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ブラッティさんは相変わらずカッコいいな。
こまちさんの書いてる小説と、うららがオーディションで演じるシーンが「別れ」の場面なのは、やっぱりココのぞ、ナツこま、あとは5人も夢に向かってそれぞれエンドと、プリキュア5のラストがお別れエンドであることの示唆に思えます。まあ、ほのかのフランス留学話とか、お別れエンド伏線を全部ひっくりかえしていつまでも皆一緒エンドだった無印〜MaxHeartがあるんで分かりませんけど。そういう意味で、夢追いとお別れは表裏一体な感じが、同じ具体的な夢がある組のこまちさんとうららで描かれるというのは結構良かった。
でも、言葉にして何も言わなくても伝わるという今回の落としどころは、友情に関してはいいけど、創作に関してはこまちさんとうららダメだよな(;´Д`)。自分では伝えてるつもりでも以心伝心では読者やお客さんには伝わらないから、伝えるための技術を一生懸命磨くのに専心するのが小説家や女優なわけで。
逆に夢を追って大人になっていけばそういう過酷な世界に入るから、夢を追うのは大変だという語りが入っていて、以心伝心で伝わっていられるのぞみがやって来るという子ども時代の「今」が貴重なモノとして描かれてる感じなのかな。以心伝心なんてあり得ないと大人の常識であざ笑ってたブラッディさんが、子供時代に起こりえる(あるいは起こってると錯覚してるだけなのかもしれないけれど)不思議な以心伝心的な友情パワーに凌駕されるという絵は、子ども賛歌なプリキュアシリーズにおいて、以心伝心で仲間から必殺技が集まってくる絵的な魅力もあって結構良かった。大人が幻想だと断じてるモノを、子どもは信じてバカ正直に貫いている。そして、それが時に大人を凌駕する。少女モノ作品も、少年漫画も、それでイイんだと思います。
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「そうね、多分、何も語らせないわ。今のドラマは喋り過ぎよ。人はね、本当に大切な場面では何も言わないものなの」
(古畑任三郎・偽善の報酬)
台詞で物語の主題を伝えるのは創作者としては下の下なわけで、物語の過程や背景描写、演技力でそれを表現してこそのプロ。今回のテーマは言葉ではなく台詞だったんじゃないかなぁ、と思った第41話。
うららとこまちの夢に共有する部分があることは、子供向けにはキチンと台詞で表現していましたが、大人向けには二人を照らす二条のスポットライトがクロスする場所に、うららとこまちが座り込んでいることで表現していました。大事なことは台詞に出さなくても伝えることができるんだよ、というスタッフの隠されたメッセージだったように思います。