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フレッシュプリキュア!第24話「せつなの苦悩 私は仲間になれない!」の感想です。
今回の見所ベスト5。
第5位:管理国家ラビリンス
単色で同じ方向に向かって歩いていく管理された人々。
「5」の絶望の仮面とか、「GoGo!」の石化とかと同じニュアンスの比喩表現。単純に管理し過ぎてるだけじゃなくて、多様性を殺す国家という意味でやっぱりプリキュアシリーズの敵役なんだな、ラビリンスは。
単色に染まっている世界でイース様が光を追っていくと、ラブ達に出会う。そこで色が入って、多様な色をしたラブ、美希、ブッキーの存在。イース様から東せつなに気が付いたら変わっていて、東せつなも多様な個の一つなんだ、という表現は良かった。
第4位:桃園家の晩餐
せつなさんを楽しませようと、水面下であれこれやっているのが面白い。普通に心の温かさからやってるんですが、なんだか桃園家大喜利みたいになってるのが面白かった。桃園母、ほうれん草嫌い、とか、桃園父の精一杯のギャグとか、色々頑張ってみたけど、なかなかせつなさんから座布団が出ない。
しかし、結局凝り固まってるせつなさんの心をほぐしたのは、桃園さんの「お母さん、ごはんお代わり!」のギャグでした。ギャグというか、桃園さんは計算して笑いを取れる娘じゃないので、素だったっぽい。あぶねー、ここで神様が与えた的な素のギャグが炸裂しなかったら、せつなさんの心はほぐれなかったかもしれない。「幸せの実感の獲得」というせつなさん的にも作品トータル的にも重要なイベントが、桃園さんのギャグに委ねられたというハラハラするシーンだった。
第3位:東せつな変身
桃園家の晩餐で幸せの実感を獲得したせつなさん、ようやく心から気付く。やばい、幸せを壊すって、ダメだった。
コミックスの表紙の出来で売り上げが数万部変わるというフィクション業界。4人目商法の集大成を任された変身バンクがテラ熱い。なんかクルクル回ってます。横回転に縦回転。見ろ、これが4人目のプリキュアですよ! 的な大人の本気。
第2位:プリキュア・ハピネスハリケーン
こっちもなんだか凄いことになっていた。
「吹き荒れよ! 幸せの嵐!」
の台詞も、何度も聞いて考えてると軽くゲシュタルト崩壊起こしそうになる。「荒れよ」が面白いんだな。この幸せ、荒れている!
管理状態から離脱したせつなさんのハピネスは暴風状態。ベルリンの壁が崩壊して雄叫びをあげる民衆。抑圧感が充満した学校で、尾崎豊「卒業」的な行動に出る中学二年生。父権性が強い家庭から出て、自由奔放な上京ライフをはじめる若年女子。なんの例えでもいいんですが、管理国家の元で幸せを抑圧されていたせつなさんの、解放された幸せはもう止まらない。ハピネスなハリケーン。とりあえずハープを弾いてみたり、天使の羽を撒き散らしてみたり、ハリケーンを起こしてみたり、やりたい放題。こ、これが4人目のプリキュアか……!
第1位:やり直し
桃園母が温かい。伊達に天使の母をやっていない。
任務に失敗したら寿命を切られたラビリンスとは違う、終わらないやり直しの過程。それがツラクもあり、幸せでもある。
「精一杯、頑張るわ」(東せつな)
で、4人目の「口ぐせ」が登場して、本当にせつなさんが4人目に。
しあわせ、ゲットだよ。
あたし、完璧。
わたし、信じてる。
せいいっぱい、頑張るわ。
コア視聴者には常識ですが、縦に読むことで「しあわせ」。全然ゲットできない幸せも、全然なれてない完璧も、信じるしかないような状況も、もしかしたら4人一緒でなら、なんとかなるかもしれない。そんな感じ。
→さっそく出る
「Let’s!フレッシュプリキュア!」(新バージョン)&新ED「H@ppy Together」
→色々出る
「フレッシュプリキュア!」ボーカルアルバム1
フレッシュプリキュア! オリジナルサウンドトラック
→前回第23話「イースの最期!キュアパッション誕生!!」感想へ
→次回フレッシュプリキュア第25話「イース対パッション!?私は生まれ変わる!!」の感想へ
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