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 「パパなんとかして」(来海えりか)

 ハートキャッチプリキュア!第19話「涙の嫁入り!父の日の記念写真です!!」の感想です。
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 今回の見所ベスト3。

第3位:料理スペック、来海>もも姉

 わりとデザインと料理は親和性が高いので、来海が料理スペック高めなのは頷ける。本当なんでも出来る娘だ。桃園さんと対決しても結構良いところまでいったりしたら桃園さんが泣く。

 そしてもも姉は意外とファッション以外はロースペック。こ、この人は、「外見だけではダメ」テーマでもう一話くらい主役張ったりするんじゃないだろうか。青繋がりでコブラージャさんと何か絡めるのを狙ってる気がするので、外見問題に関してトドメを刺すようなエピソードに期待したい所。

 そして何でもそつなくこなす花咲さんはマジ職人。食材の分析から調理、撮影まで。番組序盤の「内気さ」問題が既に解決したかのようなここ最近。この話数でこれは一旦転落しそうで、既に盛者必衰感が漂っています。

第2位:来海ママと馬、パンダ、互角

 「みんな凄くイイ顔をしてるでしょ」(来海パパ)

 以前写真部の女の子に来海パパが語った「愛」は、対象が人間に留まらず、動物にまで及ぶことが判明。「つぼーみ! つぼーみ!」みたいな感じで、「パンダ! パンダ!」って写真撮りまくるのか。うーむ、イイ人だ(えー)。

 そして、その広範囲に深い愛情を来海ママが許容しているのが長年の夫婦度を感じる。「私よりパンダが大事なの!?」みたいな段階は通過した上で夫婦愛を育んでおられる。

 第12話の「外見だけを留めておく(恋人と仲直りしようと外見だけ着飾った(変えた)女性の写真)」とは逆に、「変わらない本質を留めておく(アキさんとお父さんの変わらない親子の愛情)」ものの象徴に今話では使われていた「来海パパの写真」はなんか後半どデカい所で使われそうだなー。もう一つ注目してるのは第09話で出て来た「新種の花」で、それぞれ、「変わらないものを留めておこう」「それでも変わってみせる」に対応してる気がちょっとしていたりします。

第1位:彼女たちは旅人のようなプリキュア

 おそらくはほぼ「父の日」回補正という理由から、第2クール以降の「プリキュアさんがゲストキャラの問題解決にあたって一役買う」がまたなくなり、今回はその役割は来海パパ一点突破に。う、うん。まあパパの日だからな……。

 それにしても、改めて今回のプリキュアさん達は「通りすがりの心の守人」であって、ゲストキャラさん達の問題の本質的解決には決定的には介入できないんだなと思いました。一緒に物作りするようになった第2クール以降も、基本的にはそれは変わらない。

 毎回ゲストキャラがいる分、一人一人に徹底的に入れ込む訳にはいかない。ギリギリでデザトリアン療法→フォルテッシモコンボで心理的問題の一時浄化ははかるけど、それから後の物語はゲストキャラさん達それぞれが当事者として頑張るしかない。

 今回も、基本的にはゲストキャラ家の問題は何も解決していない。このままだと、お嫁に行ったアキさんが、いよいよお父さんに介護が必要になって畑も続けられなくなった時に、また深刻に悩むだけ。

 今回のゲストエピソードは、プレ「おジャ魔女どれみ」のあいこストーリーみたいな感じがしたなー。この後お父さんに介護問題が発生し、アキさんは離婚して介護帰郷、子どもは旦那さんと別の町へ……となると、「おジャ魔女」のあいこストーリーが始まることになる。

 この後アキさん家には、「おジャ魔女」4年分のあいこストーリー相当の物語が待っていそうなんだけど、そこには花咲さんも来海ももう介入はできない。あとは、ゲストキャラさんの物語だ。

 ディケイド的な、それぞれの世界に物語がある分、旅人はしょせん一つ一つの物語の当事者にはなれないというようなお話。

 で、ディケイドディケイド言ってるけど、前から書いてるようにハートキャッチも、どこかで、ディケイド夏の映画みたいな、それでも、「プリキュアさんにも自分自身の物語がある」展開が来る気がする。

 漠然と今考えているのは、

1. 花咲家か来海家に、重大な問題が起こる

 か、

2. 月影家の物語において、ついに当事者レベルでふたりは介入する

 のどっちか。

 「1」はまだ両家の家族が心の花をしおれさせていないので、可能性アリな気がするし、月影家の物語が今後作中メインストーリーで重要になっていきそうなのは、わりとストレートな予想だったりもします。

 でも、次回予告で第三の妖精「ポプリ(黄色)」が出て来たのを見て、

3. 3人目が最初の当事者プリキュア

 な気もしてきました。伏線通り太陽キュアさんなら、名字に光ワードが入っていて(明堂院)、この前黄色い服を着ていたいつきさんの可能性がある訳ですが、いつきさんの家の問題もまだ解決してないんだよな。おじいさんやお兄さんもまだ心の花しおれさせていないし。どうやってもお兄さんは病気で家は継げないし、家の伝統が変化だからと、明堂院流解体で済ませるのは、これもまた作品テーマにはマッチしない。いつきさんがもろ当事者なだけに、若干あからさますぎてかえってミスリードな気もしていたけれど、いつきさんがそこまで重要キャラなら、「自分自身が問題の当事者として変身するプリキュア」に期待したい。

・しかし、「第三の妖精が赤子」まで「ふたりは」原点回帰なのか
・タイトルロゴの内側の色から「プリキュアになる順番」とすると、次が太陽キュアさんで、ムーンライトさんは最後っぽい。

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→前回:第18話「最強伝説!番長登場、ヨロシクです!!」感想へ
次回第20話「第3の妖精!ポプリはかわいい赤ちゃんです!!」の感想へ
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