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フレッシュプリキュア! キュアドール!キュアピーチ  「幸せゲットだよ」(桃園ラブ)

 フレッシュプリキュア!第01話「もぎたてフレッシュ!キュアピーチ誕生!!」の感想です。
 ◇

 既に釘付け。

 今回の見所ベスト5。

第5位:エンディングが3Dダンス

 きらりさんのノウハウを。すごい良くできたエンディング。幼馴染み三人でダンスユニットを結成するというあらすじを読んだ時からエンディングはダンスしかないだろうとは思っていたんですが、3Dにはびっくり。これなら確かにマネする女児視聴者もたいへん参考にしやすい。僕らの世代だと、モーニング娘。のふりつけを覚えてた同級生とか、あんなノリなんだろうな。今の女児視聴者向けに狙っているのは。

 それも思い起こせば、美翔さんのガンバランスから始まって、ダンスいける!という着想を得たはずなので、全てが無駄ではなかったと思える(いや、S☆S超名作だけど!)。

 主人公の必殺技が、『5』で大人気だった檸檬のものを取り入れて多段道のラブシャイニングなのといい、全体として5年間のプリキュアノウハウの集大成という感じでお腹いっぱいだったのでした。

第4位:パインかわいい

 ご近所様のプリキュアブログで放映前から大人気のキュアパインこと山吹祈里(やまぶきいのり)さん。初見としては、やっぱり可愛かった。

 最初のラブの他人の恋愛に首を突っ込んだ話を聞いている幼馴染み三人のシーンにて、始終可愛かった。愛称もブッキーと判明。は、はやく初メイン回と思われる第三話を……!

第3位:不幸のゲージ

 後述する「しあわせ」の対概念な訳ですが、光と闇(無印〜MaxHeart)、自然と滅び(S☆S)、夢と現実、希望と絶望(5〜GoGo!)ときて、今作の対立概念は「幸せと不幸」。とにかく不幸にしちゃえばゲージがたまってウハウハというのは微妙にしょぼいんだけど分かりやすい面白さがある。ゲージて。

 イース様も、ハッピーな雰囲気に包まれているライブ会場がめちゃめちゃになったのを高い所からウフフと笑って見てるとか、性格悪くていい感じ。しかも、いい音楽を聴いてた所に不協和音を聴かせて嫌がらせと、本当微妙に「不幸」にしてる所が面白い。暴力とかじゃなくて、本当とりあえずメンタルに不幸を感じてくれればそれで目的達成なんだ。

第2位:しあわせ

 桃園さんの「幸せゲットだよ」の口癖、四つ葉のクローバーのモチーフ、etc...と「しあわせ」がテーマなのが顕著なのですが、さすがに第01話だけあって、象徴的なシーンをこれでもかと詰め込んできます。

 「ただ、ちょっと道に迷っちゃって」(桃園ラブ)

 からの一連の流れ、敵さんの「しあわせなんて幻想」という台詞に、敵サイドの名前が、ボスがメビウスに、組織名がラビリンス。

 ようするに、いわゆる「しあわせの青い鳥」を取り入れたお話なんだろうな、と。

 敵さんの方は、迷宮(ラビリンス)を迷いながら、メビウスの輪を行ったり来たりするように永遠(インフィニティ)に本当の幸せを探している感じなのに対して、ラブは小さいことにでも幸せを発見できる、幸せはそこにあるっていうお話なんだろうと早くも第1話にて。

 ラブが道に迷って幸せ探しの迷宮に迷い込んだかに見えて、イース様の言葉に幸せを発見、クローバータウンストリート(そこにあるしあわせの象徴)に無事帰っていくという一連の流れが、たぶんシリーズを通してのストーリーライン。

 プリキュアシリーズは何気に毎回第1話に全部詰め込んでるのですよ(S☆Sの咲パパの台詞、GoGo!の「手紙」などなど)。

 なので、たぶんラブが道に迷った所から、無事帰るきっかけになったのがイース様というのも、必ず意味があるはず。

第1位:プリキュア登場

 ミユキさんが踊っていた舞台の上に、胸を張って堂々と登場してくる所が煙幕の演出もあって最高にカッコいい。

 「GoGo!」から、視聴者であるあなた(女児視聴者)も傍観者じゃないんだ、プリキュアと一緒に戦ってるんだというメッセージを、作中でも(最終話のプリキュアに手紙が届くのとか)、メタにも(劇場版のミラクルライトとか)演出しはじめたプリキュアシリーズ。

 ここ、フレッシュに到達して、リアルの玩具展開のなりきりシリーズ猛プッシュも相成って、ついに、「あなた(女児視聴者)もプリキュアなんだ!」というメッセージを顕著に発信しはじめています。憧れの存在(ステージで踊っていたミユキさん)ってだけじゃない、あなた(視聴者視点キャラのラブ)も、プリキュアになれるんだ(ミユキさんと同じステージに登場するキュアピーチ)!

 玩具展開は置いておいても、誰もが主人公というメッセージは、上で書いた「そこにあるしあわせ」テーマとも連動してかなりイイ。

 そして、今回鳥肌ものだったこのやりとり、

 「貴様何者?」(イース)

 プリキュアレジェンド、伝説の戦士」(キュアピーチ)

 伝説、自称

 超カッコいい。史上初の女児モノシリーズコンテンツに大成した、プリキュアシリーズの新鋭が発進。もはや、伝説を背負っている。なぎほの、咲舞、5、5年分の色々を背負って、6年目の新鋭発進。負けられない戦い。

 「もぎたてフレッシュ!キュアピーチ!」(キュアピーチ)

 OK、OK、その名乗り口上はどうなの?なんて、「はじけるレモンの香り!」でとうに通過した場所です。もはや怖いものはほとんどない。突き進むのみ。

 あんまりカッコよかったんで、もう一度。

 「貴様何者?」(イース)

 プリキュアレジェンド、伝説の戦士」(キュアピーチ)

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 そんな感じで、とりあえずパイン待ち。

→OP&ED

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