映画オールスターズDX2記念特別番組、ようやっと本日仙台で放送になりましたので、簡単に感想です。
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 各作品の紹介を兼ねつつ今までのプリキュアシリーズの映画を振り返りながら、最後にオールスターズDX1の夢原さんの台詞で締めるという編集・構成がニクかったです。

 発表時系列順的にはDX1よりも劇場版フレッシュの方が後な訳ですが、あえてそこは順番を逆にして、MH〜フレッシュの順に紹介、最後にDX1としていたんだと思います。独立した作品としての各々の歴史もあるけれど、それらを辿った後、DX1でみんな合流した、という感じ。

 そんな編集意図にそって、今回の特番でも最後に使われていたDX1の、

 「だってみんな同じ空の下にいるんだもの」(夢原のぞみ)

 の夢原さんの台詞が、それぞれ独立の作品だったプリキュアシリーズが、同じ空の下=(オールスターズの世界観)に融合した瞬間を比喩的に表現していたんだと改めて気付きました。全シリーズを通しても最重要であろう台詞を任されている辺り、やはり夢原さんは何かが違うな!

 オールスターズ世界観は本当ファンには嬉しい。シリーズが続いて行けば行くほど一人一人、一作品一作品に避ける時間が減っていくという構造上の問題があるけれど、実はそれは「そもそもの時間容量の拡大」という解決策があるので、劇場版を三部作にするなり(電王か!)、そもそも独立したOVAシリーズにしちゃうなりすればまだまだオールスターズ世界観で行けちゃえたりするはずです。OVAシリーズとか、『おジャ魔女どれみ』の先例もあるし、コアファン向けに最適化していけば収益上も成り立つ気がします。

 「同じ空の下にいる」は本当見事な表現。古今東西、果てがないもの、どこまでも続いていくものを表現するにあたっての代名詞だからね>空。

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