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フレッシュプリキュア!【1】 [DVD]  「誰だって怖いものの一つや二つあるでしょ」(桃園ラブ)

 フレッシュプリキュア!第16話「恐怖の文化祭!夜の学校に響く足音!!」の感想です。
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 今回の見所ベスト3。

第3位:桃園ラブ、開眼しはじめる

 「誰だって怖いものの一つや二つあるでしょ」

 の辺りとか凄い夢原さんっぽい。表面上はロースペックだけど、深層で人の心を救ってくれるというテイストが、ここ二話ほど顕著に。

 オールスターズDXも主題上繋がってるのだろうから、やっぱり映画にあったのぞラブ、というか先行者夢原さんと、はじまったばかりの桃園さんというのはテーマとしてあったんだろうな。夢原さんは桃園さんにとって方向性として追わないといけない人、あるいはいつか超えないといけない人。

 物語上イース様を救う役割を担っているので、桃園さん、急速に成長しはじめています。夢原さんは闇夢さんを死なせてしまっているので(心は救ったけれど、6人目のプリキュアとして連れてくる的なハッピーエンドではなかった)、ある意味、桃園さんは夢原さん超えを果たさなければならない。あの、ひび割れた水晶に何かを想う……というエンディングを超えて、イース様を東せつなとして(前回のモチーフで言うなら)光の中に連れてこないといけない。この最難関課題に、シリーズ主人公中最ロースペックな桃園さんが挑むというのがフレッシュの熱い所。しかし桃園さんはやる時はやる娘っぽいのが既に滲み出てるのも熱い所。

第2位:夜の学校でガイコツに追われる

 おそらく無印「ふたりはプリキュア」第09話のオマージュ。ゲキドラーゴさんがしかけた人体標本に、美墨先輩、雪城先輩も追いかけられておりました。桃園さんは妙な所で対抗意識を燃やして、骸骨標本に押しつぶされるという姿を披露してくれました。桃園さんのキーワードは、「マジ落ち込み」と「大盤振る舞い」だと思う今日この頃。

 しかし、大輔くんは結構頑張るな。ミユキさんネタは出さない、表面上はツンで通すが、本当のピンチの時には一生懸命守ろうとする、と彼なりのフェア精神が感じられる。

 また、恋心自体は伝わらずとも、桃園さんにもそれなりに伝わって、桃園さんが大輔君を汲んでくれてるのがいい。

 「大輔は情けなくなんかない〜<中略>〜100万倍強くてカッコいいんだから」

 の所はちょっと涙腺にきた。それでも、こういう肝心な言葉は大輔くんには届いていない、大輔くんの肝心な気持ちも桃園さんには届いていない、というのも、「すれ違い」がよく描かれて重要な意味を持っているプリキュア脚本的。

第1位:次回、蒼乃さんついに出番

 今話のブッキーさんと桃園さんの新武装を見て自分にふがいなさを感じている描写から、送り手としても意図してこの話数まで温存していたのがほぼ明らかになった感じです。

 参考として、

蒼乃美希温存説

 と

蒼乃さんにベリーソードが供給されるシチェーションを予想してみる

 の二つの記事で書いていた解釈、予想は、次回予告の「蒼乃さんの家でシフォンのお世話をすることになる」という展開からも、ほぼ確かな感じがしてきました。

 シフォンの成長条件、新武装発動条件は、お世話スキル、もっと言うなれば「疑似親スキル」なんですが、両親の愛情がたっぷりと描かれている桃園さん、ブッキーさんに対して、片親しかいない蒼乃さんにはそのスキルが半分しか備わっていない。それが、蒼乃さんが色々な点で一番遅れた作中の(というか作り手の)理由付け(それゆえに、第12話はやはり蒼乃さん的な重要エピソード。あの話で桃園父、ブッキー父で描かれていたような父性的なカッコ良さや愛情を、蒼乃さんだけが十分に知らない)。

 次回、そのハンデを蒼乃さんが乗り越えてみせる最初の話ということなんだろうと。ギャグ調予告でしたが、全てフェイクで涙腺エピソードだと予想。

 やっぱり蒼乃さんもマジ泣きするのかな……。「あたし完璧」なはずなのに、「疑似親スキル」の点であたしは決して完璧になれない。そのどうしようも無さに涙した所でシフォン発動だと、桃園さん時、ブッキーさん時と一貫した芯が通った演出で最高だと思うのですが。

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