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ブンビーさん吼える。
ブンビーさんこれは生きてるでしょ。カワリーノさんの、
「結局何の役にもたちませんでしたね」(カワリーノさん)
の捨て台詞に対して、今までそうやって役立たず扱いで消えていった平社員、ダメフリーター、他の切り捨てられていった組を代表して、ダメ成果主義に一矢報いるに違いない。
ブンビーさんが退職届を出そうとする所が、これは積み上げてきたモノを失うということなので、ブラッディさんが戦闘中にドリームにしかけてた心理攻撃の「失うことが怖くて力が出せないようだ」の部分とシンクロする部分で、ブンビーさんもイマイチ歯切れが悪かったのは、ドリームと同じく、退職という形で失うことが怖くて力が出せない状態だったから(本気で腹括っていたら変身してカワリーノさんと戦うくらいするハズ)。ドリームも「そんなことない!」と強がってはいたけど、たぶんそれは当たっていて、ブンビーさんも夢原組も今話は力が出し切れない状態だった。
そんな中で、仲間パワーでかろうじてブラッディさんを撃退するプリキュア達に対して、ブラッディさんはカワリーノさんに今のナイトメアには何の結束も無いと吼える。ある意味結束(仲間パワー)があるプリキュア達を認める台詞で、地味に熱い。この当たりは一人で何でもやろうとして孤独だったかれんさんとブンビーさんのシンクロ話みたいな序盤から張られていたお話で、あの時は仲間パワーに目覚めたかれんさんに対してあくまで独力志向のままだったブンビーさんだったのに、ここにきてブンビーさんは退職時にまわりに結束を呼びかけ(もう手遅れで無視されたけど)、ブラッディさんは結束がないナイトメアを批判するという逆転現象。ナイトメア社もパーティ組んで戦ってたらたぶんプリキュアさん達に勝ててたので、そこは、ギリンマさんとアラクネアさんに、フリーターのガマオくんも呼んで、仕事の後に居酒屋で一杯的な、あり得たかもしれない悲しいIf。
そんなこんなのうちに、ドリームコレット@ピンキー55匹ヴァージョンはカワリーノさんの手に。次回、ついにカチコミです。無印のラストバトルの森に向かうシーン、S☆Sのラストバトルのダークフォールに向かうシーンに該当の、クライマックスのナイトメア社へのカチコミ。ラストバトル突入時に、無印の時はキリヤが、S☆Sの時は満薫がという要素があったように、序盤では敵側だったんだけど今は……!的なポジションのキャラがラストバトルに関わってくる法則として、今回はナイトメア本社の近くに落下してるであろうブンビーさんが(ブラッディさんもまだ生きてるかも)。
ドリームコレット取られて失うものは何もない夢原組に、一旦退職届けを出して消されかけたブンビーさんと、もう失うものは何もない面々のカチコミです。カワリーノさんは開けてはいけない扉を開けてしまった。パンドラの箱の底には希望が残ってたとかしんみりしたお話じゃなくて、今年の希望の人達は過激派なのです。毎年最終回に登場する超必殺技がどんなとんでも技なのか今から楽しみだ!
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>パンドラの箱の底には希望が残ってた
結構、誤伝が広まっているんですけれども、パンドラの箱に残ったのは『希望』ではなく『予兆・予知』の不幸です。未来が判るということは夢も希望も持てなくなるということ。人は可能性を信じられるから生きていけるという謂いです。プッチ神父やデュランダル議長へのアンチテーゼであり、夢を主題にしたプリキュア5に相応しい寓話だと思います。