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 「ナッツ様がご商売を、なんと嘆かわしいミル」(ミルク)

 「お世話役見習」のミルク登場ですが、「お世話役」てなんでしょうか。メイドみたいなものでしょうか
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 ココ×ナッツ(人間体)でお姉さん視聴者の支持を獲得しただけでなく(それ系のサブカル誌に「ココナッツ特集」が組まれていたのを見かけた時はビビりました)、今度は男性視聴者をココナッツ側に感情移入させて、それに仕えるメイドを配置、みたいな。まだ、人間体が今後出てくるか出てこないか分からないので何とも言えませんが。ココナッツはスペックが高いから人間になれるという能力値的な問題みたいなので、ミルクもレベルアップして人間体にという展開はあるんじゃないかと思います。

 以下は、本日ちょっと忙しいんで箇条書き感想で。

「増子美香もたまにはまともな記事を書くんだ」(夏木りん)

 他の皆が「増子さん」と呼んでるのに対して、りんさんは呼び捨てです。呼び捨ては親しさの記号とも普通は取れますが、フルネームでの呼び捨てにはちょっぴり敵意が感じられます。りんさん、増子さんキライなの?

●ギリンマさんがレベルアップ?

 微妙な所なんですが、上司の命令よりも、プリキュアとの勝負に「こだわり」を見いだしたギリンマさんが今回は描かれたような気がします。MaxHeartの敵幹部三人も最後はプリキュアとの決着そのものにこだわってたし、S☆Sのキントレスキーなんかも上層部の目的よりもプリキュアとの勝負にこだわった敵キャラだし、ベクトルとしてはそんな感じなんじゃないでしょうか。
 これまでのギリンマさんだったら、上司から手軽にこなせる指示を貰ったら、安い仕事ができると喜んだと思うんですよ。それが、謎生物攻撃作戦よりは、プリキュアとの真向勝負を望んでいたというのは、ギリンマさんの成長なんじゃないかと。
 やべー、こんな感じで敵幹部にも成長が描かれて、ガマオくんとか最終的に働きだしたらどうしよう。

●人間体になれないミルク

 やっかいものの新マスコットは、プリキュアシリーズではお馴染みです。無印時点でのポルン、MaxHeartのルルン、S☆Sのムープとフープ。そして、それら全てが、プリキュアの二段階変身のキーを担うというのが通念です。そろそろ、二段階変身のシーズンが近いとみた。序盤6話の一人一人変身していくテイストで、一人一人パワーアップして欲しいなぁ。それで、5人全員二段階変身が完了するとまた特殊バンク発動って感じで。

●ミルクの孤独なこれまで

 共有できるのは、父子家庭でのぞみと出会うまでは独りで女優業に打ち込んできたうららと、独りで小説を書き続けてきたこまちと、父母が遠くへ行ってしまった孤独を抱え続けたかれん。りんさんにもなんかそういう設定があれば完璧だったかな、のぞみは、一人、そういう人達を牽引する役割ってことでフリーで。

●パルミエ王国復活の是非

 第01話〜からしばらくの流れと同じく、のぞみが夢を肯定してあげることで該当キャラの気持ちに重要感を補填するエピソードで、今回はのぞみがミルクの夢を肯定してくれるくだりが描かれたわけですが、帰結としてドリームコレットのスーパーパワーでパルミエ王国が復活してめでたしめでたしとなるのかと言えば、少し微妙。これまでのプリキュアシリーズだったら間違いなく奇跡の力で皆復活してめでたしめでたしなハズなんですが(MaxHeartラストのポルンとルルンのスーパーパワーによるひかりとひかるの在界ラスト、S☆Sラストの自然の力による満薫復活など)、今回のプリキュア5はむしろ『おジャ魔女どれみ』シリーズに近い印象を受けます。あれは各キャラ願いごとがあって皆スーパーパワーが得られる「魔女になる」という目的に向かって邁進するんだけど、結局はそんなスーパーパワーに頼らなくても、人間の力の範囲で努力を続けていれば願いは叶えられると落ち着くお話でした。病気は治せない、死んだ人は生き返らせられない、など、むしろスーパーパワーに過度に頼るのはネガティブチックに描かれたお話。で、プリキュア5も、ドリームコレットを使ってうららが女優になっても、こまちが小説家になっても、かれんが両親を取り戻しても、意味が無いという構図なわけですよ。結局、当人の努力と、若干の仲間パワーでそれらを実現していくのが是だと、そういうお話なんじゃないかと。だから、ラストにココナッツミルク組だけスーパーパワーで願いが叶いました、めでたしめでたしでいいのかなって。第11話「のぞみとココの熱気球」で、ココがのぞみに対してのぞみが本当の自分の夢を見つけたら、ココ達の夢より優先していいんだという趣旨のことを語っており、その辺りも伏線になるかもだ。

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 次回は、さっそくミルクが家出。なんで、追加マスコットキャラは必ず家出するんだろうな(;´Д`)

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