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(引用)
ここに来てようやく、映画はその年のシリーズのテーマを1時間に圧縮リメイクしたものだと気が付きました。
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あー、確かに『映画フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?』もそうだなー。
・そこにある幸せに気付く(玩具を大事にしている子ども達もいるとトイマジンさんが気付く)
・やり直すことはできる(テディベアに戻ったトイマジンさんは女の子に貰われていき、"やり直し"が始まる所で終劇)
辺りがフレッシュ本編を凝縮している感じが顕著。
特に、「一度悪に染まっても、やり直すことはできる」はイース/東せつなと、トイマジンさんでほぼ完全にリンクしている。劇場版でトイマジンさんを"撃破"ではなく、"浄化"で決着させなくてはいけなかったのはそういう理由かー。
やり直せるきっかけが桃園さんなのも一緒だし、その"やりなおし"が始まる決定的に重要なシーンで、天使的な桃園さんが天空から舞い降りてくるというのも、絵的な演出までシンクロしている(本編は第22話「せつなとラブ あなたがイースなの!?」、映画はキュアエンジェル登場時)。
劇場版、トイマジンさんの元に天使桃園さんが舞い降りてくる所で、それを見上げるパッションさんが一言だけ、
「ラブ……」
って言うんですが、この文脈で行くとめちゃくちゃ良いシーンだな。「一度悪に墜ちて道を踏み外したとしてもやり直すことができるとしたら、それはLOVEのおかげだ」という一般名詞の「LOVE(愛)」もかかっているし、東せつな個人としては自分とトイマジンさんとの境遇を重ねながら、やっぱり桃園ラブはこういう人間なんだと、桃園さん個人名の「ラブ」を呼んでいるとも解釈できる。
最近DVDで見直していてまたエラく感動おりましたが、これもやっぱり素敵な映画です。パジャマパーティとか。(そこか!)
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ちなみに劇場公開時に観た時の感想はこちらです↓
●映画フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?/感想
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