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   という訳で、映画公開初日に観てきた『映画プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』のネタバレ感想です。
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 『映画プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』の見所ベスト15。

第15位:ミラクルライトが量産されている

 映画DX1でナッツさんが開発した決戦兵器、ミラクルライトが量産されて謎のテーマパークフェアリーパークで配られておりました。チケットとか入場券という単語から、普通にビジネスとして運営されていると思われます。ナッツさん、慣れない自営業で腹ペコで倒れる所から、開発した商品でテーマパークを運営する所まで来たか……。

 また、ミラクルライトはいざという時プリキュアさん達にパワーを供給できる決戦兵器なので、「パークを訪れた人に配る」というのは安全警備上非常に効果的。もう、プリキュアさん達とも長いつき合いなので、何かしらの危機に巻き込まれるのは想定済み。想定済みな上で対策も練っている。ナ、ナッツさんはやっぱり凄いな。

第14位:満さんや薫さんに台詞がある

 DX1のサービスカット的出演じゃなくて、ちゃんとあの世界で生きているキャラクターとして今回は描写されています。みのりちゃんとの会話や咲舞を信じてるかのような描写から、普通にS☆Sアフターとして繋がっているっぽい世界観。これは泣けるな。またこの二人も相当強いんだけど、今回は避難民の防衛役に回っていたと解釈してみる。

 他にも志保とかブンビーさんとか、歴代のキャラクター達が台詞付きで多数登場。DX1の時よりも全てが繋がっていて、肉付けされている! しかもディケイド方式のパラレルワールド感は薄く、普通に各本編が終わった後に合流してる、各本編から連続しているアフター的な世界観なんだよなー。この世界観が続いていく限り、夢原さんにも時々会えるということか。嬉しい。

第13位:桃園さんが相変わらずロースペック

 DX1にあった、前主人公と現主人公が出会うシーンで、「無印ふたりはプリキュア」の出会いのシーンを彷彿とさせる「一期一会の白色世界」になる演出が今回も花咲さんと桃園さんの出会いのシーンであります。

 なんだけど、DX1が先行者夢原さんとこれからの桃園さんが出会った。もうちょっと言うと、桃園さんが何かヤバイ凄い人に出会っちゃった的なシーンだったのに対して、桃園さんは今回このバリバリ演出が効いた「出会い」のシーンの後、着地に失敗するという神業を披露してくれます。凄い良いシーンでも全力でロースペックしてくれるのが、庶民派の桃園さんの良い所です。

 この後も桃園さんがボケる(ほ、本人は真面目にがんばてるんだが)度に劇場の子ども達大爆笑で、桃園さん人気あったんだな、と思った。新人の二人から総ツッコミ受けるってどういうこと!?

第12位:歩く本音マシーンVS歩くロースペック

 端的に言って、他のプリキュア娘さん達とフレッシュ組がはぐれている状況は、桃園さんがチケットを忘れたりしたから(ロースペックだ!)という現状に対して、本音マシーン来海が悪気はないないんだけどグサグサ突っ込んでたのが面白かった。桃園さんもグサグサダメージ受けてたのが面白かった。

 せつなさんの「ラブは悪くない。ラブにチケットを預けてしまった私達の責任だ」という素の台詞にますますグサグサ刺さっていく桃園さんが面白かった。さらにこのラブせつペアをはじめ、フレッシュ組はツッコミ役不在でボケ倒すので、相対的に来海さんがツッコミ役に回らざるを得ない状況も面白かった。あの「ウザ」かわいい来海さんが、相対的に常識人に見える、だと……。

第11位:時間軸上、映画DX1の続き

 花咲さんと来海さん以外は、DX1で知り合ってプリキュア娘さん達全員が既に面識がある。というかDX1のエンディングにあったように、時々遊んだりして既にだいぶ仲が良いという状況・前提で今回の映画は始まってます。

 マジで、DX1が出会いを描いた第1話で、今回が普通に第2話みたいな感じなの。ちゃんと時間軸を追って展開しており、そう考えてみると、花咲さんと来海さん以外のプリキュア娘さん達には、既に一度共闘して巨大な敵と戦ったことがある的な盤石の絆が既に感じられます。ラブ、のぞみについて語るの図とか良かったわー。個人的に妄想していたのぞラブとか、これから公式でもあり得るのか。

第10位:桃園さんが頼りになる

 楽しい遊園地の時間は終わり、敵さん来襲。

 地盤崩壊で分断されたプリキュア娘さん達。花咲さんと来海さんの手元には、ミップルとメップルが。ちょ、これ変身できない!

