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魔法少女リリカルなのはStrikerS Vol.3  「ちょっと頭冷やそうか」(高町なのは)

 引き続きなのはシリーズ第三期、『魔法少女リリカルなのはStrikerS』DVD視聴のネタバレ感想をば。
 ◇

●ティアナ編

 もう、一つ前の感想でも書いたけど、ティアナが昔の自分を見ているようで痛々しかった。存在証明しなきゃ!という強迫観念に近い気持ちからの強い上昇志向が空回りして、痛恨のミス。

 さらにはミスを挽回しようと無茶なことをして、先行者(なのはさんね)からキツイお仕置きの一撃(実際には連撃(笑))を貰うという。

 「ちょっと頭冷やそうか」(高町なのは)

 とヤバイ目でパッキュンパッキュンお仕置きの魔法弾をなのは様から撃ち込まれる所は、あー、や、やめてあげて!まだ若さゆえに空回ってるだけなんですよ!とティアナに感情移入して視聴しながらダメージを受けていました

 まあ実際の所は自分の教え子がこういう行動に出たら、僕もパッキュンパッキュン撃ち込みますけど。この年になって視聴してるから、なのはさんのお仕置きも分かる。

 なんて思ったら、なのはさん自体も昔は気持ちが空回ってヒドイダメージを受けたことがある……なんて過去が明らかになる訳ですよ。もう、絶対僕くらいの年齢の大人視聴者をターゲットにしてるよこれは(笑)。ここで、今のティアナと過去のなのはさん、そして今のなのはさんと、視聴している自分がシンクロして、異様なカタルシスになるという。

 ラストの、なのはさんの真意を理解して大泣きしてるティアナをなのはさんが抱きしめてる絵は、大げさに言えば「過去の自分への赦し、未来の自分からの赦し」っちゅー非常に美しいシーン。これ何回も見たわー。

●機動六課の休日編

 前半はホワホワ休日話、後半は1クール総括のバトル編となる訳ですが、バトル編は盛りだくさんなれど、僕的にはやっぱりはやてさん。

 リーダーなのに重要な局面では前線に出るというプレイヤー型管理職のあり方に視聴しながら羨望の眼差しを向ける人がここに。

 クロノ君から限定解除がはやてさんに届く(このクロノ君との信頼関係が10年を超えてまだ続いているのがまた泣ける)→今作では管理職でバックに回ってたはやてさんがついに変身→広域魔法連打で圧倒……の所が異様な燃え度だった。はやてさんカッコいい。

 引きは、人造魔道師計画なる話がでてきて、謎の少女を保護と、これまたなのはシリーズでずっと描かれている、一種の虚構存在だった女の子がアイデンティティ・居場所を手に入れるまでを描くって話が、このStrikerSでも描かれるんだなという雰囲気が濃厚になってきました。

 左側が導き手、右側が導かれる側のアイデンティティロスト少女、とすると、

 第一期:なのは−フェイト
 第二期:はやて−ヴィータ、シグナム、シャマル、ザフィーラ、リインフォース
 第三期:なのは、フェイト、はやて−エリオ、キャロ、謎の少女、などなど

 って感じ。

 第三期は、フェイトさんが第一期でなのはに救われたからこそ、エンパシーを持ってそういった孤独な子供達に積極的に手を差しのばしてるっていうのがすごいイイですね。そういったフェイトさんを、もとから強い精神性を持っていたなのはさんとはやてさんががっちりサポート。このトリオは、強いはずだ。

魔法少女リリカルなのはStrikerS Vol.1
魔法少女リリカルなのはStrikerS Vol.1

→前回:『魔法少女リリカルなのはStrikerS』(5話まで)の感想へ
→次回:『魔法少女リリカルなのはStrikerS』(最終回まで)の感想へ
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