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フレッシュプリキュア! キュアドール!キュアパイン  「私、信じてる」(山吹祈里)

 フレッシュプリキュア!第13話「シフォンが病気!?パインの新しい力!!」の感想です。
 ◇

 今回の見所ベスト3。

第3位:劇中初の「私、信じてる」

 頻発している桃園さんと蒼乃さんの「口ぐせ」に対して、ブッキーだけはめったに使わない、というか今回初だった訳ですが(第3話の時はちょっと言い回しが違かった)、爆涙シチェーションだった。

 現代人の大人が、誰しも頭を抱えている、

・大事な家族の世話(子育て、介護など):シフォンのお世話
・お仕事:プリキュア業
・自分のやりたいこと:ダンス

 この3つの両立。その大変さ、でもどれも捨てられないし、捨ててはいけないほど大事、というのがフレッシュプリキュア!には描かれている。どれか一つでも捨てられたらどんなにか楽なのに、捨てられないからみんな苦悩し、それでも頑張ってる。それが不幸でもあり、幸せでもある。

 今回の子育てとお仕事の板挟みとか、本当に誰しも経験すること。

 なまじ今作ではプリキュア業がほとんど国防のお仕事になってるので、やらなければその分他のみんなが犠牲になってしまうというリアルさが含まれています。そんな時に、病気状態の子どもや親と、お仕事の板挟みにあって……という絶体絶命のシチェーション。

 「私にもっと力があれば」

 というブッキーの気持ちが、リアルに何度も味わってきたので心底共感した。

 だけど力なんて無いから、特にブッキーは最弱キャラだから、本当に何も出来ない。できるのは、本当に「信じる」だけという、どうしようもない最後の心的行為だけ。「祈り」のプリキュアって、こんなにも深刻な意味だったんだな。最後には人間は「祈る」しかできないという。

 そこで飛び出す、劇中初の、

 「私、信じてる」(山吹祈里)

 何度も同じ心境になったことがあるので、マジで貫かれた。

 美翔さんの「絶対諦めない」も、もはや「諦めない」と口にすることしかできないほど絶望的な状況というのが前提だったように、ブッキーの「私、信じてる」も、「信じてる」と口にすることしかできないほど状況が絶望的な中での、最後の「祈り」だったという。

第2位:シフォン喋る

 最後の「祈り」は通じることもある

 これもリアルに経験したことがあるので、感動的だった。

第1位:パインフルート登場

 上記絶体絶命の状況で、シフォンからの「がんばれ」コール。

 それでも、自分の身よりもお仕事を全うせよと子どもから言われたお母さんという状況ですよ。

 そこでブッキーのキュアスティック初登場という流れが熱すぎる。お母さんとしても、もうやるしかない!というシチェーション。バンクと音楽もいちいちカッコいい。

 倒すのではなく、浄化したという、「不死身の敵」に対する解答も、どことなくS☆Sっぽい。S☆S好きにブッキー好きが多い感触を得ているのですが、さらにその路線が繋がった感じ。

 そんな感じで、最強のサウラーさんに対しても、最弱のブッキーの最後の拠り所にしか過ぎない「祈り」という行為には意味がある、対抗し得るという爆涙エピソードでした。ブッキー側に完全に感情移入してしまう辺り、僕も一弱者に過ぎないんだろうなー。

▼メモ

 新学期商戦合わせか(去年のミルキィ登場と同時期)、4人目エピソードが次回から開始。候補である赤を身につけているミユキさんと、赤い目をしているイース様と、両方予告に映しているのがニクイ……。

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