 変身できないまま再生怪人のアラクネアさんに捕縛されて花崎さん来海さん、このままプリキュアに変身しないまま散華されようという所で、響き渡る「チェインジ!プリキュア!」の声。

 桃園さんが来てくれた! 長きプリキュアの歴史は、既に単独変身を可能にした段階にある。ちょ、新人さん、最新鋭なのに単独変身できないの!? と戸惑いつつかは知らないけれど、このシーンのフレッシュ組が、描き下ろしの天空から舞い降りながらのノーバンク変身も相成ってめちゃめちゃカッコいい。頼もしさが半端無い。このシーンだけで映画見たもとは十分にとったな。ロースペックだけど、ロースペックなんだけど、頼りになる時は頼りになる女。それが桃園さんなのであった。

第9位:火VS火、水VS水

 今回の映画の構図は、時間切れでレインボージュエルが敵さんに奪われる前に、花崎さん、来海さんがレインボージュエルに辿り着いて保護すること。で、それを邪魔する再生怪人達。

 カレハーンさんとアラクネアさんの強襲をフレッシュ組の参戦で切り抜けた花崎さん、来海さんの次なる相手は、モエルンバさん&ミズ・シタターレ姉さん。

 一瞬で相手の強さを悟る花崎さんが素敵。ま、まだ新人の二人は幹部級とガチ戦闘したことないもんなー。

 そして、そこに現れる、モエルンバさんの巨大炎とシタターレさんの巨大水を撃ち抜く、こちらも強力な火炎と水。プリキュアチームにも、作品をまたげば炎使いも水使いもいた! 夏木さんと水無月先輩率いる「5」チームの出番! S☆Sでは花と鳥には圧倒的に相性が悪かったこの二人の敵幹部も、今回はガチでぶつかれます。この正面から撃ち合おうという思想がめちゃめちゃ「5」っぽい。唸りをあげる夢原さんのシューティングスターが相変わらずカッコいい。こ、こんなアグレッシブなプリキュアがいるなんて聞いてない! という感じのモエルンバさんとシタターレ姉さんが面白かった。

 なお、さらに来襲したハデーニャさんに、ミルミルさんが謎生物体でビンタするという絵も見られました。「5」組のアグレッシブさはちょっと他のシリーズの類をみないな……。

第8位:シフォン、ウラガノスを倒す

 さて、その頃他の謎生物組は、ミラクルライトを探すためにフェアリーパーク内を奔走しておりました。そもそもミラクルライトを無くしたのがポルンとルルンのうっかりだったりと、謎生物間のスペック差が地味に顕著。素体でミルミルさんがハデーニャさんをビンタしてる一方で、こちらの謎生物たちはウラガノスさんと遭遇して大ピンチに陥っていました。ウラガノスVS謎生物連合。超燃える。

 結論から申しまして、勝因は謎生物チームにシフォンさんがいたことだった。今作でも謎の生物力をいかんなく発揮します。実はミルキィローズとか、実はインフィニティとか、謎生物さん達の中には、なんかうっかり凄いのが混じっている。

 シフォンのミラクルライト、多段道発光攻撃の前に、ウラガノスさん消滅。シフォン強いな。伊達にシフォン砲で占い館ごと消滅させた経歴を持ってない。

第7位:満を持して「ふたりは」組登場

 「なぎさとほのかはミップルとメップルがいないと変身できないの」(夢原さん)

 花崎さんと来海さんが、元祖「ふたりは」の所まで辿り着けるか、バトンを繋げるかという熱いもう一つの構成があった今作。

 強敵キントレスキーさんを前に、桃園さんも殴り合ってみた、花崎さんもちょっと頑張ってみた、だけど……という所でついに美墨さん・雪城さん登場という所が最高に熱かった。元祖、殴り合いプリキュアは、私達。その勝負、受けて立つ。

 ここからなぎほの、咲舞の「ふたりは」組の超戦闘が展開されるんですが、地味に新人の花崎さん来海さんペアへのアンサーになってるのが熱い。確かに、謎生物がいないと変身できないかもしれない。数が少なくて、見栄えも地味かもしれない。4人や5人よりも、限界もあるのかもしれない。しかし「ふたり」だけで戦い抜いて世界を救った生ける実例がここにある。だから花咲さんと来海さんも、「ふたり」で頑張っていい。

第6位:ルミナスが役に立った

 天空からの巨大ハーティエル・アンクション炸裂。あの動的な強敵キントレスキーさんやノーザさんを一時停止に追い込むというナイスアシスト。強者に弱者が有効打を放つ的な熱さ。ここの黒白でバトル、ルミナスがサポートで、他作敵幹部4人を実質上相手にできるって所が凄かったな。伊達にパイオニアにして生ける伝説の人達じゃない。

第5位:キュアブライト・キュアウィンディ、飛行す

 今作の目的、「花崎さんと来海さんがレインボージュエルの元に辿り着く」。最後の難関は「高度」。こ、これは飛ばないとダメだ。しかし花崎さんと来海さんは今の所飛べないし、シロップ君は別働隊。ホホエミーナは、今回はいないよ! にっこにこー。

 という訳で、我らが日向さんと美翔さんのフォームチェンジの出番です。精霊の力。飛べるって貴重! 本当、バトル途中でのこの二人のフォームチェンジは何回、どんなシチェーションを変えてもカッコいいな。

 咲舞が飛行したまま花咲さんと来海さんを放り投げて、最終難関はクリア。後は、新人に任せた!

