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 「のぞみの笑顔が僕にもう一度勇気をくれたんだ」(ココ)

 純愛だ!もう、人間少女とケモノ王子でもOKです。
 ◇

 「くうぅ〜絶望しきってる連中に何を言っても無駄かぁ。頑張れ私〜」(ブンビーさん)

 よ、ようやく「絶望」という企業理念は、社員モチベーション維持の観点から非情に難アリと気付いた人がここに(;´Д`)

 「明日は我が身だぞ」って台詞が今回のブンビーさんにあったけど、本当、絶望して仮面をつけたナイトメア社員一般みたいになっちゃうかどうかは、どんな人でも紙一重という感じが滲み出てて良かった。

 もう、それはココにしろ、悪夢の中にいて絶望に辿り着きかけていた↓

 「夢も希望もなくなって、本当に悪夢のようだった」(ココ)

 ただ、絶望していったナイトメア社の皆さんとココのパラメータが一つだけ違ったのは、ココはのぞみと出会ったから。

 「そんな僕をのぞみ、君が助けてくれたんだ」(ココ)

 この辺りのココ→のぞみ感情の成立過程は、第31話「のぞみとココのラブレター事件!」にて、プリキュア史上初の男性キャラ視点からヒロインを見て感情の変遷を辿るという手法で十全に描かれているのでもう十分なんですが、本当、どん底にいたココにとって、第1話冒頭ののぞみとの出会いは奇跡という風になっております。

 そして、逆方向からは第11話「のぞみとココの熱気球」、第24話「新たなる5人の力!」などで、ダメダメっ子だと自分で思ってたのぞみがココから勇気をもらう過程がみっちりと描かれており、もう、この二人はお互いがお互いに勇気を与え合っている相思相愛。

 そんな二人に訪れる、「ココの夢が叶う時が、ココとのお別れの時」という二律背反シチェーション。

 これは、普通にどちらも尊いので、どっちのエンドとなっても涙して視聴しようと思います。

 今話内でも、二律背反の中、やがて思考放棄して絶望するんだというブラッディさんの心理攻撃の中、例え好きな人との別れが待っているとしても自分で決めたココの夢を追うということをドリームさんがシャウトする所も泣けてきたし(第1話冒頭で「夢が無い自分」という形でセルフイメージを下げていたのぞみにとって、ようやく見つけた夢というのは非常に尊いものなのです)、逆に、戦闘後のココのぞのシーンで、「私ね、本当はずっとココにいて欲しい……」と戦闘中とは真逆の胸の内を語る所も相当じーんと来た。

 どちらの道も尊いのだけど、とりあえず、今話時点での結論は、

 「僕らはいつか離ればなれになってしまう、だからのぞみと一緒にいる今を大切にしたいんだ」

 という、「今」を大事にしようというプリキュアイズム。歴代シリーズのポイントポイントで使われてきた思想だけど、今回はかなり切ないなぁ。雪がとければ消えてしまうと知っていても、足跡が残る「今」に想いを向けようってことでしょ。切ない。

 ◇

 次回、いよいよ(たぶん)ラストの憎まれ役のカワリーノさんが一手を。純粋な正攻法の実力者であるブラッディさんに対して、何やら策略をめぐらせてくる模様。地味に、予告のかれんさんの、「ダメよ、あいつの作戦にのせられては!」に燃えた。策略とか、頭脳的にこられたら、対抗できるのは知性担当のかれんさんしかいねぇ。

 そして、地味にもう一人カワリーノさんのカウンターなのがたぶんブンビーさん。地味に前半は「独力志向」という点でシンクロされて描かれていたかれんさんとブンビーさん、なるか、初の敵味方タッグ。

 ◇

●前回感想の補足だけど

 そういえば、無印プリキュアラストは、ある意味ほのかとキリヤのお別れエンドだったのを想いだした。あんな感じで、今回のココの「思い出は残る」の台詞を伏線として使って、現存世界にのぞみがココの面影を見つけて(ほのかがキリヤに似た少年を最終回で目撃するように)エンディングというのも切なくていいかもしれない。

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(『催眠恋愛』/24日:0:00時頃公開)
(24日追記:公開→

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