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 い、言えない。
 映画オールスターズDXを見て以来、僕の中で夢原さんが再燃してるなんて言えない。
 ◇

 ちょっち真面目な話、映画プリキュアオールスターズDXの主題の一つが「多様性の是」だった訳ですが、これはディープなプリキュアファンには言うまでもなく、無印『ふたりはプリキュア』で雪城ほのかがピーサードさんと初の主張絶叫光線技撃ち合い対決をしていた時に自分の主張として叫んでいた以来の、プリキュアシリーズ全体に縦軸に通じているテーマでもあります。

 だから、

 黒一色=多様性の塗りつぶし=敵サイド
 虹色=多様性の象徴=プリキュアサイド

 が、ほぼ一貫して演出として全シリーズで描かれているのだと思うんですね。

 で、夢原さん熱再燃で閃いたことをメモとして書き残しておくと、無印『プリキュア5』のラストの、パルミエ国民全員が同じ絶望の仮面を付けている→ココの演説で仮面が割れて中から個々に違うパルミエ国民の顔が……っていうのも、

 絶望の仮面で統一=多様性の塗りつぶし=敵サイド
 個々のパルミエ国民の顔=多様性=プリキュアサイド

 っていう演出だったんだなーと。

 さらに言うと、『プリキュア5GoGo!』のラストの、「石化」も同じ象徴演出だよな、と。

 石化=多様性がなくなってみんな同じ石になってしまう=敵サイド
 双方向コミュニケーションで石化を突破して再び色とりどりのプリキュアに=多様性=プリキュアサイド

 という感じ。

 どっちもラストの展開で、「多様性の塗りつぶしを乗り越えて多様性を輝かせる」展開が入っていたって、やっぱり『5』もプリキュアシリーズとして凄いな、と。

 それを言い出すと、『Splash☆Star』のラストも、今の世界は雑音だらけでうるさいから全てを無に帰すというゴーヤーンの主張を、星空の仲間達(=各々の星の多様な個)が打ち崩す展開で、

 無=多様性の塗りつぶし=敵サイド
 星々の輝き=多様性=プリキュアサイド

 だったんだな、と。

 無印『ふたりはプリキュア』のラストが、黒色を貫く一陣の虹色展開だったのは言わずもがなだし、本当、プリキュアシリーズすごいよな、と。

▼メモ
・夢原さんのことを考えると落ち着かない。オールスターズDXの冒頭とOPは反則だと思うんだ……。
・神っぽいプリキュアとか言われはじめている件。
・でも実際かなりゴッド。

Yes!プリキュア5 キュアドール! 夢原のぞみ
Yes!プリキュア5 キュアドール! 夢原のぞみ

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