第4位:フォルテッシモ敗れる

 ようやっとレインボージュエルの元に辿り着いた花崎さん来海さんでしたが、タッチの差でレインボージュエルは敵さんの手に。巨大ラスボスが出現してしまいました。

 思わず、そのラスボスっぷりにビビる来海さん。そ、そりゃ、まだしょぼいデザトリアンしか相手にしてない身の上からしたら、いきなりこれクラスのラスボスは荷が重い。Wシューティングスター、ことフォルテッシモによる強化突撃も跳ね返されてしまいます。だ、ダメだ、いつものようにエクスプロージョンして「ハートキャッチ!」と決められない。

 思わず絶望しかける来海さんの横で踏みとどまったのは花咲さん。

 これが、今作の最大逆転要因になった。遡るように桃園〜美墨と繋いでくれたのに、自分はまだ何もやっていない。如何に「内気・最弱」がデフォ設定の花咲さんと言っても、何かしら感じるものがあった。だから、この局面でも、花崎さんからあの言葉が炸裂。つまり、歴代プリキュアさんの誰もが絶体絶命の状況で叫んでいた、「絶対諦めない!」。気弱な花咲さんでも言うんだ的な熱さ。

第3位:17人プリキュア飛行部隊

 全ての希望の源らしいレインボージュエルが陥落しても、花咲さんのハートにある希望は消せなかった。この辺りは「心」がテーマの「ハートキャッチ」を上手く使ってきたなー。確かに、希望は物質世界にあるというよりも、誰かの心に灯っているもの。

 定番のミラクルライトの力を借りて燃え上がる希望の光。ま、まあこっちのチームには絶望の仮面を軒並み打ち壊した希望のプリキュアさんとかもいるしな。

 そうして、慣行される、決戦兵器ミラクルライトによって顕現する、フルCGの17人プリキュアキュアエンジェル飛行部隊という決戦フォーメーション。

 うがー。もうこれ考えた人も実現させた人達もおかしいな。17人のプリキュアさんが翼を広げて飛び回る空中戦をやりましょう! うん、企画考えた人、おかしい!

 もう、何がなんだか分からない。確かに、希望のプリキュアである夢原さんのシューティングスターを、花咲さんと来海さんのWで慣行しても効かなかった。だったら、17人でシューティングスターやればいいじゃない! という理屈は分かる。分かるけど、やはり何かがおかしい。17人のプリキュアさんが翼を広げて流星となって突撃していくの図は、また何かを一つ越えてしまった感がびしびしと伝わってきました。フレッシュ劇場版→桃園単体エンジェル、フレッシュTV版最終戦→4人キュアエンジェル、オールスターズDX2→17人キュアエンジェル。う、うん、もうなんでもいいから、行ってみよう!

第2位:プリキュアテーマパーク構想

 そんな感じで、17人の天使部隊によって無事ラスボスさんは撃破され、結構な時間、アフターパートの「プリキュア娘さん達が遊園地で遊ぶの図」が描かれます。

 謎生物の乗り物やパレードで恐怖を覚えたんですが、こ、これはまさかプリキュアコンテンツの次なるビジョンは、リアルプリキュアテーマパーク建設……なのか!? ディズニーとか、そういう歴史的事業に足を踏み込んでいく段階にそろそろ辿り着くのかもしれない。

 楽しみではあります。複製不可能な体験を売るということ(アニメ自体は複製可能なコンテンツである点が一般的に商業上のウィークポイントでもある)で、確かにこれからの時代はそっちを目指すべきなのかもしれない。ディズニーランドに行ってもミッキーに会えるのはレア、みたいな感じで、めったに出会えないプリキュアさんがいたりと、色々面白そう。ステージがあれば、歌やダンスで凄い収益源になるしなー(最近音楽で稼いでいる人は、CDを売るんじゃなくて、顧客をクロージングしてライヴで稼いでいる)。よし、構想が発表された暁には、株を買おう!

第1位:フルCGの17人のプリキュアさんが歴代主題歌メドレーにのせて踊りまくるエンディング

 もう、何がなんだか分からない。

 ただ一つ言えるのは、3月24日に発売のオールスターズDX2主題歌CDに、このエンディング映像(ショートバージョンとのことですが)が付くDVD付属版を設けたのは、沢山の人を救ったと思う。早いうちに繰り返し見られるようにならないと、禁断症状を起こす視聴者が続出する可能性があった。

 すげー。もう訳分かんないくらい凄くて、何も言葉が出てこない。色々なものに感謝して、悟りを開くような類の出来事だった。

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 終了後には、もはや恒例の感もある、『ハートキャッチプリキュア!』単独劇場版が10月30日公開の告知も。もう、プリキュアさん達はどこまでいくのだろう。

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