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ブンビーさんはイイ敵役。
前回の具体的な夢ある組のうららとこまちさんのお話から続いて、今回は具体的な夢が無い組のりんさんとかれんさんのお話。運動に関してどんな競技でもできちゃうから逆にフットサル一つを中々選べなかったりんさんだとか、一人でなんでもできちゃうゆえに逆に孤独で、一つに絞った夢が持てないとミルクに語ってたかれんさんなんかのお話から続いている二人のお話。二人ともジェネラリストとしてのスペックが高すぎるゆえにスペシャリストになりづらいという贅沢な悩みなんですが、そこはそこ、中学生乙女としてはスペシャリストにむかって専心しているうらら・こまちさんらの夢ある組に憧憬を抱いてしまいます。
あとは夢が無いってことは、お前らも絶望してるんじゃないのか?と言ってくるブンビーさんに対して、今具体的な夢が無いことと絶望とはイコールで結びつくものじゃないと反撃していくドリーム少女軍団という構図が、現実に摩耗して夢を忘れてしまった大人VS夢見るドリーム少女軍団というプリキュア5スピリットがみっちりで良かった。
特筆したいのは、ブンビーさんが、夢を追ったって叶わなかったら絶望するんだ、結局絶望するんだから絶望こそが正義という趣旨のことを語っていて、ブンビーさんも夢を追って叶わなかったという経緯を通った末に現実に摩耗した大人になっている……という背景がなんとなく匂わされた点。これは、大ボスのデスパライア様も何かしらの夢に破れたから絶望賛歌で会社までつくちゃったらしいことが示唆されてる点にも繋がる部分。
そんな、無駄にお父さん視聴者の共感を買うような敵側の大人の立場からの絶望に対して、相変わらず子ども時代の特権的な輝きを纏って、ドリーム連呼で夢を掲げてプリキュアさん達が立ち向かっていくという構図がステキ。りんさんとかれんさんには具体的な夢はなくとも思いやりがあるだとか、誰かが喜んでくれる、人を笑顔にするパワーがあるだとか、疲れた大人が一笑にふしてしまいがちなことを大まじめに掲げて反撃。二期決定のパワーは伊達じゃない。
これ、作品の落としどころとしては、一度夢に絶望したデスパライア様本人か、ブンビーさんあたりがプリキュアさん達のパワーにあてられて再び夢に前向きになるという形で、夢は絶対に死なないというのを証明してみせるという帰結しか今の所思い浮かばないんですが、ノリのままデスパライア様もブンビーさんもプリキュア5エクスプロージョンで爆破しちゃったらどうしよう(;´Д`)
◇
りんさんとかれんさんに「人を笑顔に」をキーに具体的な夢のカケラが生まれたかのようなまとめになってますが、それぞれバトル時の復活要素になったエピソードからすると、結婚式のティアラがステキだったというりんさんはアクセサリ職人、ミルクの看病が良かったというかれんさんはお医者さんなのかのう。かれんさんはミルクをしっかり看病した後、馬にまたがって剣で武装して突撃してましたが、そんなお医者さんでいいんだろうか。いいのか、患者を守るためなら、馬にだって乗るお医者さん。
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