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フレッシュプリキュア!第50話(最終回)「笑顔がいっぱい!みんなで幸せゲットだよ!!」の感想です。
今回の見所ベスト7。
第7位:桃園さん最終回でパーソナルデータを公開される
AB型で身長は159cm。いまさらそんな桃園トリビアを公開されてもというタイミングでの大公開です。
データを完全管理されてる不気味さを描くといったこと以上に、データで人間完全管理という考えの滑稽さも描いていた場面だった気がする。しょせん桃園トリビアレベル。もうちょっと発展したとしても、人間という存在についてぶっちゃけ科学的にはまだ何も分かっていないような状態なので、分かってないようなものを完全管理はできない。前番組の仮面ライダーWでフィリップくんが言っていた、「心までは検索できない」という、感情論でも精神論でもなく、わりと事実。
第6位:もう一度飛ぶ
メビウス様の大演説から、桃園さんの瞳がアップになる所がカッコ良かったな。メビウス様が語ったこと全て、桃園さんの存在そのものが静かに反駁している。
その代わりあなたが管理した世界には、思いやりも、喜びも、幸せも、ない。
間違うことも悲しいことも不幸なこともあるけれど、やり直せるし、その分思いやりも喜びも幸せも生まれる。
恐ろしいことに言ってる人達がみんな有言実行組というか、本当に間違ったし悲しかったし不幸だった人ばかりなので説得力があります。
メビウス様の管理の拘束をぶち破ってもう一度翼を広げて飛んでいく所がカッコいい。「何をした!?」ってメビウス様は理解できないんだけど、幸福面だけを押して完全管理しようとしたメビウス様には、一度不幸のどん底に落ちた人間の強さが分からない。
第5位:メビウス様自爆
これは、わりと恐ろしいラストだった。
桃園さんは物理攻撃や力でメビウス様を破壊した訳ではなく、ただ一言、
「あなたの幸せは、何?」
と、問うただけ。
メビウス様、この問いの重みに耐えきれずに自爆。どんなに物質的に豊かになっても自殺率が下がらないという今の世の中の闇をさりげなく描いていた感じ。
もちろん、ラビリンスがif世界という設定上、視聴者にもこの問いは向けられています。物語序盤で桃園さんに同じ問いを問いかけられたイース様は東せつなとして生きて、何故メビウス様の方は自爆してしまったのか。
第4位:ラビング・トゥルーハート・フレッシュ
前回でこそオーロラエクスキューションポーズで激しいことをやっていましたが、劇場版でお披露目の時は、脅威の「伝達技」でありました。ラスボスを倒すためじゃなくて、シフォンに気持ちを伝えるための最終必殺技。これが夢原さんとはちょっと違う桃園路線。ウェスターさんの「ありがとう」とか、サウラーさんの「ごめんなさい」も一緒に伝えているというのが温かかった。
第3位:東せつな帰る
せつなさんはウェスターさんとサウラーさんと共にラビリンスへと帰国。「やり直せる」というテーマがあった以上、ラビリンスという国家のやり直しと、東せつなという個人のやり直しが最後に合流するというのは、これしかないラストなのだろうとずっと思っていました。
イース様とウェスターさんだけだとちょっと心配だけど、サウラーさんが実務面などでは優秀さを発揮してくれそうなので、きっとラビリンスも大丈夫。
エンディングの「クローバータウンストリートを俯瞰する東せつな」の絵はさすがに涙腺にきました。フレッシュプリキュア!の全てを表現していたようなシーンだった。
第2位:桃園さんの返事
「いっわなーい」
作画がえらく綺麗だ(笑)。
色濃い沙汰抜きで構成の話をすると、第1話では他人の恋に一生懸命になる桃園さんという絵から始まったのが、最終回では桃園さんが自分の恋の当事者になる絵で回収されるという風になっています。
第1位:Happy Together
これも、第1話でキュアピーチとしてステージに上がった桃園さんが、最終回では桃園ラブのままでステージに上がるという綺麗な構成になっています。第39話の沖縄回の、
「だからいつものあなたでイイと思う」
ってやっぱり作品上も重要なテーマだったんだな。
そして通常エンディングのプリキュアとしてのダンスではなく、桃園ラブら普通の人間の4人としての「H@ppy Together」の絵が物語の終幕。綺麗だ。一生ものの作品になった。
→前回第49話「驚きの真実!メビウスの本当の姿!!」感想へ
→次回ハートキャッチプリキュア!第01話「私、変わります!変わってみせます!!」の感想へ
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