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映画Yes!プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースディ♪【初回限定版】 [DVD]  「私を思い出して」(夢原のぞみ)

 DVDのレンタルが開始ということで、飢餓感に任せてさっそく借りてきて視聴しました。
 以下、『映画Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ』のネタバレ感想です。
 ◇

 前作『鏡の国のミラクル大冒険!』ほど哲学的な内容では無かったんですが、エンターテイメントとして最上でした。もう、考えられる限りのプリキュア5要素を絞りに絞って観客を楽しませよう、みたいな。

 テーマは『GoGo!』本編と同じで、伝え合うこと、コミュニケーションの双方向化って所かなぁ。本編のフローラさんと館長の関係と、映画のデザート女王とムシバーンさんの関係は、ほぼ同じテーマのために描かれていたキャラという感じ。デザート女王のお菓子の背後の心が理解できなかったムシバーンさんに、フローラさんの種のシニフィエが理解できなかった館長。

 絶望的に解り合うことができない、伝え合うことができないデザート女王とムシバーンさんを背景の構造として描いておいて、伝い合える、解り合えるのぞみとココを輝かせた感じ。

 で、今回はその伝えたい題材が「愛」と作中で明言されちゃってるんですが(ムシバーンさん→デザート女王も「愛」だったのはほぼ確か。だから最後まで、どこかで自分で口では否定している愛、希望、勇気を信じたいと思ってるフシがあるように描かれている)、つまり、のぞみ→ココで伝えたものも「愛」で、や、ややや、やってしまった!プリキュアでキスシーン

 TV版最終回近辺の、石化というディスコミュニケーション装置を突破するシロップの想いと同じテイストで、洗脳というディスコミュニケーション装置を突破するためのヒロインからのキスなんですが、うん、そりゃココも目覚めるしかないよ、みたいな。

 また、このシーンの夢原さんがエロいです。

 全身チョコに変えられながら食べられそうになっているというシチェーション自体が背徳的でR-18指定なノりなんですが、そんなチョコまみれのまま、めちゃめちゃ艶っぽく口づけですよ。キスの後の、かかとを映して重心移動を表現してる箇所と、ちょっと自分の唇に指をあてる夢原さんの絵が異様にエロい。全体的に、映画だし、みたいなノりで色々解禁してる様がお腹いっぱいでした。無印5のクリスマスの時はちょっとボカしたけどね? まあ映画だしね? みたいな。

 そして、コミュニケーションとか伝え合うことって大事だよねというのはもうこのシーンで表現しきちゃったので、後はプリキュアシリーズ恒例の、一人じゃない、みんなパワーでラスボス撃破という流れになります。

 なるんですが、今回は、みんなパワーがのぞみに集まって、いわゆる元気玉展開になって、夢原のぞみ、ラスボスと単独決戦です。めちゃめちゃ燃えます。5人、「みんな」を全面に押してきたプリキュア5シリーズで、敢えて1対1の最終決戦というのがめちゃめちゃ熱い。

 メインキャラ、デザート王国の民、映画館会場のみんなが一丸となってミラクルライト2を振って、「ドリーム!ドリーム!」と連呼する所は、なにか、夢原さんを1レベル違ったステージに引き上げてしまった。宗教的な神々しさすら感じます。

 月島きらりが神だとしたら、神と2年間渡り合った夢原のぞみも、また神だったのかもしれない。な、なんか羽とかはえてるし!

 そして、映画だし、的な解放その2。TV版で通常戦闘でフルーレを使わなかったのは、たぶんマネする児童に配慮してだと思っているんですが、そこも解禁。シャイニングドリームを名乗るゴッド夢原と、ラスボスムシバーンさんで、スターライトフルーレVSブラックフルーレの、1対1のガチの超絶剣劇バトルが最終クライマックスになります。

 塔の上で剣劇決闘とか、もはや山田風太郎忍法帳のノリです。

 決着シーンも居合い抜き的な「間」があって異様にカッコいい。相手の妄念をガチ折りながら(ムシバーンさんもやられる最後に、「一人」では充足に限界があることを悟る)、ゴッド夢原、勝利。

 夢原のぞみ伝説という感じの映画だった。神々しくて、エロい、という反則的な存在感でした。ただでさえ聖女的なポジションにあった彼女が、さらにステージアップした、みたいな。のぞみに感情移入するというより、一観客として、神、後はお願いします!みたいな立ち位置で一緒にドリーム!ドリーム!って感じで観てましたよ。

●ちょ〜短編プリキュアオールスターズGoGo!ドリームライブ!

 これは語り尽くせない。つ、作ってくれてありがとう……としか。

 5年前のある朝、無印ふたりはプリキュアの第1話を見て、雪城ほのかに目が釘付けになったくらいの思い出があるディープ視聴者層には、ハートに刺さりすぎる。ゆかなさん声で再び喋っているほのかの新規映像が見られただけで、無駄に5年間のプライベートとかまで思い出して泣きそうになってしまった。

 後半の主題歌メドレーも反則。そ、そうだよ、この「すぱすぱすぱーく」を聴きながら、僕は立ち上がったんだ、みたいな。

 ええ、もう、その、『プリキュアオールスターズみんなともだちっ奇跡の大集合』は、公開初日のチケットをもうリザーブ済みです。なんてことだ、劇場でプリキュアは見ないという自分ルールが、ついに崩壊してしまった。だってこれはもうしょうがない。しょうがないと言ったらしょうがない。

映画Yes!プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースディ♪【初回限定版】 [DVD]
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