衣装演出上、それとは反対に「変わらないにもほどがある」の最右翼は、寝間着姿の花咲さんということになります。
と、ということは、あくまで「変わるVS変わらない」でクライマックスを迎えるとしたら、さらに力へと傾倒してスーパ化したスーパーダークプリキュアさん(変わり過ぎ)相手に、寝間着姿(もちろん眼鏡も装着)の花咲さん(変わらな過ぎ)が突撃(チャージ)するというのが最大の見せ場になるはず!(な、なんだってー)
う、うむ。これだと花咲さんが勝利する要因が微塵も思い浮かばないけど、絵的にはめちゃめちゃ熱い気がする。
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ちなみに、生徒会長の男装やもも姉のファッション着などが、衣装を使った「変わる」側の象徴演習になってるのもほぼ確かだと思ってるのですが、だとすると昨日の第11話は、おそらくブルースリージャージがまさと君の「変わる」側の衣装を使った象徴演出になっていたんだと思います。
ブルースリージャージを着こんで表面だけ変わっても意味がなかったというのを、現在のファッションでプリキュアに変身してるような(これも外見だけは変わる)花咲さん・来海と重ねながら、でも大事なものを守るために必要なのはまずは表面的な変化よりもハートを燃やすことというのを描いていた1話だったんだと思うとだいぶすっきりします(だからスナッキーに立ち向かっていった時はブルースリージャージを着ていない。ハートのみ)。
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ちなみにハートキャッチのこの「変わる/変わらない」のテーマは、フレッシュプリキュア! 第39話(沖縄回)の、桃園さんの、
「だからいつものあなたでイイと思う」
から正統に後継しているテーマだと思う。
フレッシュプリキュア! も、第1話ではキュアピーチとしてステージ上に立った桃園さんが(プリキュアに「変わって」壇上にあがった)、最終回ではありのままのロースペック桃園さんのままステージに上がってダンスを踊って終劇(プリキュアに「変わらない」ありのままの桃園ラブでも努力で主役にはなれる)という構成を取っていた作品でした。
ハートキャッチが描こうとしているのはおそらくその先。
オールスターズ世界観でシリーズコンテンツとして熟成してきたプリキュアシリーズのこういったテーマ的な受け継ぎとか発展も面白いと思うのでした。
フレッシュプリキュア! なりきりキャラリートキッズ キュアピーチ