なんだということを言っているんだと思うんですよね。夢追いの是を描きながら、それに付随する現実の犠牲をも同時に描いているという。で、たぶん何かの夢の犠牲者で、今は絶望して世界を絶望に覆い尽くそうとしてるデスパライア様VS夢の犠牲者だけど、仲間ができたおかげで立ち上がることができた水無月かれんという構図にもっていくという(かれん様の夢がまだ具体的に描かれていないのは、夢の犠牲者でも夢を獲得することができるという物語を、絶望してしまったデスパライア様のカウンターとしてクライマックスにもってくるためと予想しています)、ここ、テストに出ます。
そんな、夢の犠牲者で一人孤独だったかれん様だからこそ、大げさに言えば自分を救ってくれた夢追い乙女の仲間達のピンチに奮戦するという後半のバトルパート。熱いというよりしんみりと胸にくるバトルパートでした(音楽も、意図してかしんみりした感じのBGMでした)。まあ、美墨先輩もびっくりのチョピングブローを見せて打撃戦を演じるアクアに、だけどそれらは全てクモの糸でコワイナーを捕縛させるシチェーションにもっていくためのブラフだった!というストレートに「知性」的な戦い方は燃えでもありましたたけど。アクアカッコいいな。戦闘で頼りになるのは、やはりアクア&ルージュ。
◇
ラストは、増子さんによる正体バレ(かけ)イベントが、増子さんのマスコミリテラシーに委ねられて回避されるというオチ。ここで正体バレ回避におタカさんが一役買ってるのも、前々から書いてるおタカさん伏線ゆえだと思うんだけどなー。
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今回、初めて書き込みさせて頂きます(よりによってプリ5に!苦笑するマリ見て者)今シリーズはどのシリーズよりも精神的にシビアな予感です(敵組織云々ではなくプリサイドにとって)勿論取り越し苦労かもしれませんが…。あいば様のレビューにもそれを感じていらっしゃる?と思わせる言葉が多くて…。具体的な根拠と言う訳でないですが。お邪魔キャラ増子さん実は重要キャラとして設計されてるらしい。かれんの孤独、こまちの創作の苦しみなど消えない憂いがプリサイドに残る。主人公たるのぞみの夢が具体的に見えない。おタカさんが理事長の仮の姿だけでなくデスパラ様臭いなど。
ラストに辛い物語が待っていないことを祈るばかり。「可笑しくてやがて悲しき」という話はどうも苦手です。初書き込みで長文。容赦ください。