講談社Mook様の『だいすきプリキュア! ハートキャッチプリキュア!&プリキュアオールスターズ ファンブックvol.1』をゲットしてみたので、簡単に感想を書いてみる。「vol.1」ってことはシリーズ化していく方針なのかなー。
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 基本的には特別付録であるデータカードダス(「ハートキャッチドリームダンス」)のスペシャルカード、「プリキュアオールスターズカード」目当てでゲットする人が多いのではないかというムックです。現在Amazonさんで上位に食い込んでいるのも、この限定カード効果な気がします。

 内容とは関係ないんですが、プリキュアシリーズに限らず、最近の商品戦略に見られる「何にでもカードがつく」という販売戦略は、実はいわゆる「ユビキタス」と親和性が高いのではないかという気がする。関連業界の方、ご一考をお願いします。ここまでプリキュアさんが3D化している昨今、台所のデバイスに桃園さんカードをスラッシュすると、3D桃園さんが出て来てハンバーグのレシピをご教授してくれるとか、そんな夢社会もそろそろ行ける気がするんだ。技術的、環境的にカードの限定性を保持すれば、キャッシュポイントの構築はそんなに難しくない気がしますし。

 ムックとしては、親御さん向け記事として、「キャラべんクッキング!」なる特集が掲載されているのが面白かったです。海苔で花崎さんと来海さんを再現とか、そんな感じ。うむ。こういう愛情たっぷりのお弁当を作って貰えるお子さんは幸せだ。付け合わせのウインナーに花柄っぽく切り込みを入れるとか、無駄にレベルが高い。

 漫画は児童向けですが、もはや普通にハートキャッチ組とフレッシュ組が共闘するお話になっています。おどろくべき「オールスターズ」という概念。去年仮面ライダーディケイドで「世界の破壊者」をキャッチコピーに扱っていたテーマと色々絡めて捉えられるのも、偶然とも言い切れないようなタイミングです。ディケイド見てた人に分かるように言えば、ディケイド完結編の解答を素で実行してるのが後番組のプリキュアさん、みたいな。

 それと関連して、児童向けに(おそらく)線を少なくしているので、このくらいの漫画なら僕でも少し頑張ればそろそろ描けそう。いわゆる二次創作の問題などが整理されて一般人の意識も成熟してきたら、真面目に今度は「クラウド」の考え方に入っていく未来もあり得る気がしています。もしクラウドの土壌がプリキュアさんで発達してきたら、ぶっちゃけ版権元にパーセンテージで版権料は払うので、作ってみたいI-Phoneアプリとかあるんですけど。「夢原時計」とか、「桃園レシピ」とか、アイデアはあるんだ……。ハッ。このブログ、無駄にIT系の読者さんとか多いので、これ協力すればマジで作れちゃうよ。マーケティングは俺がやる、ここは俺に任せて先に行け! あとは環境の問題だな……。