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魔法少女リリカルなのは 劇場版1st に参加中!
 という訳で、全力で公開初日に観てきた、劇場版なのは、「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」のネタバレ感想です。
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 とりあえず地球上のエース級が集まって作った映画だと思いました。アルタミラの壁画に現代人も何かを感じるというように、10000年後の人間でもこの映像を見たら何かしら感じるものがありそうな勢い。なのはさんも歴史級になってきたか……。

 TV版をDVDで一気視聴した時から自分の視点が変わった点として、自分で絵も描き始めたから分かる。1カット1カットがアース級でした。高みは果てしなく高いのが嬉しい。

 そんな感じで、
 「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」の見所ベスト5です。

第5位:変身シーンが新規描き下ろし

 TV版のバンク級を越える級で新たに作られている変身シーン。魔法少女ものの花なので、エラく凝っているのが嬉しかった。最初の変身のフルバンク(もはやバンクといって良いのか分からないですが)もさることながら、後半の天空から舞い降りてきながら変身の所がカッコ良かった。フェイトが精神的にボロボロの所で、天空からなのはさん降臨というのが、もう、神々しい感じ。

第4位:スターライトブレーカーが凄すぎる

 魔砲少女の志士名を持つなのはさんの代名詞、スターライトブレーカーが最後のフェイト戦で初登場するんですが、ヤバイ威力、ヤバイ迫力になってます。そこ、気合い入れすぎた。

 StrikerSも含めて、現在映像になっているスターライトブレーカーのシーンで最強を更新しました。

なのはさん:「受けてみて!」

 正面から受けなきゃならないフェイトさんに同情する破壊力。ゴジラとか倒せるレベルです。一女の子に放つ威力じゃない。

第3位:プレシア・テスタロッサの過去シーンがエラく長い

 TV本編よりも長かったんじゃないだろうか。悲哀十分に装填で良かったんですが、女児視聴者などいるなら退屈と感じそうな部分。そういう意味ではなのはさんはやっぱり大人視聴者を念頭においた魔法少女作品なのかもしれない。扱ってる話も相当重いしなー。

 自分がアリシアの身代わりの虚構存在だったとフェイトが知って、バルディッシュを落とす→バルディッシュが砕け散った所から過去シーン開始というのは素敵な演出でした。バルディッシュを手にした後のフェイトという存在は偽者だった、という所からはじまって、ホンモノであるアリシアの記憶、だけどやっぱり確かにあったバルディッシュやリニスの存在などと共にあったフェイトの時間……と流れていく、長い過去シーンは大人視聴者としては見事だと思いました。

第2位:TV版とまったく同じ所で泣いた(僕が)

 もう途中から、やばい、僕は絶対このクオリティであのシーンが来たら泣くと予感を通り越して覚悟完了してたんですが、身も蓋もなく泣き崩れました。

 TV版と一字一句変えてない(たぶん)名シーン。挿入歌が入るタイミングも同じ。もう、このシーンは凄すぎてあんまり変えられないんだよな、たぶん。

 フェイトとしての時間は偽者で自分はアリシアの身代わりでしかない、信じていた母親の愛情などというものすら存在していなかった、フェイト・テスタロッサなどという存在はなかった。という所で瞳からハイライトが消えて一旦フェイトが廃人状態になる所がTV版と同じく痛ましい。のだけど、その後フェイトは何故かなのはさんのことを思い出す。

フェイト:名前を呼んでくれた

 フェイトなんて存在はなかったはずなのに、なのはさんは何度もフェイトちゃんフェイトちゃんと真剣に名前を呼んでくれていた。それは、確かにフェイトも存在しているという証。

 砕け散ったはずのバルディッシュ(=これはフェイトの時間の象徴になっている)がリカバリした所で挿入歌開始。

「本当の自分を始めるために、今までの自分を終わらせよう」(フェイト・テスタロッサ)

 あー、ダメだ。このシーンは問答無用で胸に突き刺さってくる。TV版も同シーンで心ゆくまで涙したけど、その破壊力は今回も健在。なんで、一度本当に全部を失ってボロボロに壊れきった人間が、それでももう一度立ち上がろうとするシーンっていうのはこんなに胸にくるんだろうなー。

第1位:なのフェイの物語、始まる

 そして、なのフェイ同人誌を死ぬほど生み出すきっかけになったであろう、こちらも歴史的なシーンで終幕。

 なのはさんが名前を呼んでくれたから救われたフェイトが、友だちになるにはどうすればいいの? となのはさんに尋ねて、なのはさんが名前を呼べばいいんだよ、とアンサーを返すシーンは今でも神です。お互い抱き合って名前を呼び合うシーンは、百合とかそういうのを越えて何か胸に突き刺さってくるものがやはりあります。

 そして、「お互いのリボンを交換する」は今回も破壊力が高かった。また、エンディングでなのはさんのリボンをつけて微笑むフェイトさんなんか挿入されるからね!

 ◇

 という訳で、観にいって良かった。「魔法少女」という、日本が生み出した謎の文化の、現時点での最前線の映画だったと思います。なのはさんは、やはりカッコよかった!

→エンディング曲も良かった

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TV版のなのは第一期を一気鑑賞した時の感想
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