ブログネタ
Yes!プリキュア5GoGo! に参加中!
 「あの手紙は私の所に届いたの」(水無月かれん)

 Yes!プリキュア5GoGo!第05話「生徒会長かれんへの手紙」の感想です。
 ◇

 プリキュア5GoGo!の序盤は、主に、「前シリーズからの個別キャラの成長の確認」、「シロップの仲間パワーへの目覚めの過程を描く」、「手紙のガジェットを使った本作のテーマの提示」の三本柱からなってるんじゃないかと、序盤個別キャラシリーズもあとはりんさんを残すのみの所まできてかなり咀嚼できてきました。

 「前シリーズからの個別キャラの成長の確認」は、第2話ののぞみとココの変わらない絆の確認、第4話のもう孤独じゃないうらら、そして今回第5話の独力に頼らなくなったかれんさん辺りの描写に顕著です。

 今回も前シリーズ5話と何かと重ねようとしている意図が随所に感じられましたが、前シリーズ5話では、膨大な生徒会の仕事を、「結局私がやらなくちゃ」とかれんさんは一人で抱え込んで、他人の助力を排除してしまっていて、一回ピンキーキャッチュに拒否られてるんですね(孤独で仲間を排除してる者にはプリキュアの資格が与えられない)。

 だけど、前シリーズでのかれんさんの成長があって、今回は目安箱なんか設置して自ら仕事を増やすような真似をするんだけど、増えた分の仕事は、生徒会メンバーの助力に、図書委員のこまちさんの助力に、教頭先生の助力に、オタカさんの助力に……と、上手く仲間達と協力しながら回していくんですね。

 そんな、仲間パワーをしっかりと獲得していてもう独力じゃないかれんさん……という所に、前シリーズで独力の人同士の対決で戦った因縁のブンビーさん現れると。

 ブンビーさんも前シリーズ時から仲間パワーに恵まれないから独力でやってる人なんですが、残念なことに再就職先のエターナルでも信頼できる同僚なんかには恵まれず、相変わらず一人独力でやってるんですね。そんな、相変わらず独力でやってるブンビーさんVS仲間パワーに目覚めているかれんさん。それが、今回の構図。

 で、そこに二番目の「シロップの仲間パワーへの目覚めの過程を描く」がかかってきて、シロップもメルポはいるものの、個人自由業者で基本仕事を一人独力でやってきた男なわけですよ。だから、この話時点ではまだブンビーさんに近いんですが、それがかれんに、「シロップがいたから一人じゃなかった」なんて言われちゃって、また一レベル仲間パワーに陥落して、今話ラストではサンクルミエール学園の食堂でオタカさんのお手伝いをするまでにプリキュア(仲間)達に近い所に落ち着いてしまうと。前回の、前シリーズで一人だったうららにシロップを重ねる手法といい、今回の前シリーズで独力だったかれんさんにシロップを重ねる手法といい、前シリーズの個別ヒロインの最初の物語を、今シリーズでシロップにリフレインさせている構成は面白いです。やっぱり、仲間の大事さはプリキュアではいくら語っても足りないことはないくらいのメインテーマですからね。

 最後は、「手紙のガジェットを使った本作のテーマの提示」ですが、これは主に、「双方向コミュニケーションの大事さ」と「その人個人に向けて心を込めて気持ちを伝えることの大事さ」を訴えているんじゃないかと。

 今話の話から入ると、一方向にレポートで報告だけしてるエターナルサイドに対して、プリキュアサイドで使われる手紙は双方向のコミュニケーションで、今回の目安箱に関しても、一方的なものじゃなくて、ちゃんとかれんさんが実行したあと、感謝の手紙という形で生徒からの気持ちも返ってきて、双方向のコミュニケーションが成立しているわけです。

 そして、

 「あの手紙は私の所に届いたの」(水無月かれん)

 というように、そしてシロップが手紙がメルポに届いたのは差出人がかれん個人を信頼していたからだとジャッジしてるように、一人の相手に対して、一生懸命気持ちを伝えようとしている姿勢を、とにかく作中の是の要素として描いているわけです(ここもデータだけレポートでよこせというエターナルと違う所)。

 第1話でココに一生懸命気持ちを伝えようとのぞみが手紙を書いてるシーンがまさにこの「その人個人に向けて心を込めて気持ちを伝えることの大事さ」ですし、第2話でちょっとすれ違ってしまいながらも、のぞみ→ココ方向だけじゃなくて、ココ→のぞみ方向でもちゃんと気持ちを伝えるシーンで決着しているのが、「双方向コミュニケーションの大事さ」です。

 で、そう考えると第1話冒頭、フローラさんからのぞみ個人宛に手紙が届くという今シリーズのはじまりは、まさにフローラさんがのぞみに対して一生懸命「その人個人に向けて心を込めて気持ちを伝え」て来たという物語の幕開けな訳です。

 そこで、作中で一番大事なものを無自覚に一瞬でキャッチしてしまう存在として描かれているのぞみが、その自分宛の手紙に込められたフローラさんの気持ちをキャッチして、ローズガーデンに行くことを決意すると。今はまだフローラさん→のぞみ方向だけの一方向コミュニケーションになってる冒頭なので、それをのぞみ→フローラさんも込みの双方向コミュニケーションにするために、のぞみはローズガーデンに行かなきゃならない。そういうことを第1話冒頭でのぞみは一瞬で察知してしまったから、「手紙に答えるためにローズガーデンを目指す」という、今シリーズの設定が一瞬で意味を持ったと。どんな困難を乗り越えてでも、大事に自分宛の手紙で伝えてくれた気持ちを、一方向のコミュニケーションで終わらせないために、双方向のコミュニケーションにするために、会いに行く。それがYes!プリキュア5GoGo!という物語。

・そう考えると、ブンビーさんが今シリーズ再登場時に、プリキュア宛に手紙を送ったのは意味深。

 ↓にて、『プリキュア』に関する感想などの関連コメント、トラックバックもお待ちしております。節度を守った上でお気軽にどうぞ。

→最新プリキュアグッズ


映画Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!【初回限定版】(初回限定生産)
Yes!プリキュア5 Vol.12
Yes!プリキュア5 Vol.11
Yes!プリキュア5 Vol.10

Yes!プリキュア5 ボーカルベスト!!

前回第04話「うららの台本を届けろ!」の感想へ
次回第06話「ドーナツ国王目覚める!」の感想へ
Yes!プリキュア5GoGo!感想のインデックスへ